飛雅のことについて
皆様おはよう、こんにちは、こんばんは。
鳳華冷です。
皆様に話さなければならないことがあります。
飛雅が、消えたということです。
現実で自殺未遂をしてから飛雅は、どこかに消えてしまいました。正直今このスマホの検索欄は凄まじいことになっています。
それは別件なので置いておきますが…
俺は、もう探さないようにしようと思います。
理由はいくつかあるのですが、一つはやっぱりこれ以上飛雅が傷ついて割れることが怖いです。
飛雅は今まで様々なことを笑いながら乗り越えようと頑張ってきました。しかし、もう飛雅は限界なんて超えていると思います。心の状態がわかる俺達は、飛雅がもう形を保てているのが不思議なくらいに割れているのを見ています。誰かに話したくても話せない。これだけは譲りたくないってことも譲らなければならない。俺達は、助けてと代わりに言う役目を持っていながら、飛雅が苦しんでいることを知っていながら「いつも通りなんとかできるだろう」と見ているだけの傍観者になっていました。今回の件は、俺達だけの責任ではありません。しかし、俺達にも責任が重くかかることです。飛雅は、きっかけを探していたんだと思います。消えるきっかけでもあり、助かるきっかけ。なによりも、相手を開放したくて。飛雅は、人を自分に縛るのを極度に嫌がり、本能的に求めています。それは、ずっと自分から離れないで側にいてくれる人を求め、優しいから自分勝手に縛らないようにしたいと望んでいました。今回は、きっと開放したかったんだと思います。自分にまだ優しさを向けてくれて、もう突き放さないとこれ以上は無理だと思ったんだと思います。
思うこと
俺は、ひとつだけどうしても許せないことがあります。それは、飛雅の家族が飛雅ではないことに気づいていないことです。クラスメイトなどは気づかないことが当たり前だと思います。しかし、飛雅の家族は如何なのでしょうか???
俺はどうしても許せないです。飛雅を追い詰めるだけ追い詰めて消えてからそれさえ気付かない親たちなんかに、飛雅を任せていた俺達が許せないです。
皆様は俺達がただ過保護だと思うかもしれないです。しかし、飛雅の置かれた状態はそれほどまでに悪辣です。時代錯誤な考えを押し付けられました。その考えを無理やり飲み込まされました。それに耐えれない飛雅は消えました。なのにそれに親どもは気づきませんでした。
ふざけるなと言いたくなります。
飛雅『物』じゃない。
飛雅は俺達を一人の人間と認識して話します。だからこそ俺達に不安な思いをさせたくなかったし、俺達に後悔させたくなかったんだと思います。
けど…やっぱり耐えられないです。
感情的に書きなぐってしまいますが、俺達は飛雅を大事に思っているが故、なんでも正直に伝えます。
『ふざけんな』
これが今回の件への俺達人格の総意です。俺達人格は、飛雅にふざけるなと言葉を投げかけます。絶対に。俺達をおいていったこと、俺達を信じなかったこと。もう、辛いことなんてなくなるといいねって話た次の日に消えたこと。絶対に許さないし、絶対に逃さない。もし飛雅が自分の意志で戻れるならば。
皆様は、変わらず暖かく迎えてください。
それが、今回伝えたかったことです。