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生徒だけでなく私たち教員にも響くお言葉でした。
先日、都立高校でプログラミングの授業をしてきました。
件名は、その担任の先生からのお礼の言葉です。
受講生の全員がプログラミングが初めてということでしたので、
とにかく一人も脱落しないように、一番遅い人にあわせて進めていくことにしました。
結果として、90分の授業時間で、「ゼロから始めるPython入門講座」3問目の関数を2つ書くところまで行きました。
オンライン講座でやると「聴いているだけの人」もいるでしょうし、
そこに指導してくれる人がいないので、約半数の人が解くことができません。
諦めてZOOMから逃げる人もいます。
やはり、リアルに指導をもらいながらやると、スピードに差があれども100%の人ができます。
そして、「わからないから進めない」なんてこともなくなります。
なぜならば、実際に書くことができて、実行して、きちんと動くからです。
その時に私が言っていた言葉を、先生たちがお礼で拾ってくれたというわけです。
では、その全文を紹介します。
「先日は、本校にご来校いただき大変有意義な授業をしてくださり、
ありがとうございました。
生徒たちもプログラミングを実践するという貴重な経験をすることができ、
とても充実した時間となりました。
三浦様に丁寧に個別で教えていただいたことで、生徒たちも安心して取り組むことができました。
また、藤永様の「理屈を考える前に現象として捉える」「繰り返し経験し慣れていく」
ことが大切であるというお話は、生徒だけでなく私たち教員にも響くお言葉でした。
今後ますます発展していく分野に、より興味・関心を持つことができました。
感謝の気持ちでいっぱいです。」
ここにプログラミングの上達のヒントがあります。
たとえば公文式では、
1 + 1 = 2
1 + 2 = 3
では、「1 + 3 =」は何ですか?
という問いをします。
現象としてとらえれば、推測できるし、
エラーしてもいいので、何かを打ち込んで実行していれば、
いろいろな現象にぶつかり、それで自然に覚えていくのです。
そのPDCAが早ければ早期に定着し、そのあと理解が降りてくるというわけ。
といったところで、自宅でオンラインではできないから、
そばに見守るコーチが必要で、ちゃんと人が横に張り付けば、誰でもできるようになります。
そもそも授業や動画は観るためにあり、書くためにあるわけではありません。
まず、何の処理から始めるか、どういう時に注意するのか、書く順番は?
などなど、書いているその時に指導をもらわないと、スキルが身につきません。
このように、いくら授業を聞いてもわからないのに、Udemyやオンラインスクールに通ったところで、
スキルは身につかないというわけです。自分のプレイスタイルを見てくれるコーチが必要なのです。
あとは、繰り返しやること。
これを、みんなが疎かにします。
受験に勝ってきた人はこれを疎かにしません。
5回は復習しないと、定着どころか、理解もおぼつかないことを彼らは知っているからです。
1回やって、理解するまでぐだぐだ考えて、次に進むという人がほとんどで、そのほとんどが挫折をします。
プログラミング挫折率95%という事実を舐めてはいけません。
とにかくスピードをつけて繰り返しやるのが定石なのですが、これもまたコーチに煽られなければやりません。
こういったことを、永田町PythonキャンプやPython短期集中講座で実施しています。
参加者のほとんどの学習方法が、そもそも間違っています。
自分の人生で身につけてしまった悪い癖を洗い出す必要があります。
ちゃんと身につけば、無駄な時間がなくなります。無駄なコミュニケーションもなくなります。
おまけに自信がつきます。間違った学習法が染み付いている人のほとんどはコンプレックスを持っています。
そんなのは、とっとと直してしまいましょう。残りの人生を幸せに過ごすために。
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