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国際大会と国内大会の違い

どーも!黒田祐加です。元アスリート、現在はテニスコーチや大会を作る仕事をしています。

今日の話は「主戦場をどこにおいているかで行動も変わる」というお話です。

国際大会のほうが価値が高い

国内大会を開催して大きく違うのは出場選手の層の違いです。JTT300万円として国際大会より賞金総額をあげたところでテニスの大会は国際大会よりランキングが高い選手が大勢出場してくることはありません。女子のテニス界は国際大会のほうが価値が高いと考える選手が多いということです。

今回主戦場を国際大会の大会に出場している選手と国内大会を主戦場にしている選手が混在していたので、わたしが感じた小さな違いを伝えていきたいと思います。

大会要項をしっかり理解できる

今回の大会は感染症拡大防止の観点から選手にはさまざまなお願いをしていました。そのお願いや大会出場のために必要な書類等は大会開催要項に記していました。表記の仕方や文言が的確ではなかったかもしれませんが、問い合わせが多数いただきました。その問い合わせの内容はほぼ開催要項に書いてあることでした。その多くは予選の選手(100位以下)もしくはジュニアで初めて一般の大会に出場する選手でした。選手本人から問い合わせであればまだ話ができるのですが、その親御さんからの問い合わせが多かったです。

国際大会のときにも問い合わせはあります。しかし、親御さんが連絡してくることは少ないです。わたしは選手自らが電話することが大切だと思います。それは自分が試合に出場することなので・・・。

練習コートが埋まらない

今回の国内大会は練習コートの争奪戦がほとんどなく平和でした笑 国際大会では「1人1時間とか1コマ」と記載しても消して書いたり、試合終了コートを見つけてはすぐにそこで選手が練習していたりします。今回はそこまでたくさん練習する選手がいなかったので、練習コートはほぼ空いている状況でした。また、試合が終わってすぐに練習コートにむかってクールダウンや練習をする選手も少なかったです。

ストリングサービス&ボディーケアサービス

国際大会と同様に大会中、ストリングの張替えやトレーナーのケアもできるように用意していました。しかし利用する選手は多くいませんでした。もちろん無料で提供していることではないのでお金はかかりますが、道具、身体にお金をかけられないではランキングを上げていくことは難しいと感じました。

自分を変えたければ、付き合う人を変える!住む場所を変える!時間の使い方を変える!

という言葉がある通りで、住む場所を変える(主戦場を変える)ことは自分を変えてそしてランキングを上げることに繋がると感じました。

今回は国内大会と国際大会の比較でしたが、ITF(国際大会下部)とWTA(国際大会トップレベル)でも主戦場は違います。そこにも小さな差があると思います。住む場所を変えるとは大きな大きな変化が生まれやすいということは覚えておくといいかもしれません。

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