どうしたってポジティブになれないんだよ
ポジティブシンキング、プラス思考、前向き、こういった言葉に何となく嫌悪感に近いものを抱く人もいるのではないでしょうか。
世間では完全に【ポジティブ > ネガティブ】の構図が成り立っていて、ポジティブな人は色んな場面で生きやすく、ネガティブな人は何かにつけ損をするという世の中の認識になっていることは異論ないかと思います。
ポジティブな人の方が明るく健康に毎日を過ごしていて、仕事もうまくいきやすく、周囲の人からも好かれる。
ネガティブな人はなんだか暗くて不健康で、仕事でも結果を出しづらく、友達も少ない。なんかこう、じめじめしてる。
ポジティブとネガティブに関する世のイメージは、ざっくりこんな感じではないでしょうか。
だからこそ世間は「ポジティブに生きよう!」と説くし、日常でネガティブさを匂わすと、すぐさま「そういうのアカンで」とたしなめられます。
まぁポジティブを勧める人も決して悪気があるわけじゃないですし、むしろよかれと思ってのことなので、気にかけてくれることに関しては有難いんですが、ただ心の声でこう叫んでいる人も中にはいるかと思います。
そうは言っても、
どうしたってポジティブにはなれないんだよ。
別にネガティブな自分が好きなわけでもないし、できることならポジティブになりたいと思っている。けど、もうだめ。どうしたって無理。だって生粋のネガティブなんだもん。
誰かがコソコソ話してると絶対自分のことで悪口言ってるんだと思っちゃうし、誰かが不機嫌になると自分が何かしたんじゃないかと気が気じゃない。
気にすんなって言われても無理。
気にしちゃう。
もはや褒められても皮肉に聞こえるし、ラッキーなことがあると絶対後で何かしらツケが来ると思っちゃう。
うんうん、わかってますよ。
面倒くさいって言いたいんでしょ。
けど仕方ないじゃん。
だって根っからのネガティブなんだもん。
…とまぁ私自身も、根はネガティブなのでちょっと気を抜くとこんな思考回路になったりするわけです。
けど確かに、こんな調子だとあんまり良いことない。
ネガティブが悪いとは思わないけど、
ネガティブは確かに損をしやすいと思う。
でも根っからのネガティブだから、
「ポジティブに考えましょう!」と言われたところで簡単にはできない。というか、無理。
女の子たちがこちらをチラ見して何やらヒソヒソ話をするさまを見て、
「さてはあの子たち、俺に気があるな?」
なんて絶対思えない。100%笑われてる。何かは知らんけど。
てな具合に、根っからのネガティブを自認する人にとっては、ポジティブになることなんて無理ゲーなんですね。
けど、ネガティブで居続けると人生で損をし続けるということも何となくわかってる。だから自分を変えたいと思ったりする。けどなかなかうまいかない。
私もそんな沼の中でもがいていた人間ですが、あることが理解できてからはネガティブも徐々に緩和されましたし、ネガティブによる損をすることがグッと減りました。
それが、「ポジティブやネガティブ(ポジネガ)には"2つの種類"がある」ということ。
2つの種類とは「感情ポジネガ」と「思考ポジネガ」です。
「感情ポジネガ」は直感的で、反射的で、コントロールできません。
いわゆるネクラ(根暗)、ネアカ(根明)ってやつです。例えばネアカはもはや遺伝子レベルでポジティブです。ネクラ民は逆立ちしたってポジティブさでは勝てません。これはもう努力でどうこうなるものではありません。自分の意思でコントロールできる代物ではないんですね。
「どうしたって無理」という感覚は、この感情ポジネガについてのことで、それはきっと正しい感覚なんだと思います。
ただ一方、「思考ポジネガ」の方には希望があります。
「思考ポジネガ」は解釈で、スキルで、コントロールできます。
例えば、感情ネガで一旦は反射的にネガティブに捉えてしまったとして、それを思考ポジを使うことで無理やりにでも肯定的に解釈し、プラスの意味付けを行うようなものです。
ここは解釈・意味付けの幅広さ、引き出しの多さが重要になってきますが、それらは知識を付けたり色んな価値観を学んだりすることで身につけることができます。
最初は慣れないかと思いますが、思考ポジをうまく使えば、ネガティブさを表情や言動で全面に出してしまうことによって損することは格段に少なくなります。
最初の頃は「えーっと、こういう状況ではどの引き出しが有効なんだっけ」と慎重に考えながら使うわけですが、何度も何度も同じ引き出しを使っていると、次第に反射的に有効な引き出しを使えるようになってきます。
反射的に無意識で有効な引き出しを使えるということはつまり、
感情ポジネガの方にも変化を生じさせることができるようになるわけです。
あれだけ絶対無理って思ってたのに、ふと気づいたらネガ具合が全体的に改善されていたりします。
そして思考ポジネガで重要な「引き出し」は、本、漫画、人との会話、などなど日常の色んなところに落ちています。
そうしたものに触れながら、「この考え方・解釈は使えるな」と思ったら、すぐさまメモって後で見返したりするのも効果的だと思います。
やはりどうしても、ポジティブな人の方が生きやすい世の中なのは間違いないと思います。けど生まれつきネガティブな人だって悲観しなくてもいい。
根っからのネガティブで、「どうしたってポジティブになれない」と感じている人は、スキルとしての「思考ポジ」を鍛えてみてはいかがでしょうか。
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