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マクガフとダイヤモンドバックスの2024年9月

マクガフとダイヤモンドバックスの今シーズンが終わりました。2024年のここまでの振り返りはこちら。

今回はチームのことから書きます。

ダイヤモンドバックスの9月

熾烈すぎるワイルドカード争い

レギュラーシーズンの全日程が終了してもワイルドカードに残れるかわからないという。MLB2年生としては、昨シーズンに引き続き、こんな白熱した展開に関われるなんてありがたいことではあるのですが。まあしんどい。

ハリケーンにより順延となったブレーブスとメッツのダブルヘッダー。ダイヤモンドバックスがワイルドカードに生き残るには、どちらかのチームの2連敗が必要でした。初戦に勝ったチームはその時点でワイルドカードが決まります。こんな苦しい状況で奇跡は起こるはずもなく、ダイヤモンドバックスは今シーズンを終えました。

重たい1勝

最終的にはダイヤモンドバックスとメッツとブレーブスが全く同じ勝敗で並ぶ中、メッツにもブレーブスにも負け越していたダイヤモンドバックスが脱落したかたち。あと1勝が重たくのしかかる現実に打ちひしがれることとなります。

失速の9月

9月は13勝13敗。後半戦の快進撃を思えば完全に失速です。波に乗るかと思えば取りこぼし。特に9/19からのブリュワーズ4連戦にて3連勝で迎えた4戦目。8-0のリードをひっくり返されるという大失態。さらに最終カードであるパドレス3連戦の2戦目。順位確定によりメンバーを落として来たパドレスに0-5で敗れるという大災害。勝つべき試合に勝っておかなければこうなります。

最後までケガ人に泣く

離脱していたセカンドのマルテ、ファーストのウォーカー、キャッチャーのモレノは次々に戻って来ていたけれど、スターターのネルソン、ブルペンのシーウォルド、レフトのグリエルJrが9月も次々に離脱。特に後半戦でローテーションの柱へと成長していたネルソンの離脱が大打撃でした。シーズン通してベストメンバーが揃わない中、最後までケガ人に苦しめられたかたちです。

いろんな判断って難しい

ブリュワーズに8-0から負けなければ、メンバーを落としたパドレスに負けなければ、そもそもブレーブスでもメッツでもどちらかに勝ち越せていれば、不調に陥ったシーウォルドのクローザー交代がもう少し早ければ、調子の上がらなかったモンゴメリーのブルペンへの配置転換がもう少し早ければ、とかとかタラレバに切りはありません。チーム運営の一つ一つの判断って難しいですね。

マクガフの9月

チャンスを失ったベテランの辛さを書いたのがこちら。

ここで書いた通り、9/17にマクガフはメジャーに戻ります。昨年の9月はケガでIL入りでしたので、ワイルドカード争いの佳境でブルペンにいられたこと自体は本当に良かったなあと思います。結局、シーズンの最後までマイナー降格はなく、3試合の登板機会がありました。

9/17 ロッキーズ戦

メジャー昇格当日に登板機会を得ます。2点ビハインドの5回裏2死2・3塁で先発のモンゴメリーをリリーフ。フォアボールで満塁となりますが見逃し三振でピンチを切り抜けます。やったぜ!

しかし回をまたいで6回裏に2失点。リードを広げられ最下位ロッキーズに2連敗となってしまいました。

9/23 ジャイアンツ戦

3点ビハインドの5回表2死1・3塁で先発のロドリゲスをリリーフ。空振り三振でピンチを切り抜けます。やったぜ!

その後、回をまたいで2回1失点。勝ちパターンを温存することに貢献しました。

9/28 パドレス戦

パドレスがメンバーを落として来た例の試合です。8回まで0-0のスコアレス。本当はここまでに点を取っておかないといけなかったんです。先発のロドリゲスを4回2死で降ろした後、ギンケル、マンティプリー、トンプソン、マルティネスと勝ちパターンで8回まで無失点を続けてきました。

そして9回、トレード加入後に無双状態だったパックがまさかの2被弾。マクガフの緊急登板となります。きっとまともに準備できていなかったんだろうなあ。パックが降板するなんて思わないもんなあ。カットだかスプリットだかのすっぽ抜けを被弾します…。こんな最終登板。つらい。

2024年の成績

<メジャー>
試合:26 回:32.2 勝:1 負:3 S:0
防御率:7.44 HR:6 三:25 WHIP:1.68

<マイナー>
試合:33 回:36.1 勝:1 負:2 S:8
防御率:3.22 HR:2 三:37 WHIP:1.35

メジャーでは苦しかったけれど、1年間投げ通しながら、メジャーを目指す3A選手の奮闘と悲哀を見せてくれました。さて、今年でダイヤモンドバックスとの契約が切れるマクガフ。果たして今後どうなるのか。状況を見守りたいと思います。

大切なおまけ

あの日。青木選手の引退試合。ちょっと期待していました。極寒の神戸で青木選手と石川投手が寄り添いながら泣いているシーンの直前には、必ずマクガフの雄姿があります。であれば…。

あの日。さすがに現地には来ていなかったけど、マクガフから青木選手へのビデオメッセージ。ですよね。期待通りでした。ファンもうれしかったです。ヤクルト球団に感謝。

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