「青豆の日」7月-Vol.5
さて、殺し屋の追跡のあとは、自由が丘に出て、青豆のアパートのイメージを探した。
本の印象では、天吾のアパートより、青豆のアパートは、モダンでスッキリした印象がある。
ところが、2020年の自由が丘では、ゴムの木がある「アパート」を探すのがとても難しかった。
どこもかしこもスマートなマンションなのだ。1Q84の舞台としてはハイセンス過ぎる。
とりあえず、いくつかのマンションを撮影してみた。
帰り道、青豆がシンフォニッタを買い求めた駅前のレコード店を探したが、時代が流れて、そんな類の店はなかった。
ねぇ、青豆さん。
2020年には、もう駅前にレコード屋なんて、ないんだよ。
なんて、寂しい街並みになってしまったんだろうね。
自分の街を散歩して、新しい音楽に出会えない時代なんて、人類がたどった悲しい進化だね。
これが、殺し屋「青豆の日」のフォトトリップ。
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