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プログラミング学習で「考えること」は辞めましょう。

「よく考えてから質問しなさい」という場面があります。

これは実は嘘だったりします。

「よく調べてから質問しなさい」が正解です。

「考える」というのは人類の癖で、1日に数万回も考えているようです。
そのほとんどが煩悩です。笑


瑣末なことに思考を囚われて生きているのが人間です。

しかしながら、「勝手に考えてしまう」というのは人類が勝ち得てきたものでもあります。
ホモサピエンスが他の人類に勝ち得たのは、「フィクション(妄想力)」だそうです。

勝手に妄想(推論)するわけですね。
この「推論」が機械学習の成果につながっていたりします。

ということは、何にもしなくても人は考えるものだから、あえて、よく考える必要はないのです。

では、何が大事なのか?

それは、トライ&エラーの試行回数です。

トライ&エラーを繰り返すと、脳が勝手に推論してしまい、勝手にうまくいきます。
そして、なんか法則みたいな「理解」がおりてきます。体に染み付くといった方がいいでしょうか。

バッティングにしても、音楽にしても、やりこんでいくと、「コツ」がおりてきます。
ピアノでいえば、右手と左手が同時に動くようになる瞬間があります。

これは、「プログラミング」でも同じです。

ですから、わざわざ立ち止まって考える必要はないのです。

いや「考えている時間」がそもそも無駄だったりします。


プログラミングの上達は遅い人と、開発スピードが遅い人の特徴は、キーボードを打つ量が圧倒的に少ないのです。

人の脳というものは、何をするにせよ「推論」の上で判定しているそうです。
トライ&エラーの繰り返しの中で、どうせこうやって足を動かせばいいのだろうと勝手に足が動くわけですね。

これを二足歩行のロボットに教え込むとなると大変です。何十回も何百回と歩かせて機械学習をかけてモデルを作ります。

人間も同様に「推論」に必要なのは、トライ&エラーの試行回数です。

これがないと、理解は追いついてきません。
ハナから試行回数が少ないので、考えても理解できないのです。

しかるべき数をこなせていたら、理解は一瞬でできます。


では、どうやったらいいのか?

それは神経衰弱です。

サンプルソースと仕様変更後のソースを用意します。
仕様変更後ソースは何回でも見ていいけど、書くときはそれを伏せて書く。

実際にやっている動画がこちらです。


【ココで差がつく】爆速プログラミング学習は「写経」ではなく「神経衰弱」で。

 


まさに、これがテックジムが提唱する効率学習の極意です。
単純記憶ゲームと割り切ってやっていくうちに、後から理解が降りてきます。

公文式もまさにこれ。
当初は「考える能力が育まれないじゃないか?」と批判を受けたそうですが、
実際にレベルの高い問題を解くにしてもこのような瞬発力が必要だということが後から実証されたようです。


そもそも、普段の我々の生活の中で、深い考察して生きてますかね。
ぼうっとしてても生きていけれるわけで、新しい技術を習得するぞというタイミングだけ「思考」してもそうは問屋が卸さないわけですね。

普段の生活の延長に、プログラミング学習をストレスなく導入するには、「考えない」というスタンスです。


参考になれば幸いです。

 

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テックジム創業者:藤永端(みんなのグラさん)のIT業界裏話
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