たびだち
さっき、子供が海外旅行に行くというので 空港まで送っていった。
帰りの車の中で思ったこと。
赤ちゃんの時は四六時中、文字通りわたしの手の中にいた。私の視界からフレームアウトすることはなかった。
幼稚園に行ったとき、初めて(数時間だけど)他人と過ごす時間があった。
迎えに行ったとき、走ってくるわが子を見て涙ぐむ。
小学校の修学旅行。。。何故か全然心配なかったのでスルー
中学生に。地元の中学校に行かなかったので、電車で約1時間の通学。
大雨だ、人身事故だ!と何かあるとすぐ止まる電車。
携帯電話も持っていないし、一人でどう対応するのか心配で心配で。
お友だちと遊ぶ時もそう。私立なので遠くから来てる友達が多く、待ち合わせができなかった。大きなターミナル駅なら待ち合わせができそうなものだけど、12歳の子供は「自分の歩く道」しか知らない。そでぞれ、自分が使う路線・最寄り駅~ターミナル駅経由~学校までの路線 なんだけど、だれもが通る大きなターミナル駅では待ち合わせができない。
中3の時、ホームスティに行く。海外には連れて行ったことがあるし、ちゃんと生活ができる子だけど、長い期間の生活に親として不安がないはずがない。いまのようにLINEもないし。
高3の時、自動車の免許を取った。車貸してね~といわれた時の心配といったら、、、。大丈夫だとは思ったけど、帰るまで生きた心地がしなかった。
大学生になり、子供たちは兄弟で1か月のヨーロッパ旅行に出かけるという。社会人になってからでは長期の休みがむずかしいし、社会勉強として海外旅行は大賛成だ。
だけど、、、もしかしたら私は 授かった子供を一度にみんななくしてしまうかもしれないと、毎日旅行行程表とにらめっこし、安全を祈っていた。
今日送っていったのは、中3の時ホームステイしたご縁で、その時一緒に行ったお友だちと同じところを訪ねる旅行だ。
もう、何度目かの訪問になる。たくさんのお友だちも一緒だ。
あっという間に大きくなっていったような、
でも バイバイ~~と手を振る様子は 子供の時の笑顔のまま。