しくじり先生から学んだ4つのこと。フランチャイズビジネスの話。
先日書いた有山さんのブログを有山さんに報告したら、また対談やりましょうということで、動画を撮らせてもらった。
有山さんは北千住でこれから起業する人向けのシェアハウスを運営しており、すでに教え子も30名以上いることもあり、壁打ちには慣れているようだった。
そんな中で、自分のビジネスにも展開できる気づいたことをまとめようと思う。
・マニュアルは一緒に作る
FC本部からフランチャイジーにマニュアルを一方的に送ったところで、ちゃんと読み込んで遂行することはほぼない。であれば、共同作業でその店舗に即したマニュアルを一緒に作り上げたらどうか、ということである。
有山さんは、「塗り絵を用意して、塗ってもらう」という言い方をしていた。ラフなテンプレートを用意して、粒度をその店舗のメンバーにあわせて決めていけばいいということだ。
例えば「一人一人に定期的にお声がけしてください」ということを我々は大事にしているが、それを書いて渡したところで、その重要性は伝わらない。
色々と現場を経験してもらうことで本人が気づいた大事なことを刻んでいくというやり方だと本人たちが作っているので、そのまま行動に移すことができる。
・なぜお金儲けをしたいのか理由を聞く
これは有山さんの失敗談からのヒントで、ただ闇雲のラトゥールに住みたいだけだと、結局、やり切らないらしい。
なんでお金持ちになりたいのか、バックグラウンドに持っているコンプレックスなど、こちらも自己開示した上で共有していく。
そこで見える信念みたいなものがあれば合格だ。
このことは、なぜ「このフランチャイズをやりたいのか?」というFC加入面談での質問にも応用できる。
ちょうど、FC本部の学校で、竹村学長が「俺はやる気というものを信じない」と言う言葉にも通じる。熱いやつはすぐに冷める。
それよりも質問の仕方で、どこまで真剣に考えているのかがわかり、その人の本質がわかるという。
・お客さんの本音を聞く(良い客のファン化)
クチコミを書いてもらうのは、「後からの電話が有効だ」と有山さんが買ったった。「ぶっちゃけ、あのコ、どうでした?」と聞き、もしイマイチの反応だったとしても、「今度はこういうコがいたらご案内しますので」と言う約束をきちんと実行すれば、お客さんは信頼してくれて、そしてクチコミも書いてくれるという。
良い客は、スタッフを心地よくさせ、スタッフは一生懸命頑張るからリピーターにつけるというのが良いサイクル。
こちらは教育百貨店というYouTuberも同じことを言っていた。
「顧客ファーストではなく、社員ファーストだ」と。
そして良い客こそ、本音を出してもらって、その本音に寄り添えば、リピートしてくれたり、クチコミで良い客を連れてきてくれるということだ。
・SNSでは潜在顧客が欲しそうな周辺情報を
周辺情報といえば、武田塾のフランチャイズチャンネルは、例えば「コメダ珈琲」とかのFC情報を探している人にも武田塾を知ってほしいという狙いでやりはじめたそうだ。竹村さんは経験も日本随一で、フランチャイズ愛に溢れているから確かにピッタリのコンテンツだ。それでも最初は再生数が回らなかったそうだ。
それが今や、数万のチャンネル登録があり、FC本部の学校には初回から30名の生徒が集まった。さまざまな世界のプロがやってきている。武田塾の林さんはもはや教育業界を飛び越え、フランチャイズ界の貴公子になった。
有山さんに「うちらみたいなプログラミングスクールは何を発信すればいいの?」と質問した時の答えが、「もっとお金の匂いがするコンテンツ」がいいんじゃないかということだった。
例えば、儲けにつながるようなITトレンドとか、事業アイデアなどだ。
いきなりYouTubeにするよりもツィッターで投稿して反応を見れば、そんなに重たくない作業だから、実際にやってみようと思った。
そういえば、今までの人生、事業アイデアをよく出しては語り合っていたけど、この事業をやってからしなくなった。独り言のようにはじめてみよう。