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沖縄で見えたIT一丁目一番地構想

前もって決まっていたスケジュールは、会食2件、オンライン講座とプログラミング講座が1件ずつ、あとはノープランで那覇についた。

到着した夜は雨で寒かったが、残りの日は全て晴れで、常夏の沖縄を体験した。

沖縄は17年ぶりで、その時は従兄弟の結婚式で来た。結婚式のあとの親族の2次会の沖縄料理屋で叔父さんと新郎の従兄弟が喧嘩したのをふと思い出した。彼は自衛官でその2年後に殉職した。

いつでもこっちに遊びに来いよって言われたけど、それから行く機会がなかった。

2019年の全国ツアーも後回しになり、そこにコロナが来たから、佐賀から初めたPython講座は3年越しで全県制覇となった。

早川さんからメッセでソードフィッシュは最高ですと連絡来たので、暇だし、スキューバ体験してみるかと参加してみたら、思いの外楽しかった。ヘトヘトになったあとの牛カツカレーも美味かった。

ここで旅のスイッチが入る。
リチャードからは古宇利島は最高ですとメッセが来たので、せっかく恩納まで来たことだし、行っちゃえトヨタという感じで、そういえば、寅さんのロケ地ってどこだろうと調べると、近くにリリー宅があるじゃないかと、そんな感じで初日を満喫。

その後は、沖縄に住んでいるエンジニア起業家の友人と沖縄料理を楽しんだ。俺はこうしてもずく酢を食べていられるだけで幸せだと語っていた。彼は翌朝、釧路にいって、最終日に戻ってくる便と、ちょうど私の出発のタイミングが重なり、3日ぶりの再会をして、お土産に天使のはねをくれた。

2日目は、正勝さんからの依頼で、オンライン集客の仕組み化について、zoom講義をさせていただいた。

その後、Python講座を開催。

前もって、早川さんに、オススメのセミナールーム教えてくださいと聞いたら、うち使っていいですよというご厚意で手配してもらったら、なんと飲食店のテーブル席だった。

50都市いろいろな場所で開催してるので、どんな状況下でも開催してきたわけではあるが、飲食店は初めてだった。この経験のおかげで、もはやマクドナルドでも、スターバックスでもできるという自信がついた。

そして、参加者のなかから、今から社長と会ってくださいという方がいて、そのまま会食となった。気づいたら、ITで天下取りましょうと話で盛り上がった。

今回気づいたことは、割と多くの友人たちが沖縄を頻繁に訪れていて、そのまた友人たちも沖縄に訪れているということだ。
この島には、札幌と博多にない魅力があり、そして、友人との再会の場所として機能している。

テックジム沖縄校は地の利があると思う。
どんな方がFCオーナーになっていただけるのかと思うと楽しみである。

今回のアスティーダのスポンサードにより、内地の人々への認知はひろがり、FCオーナーは地元の有力企業と繋がれる。

そこに東京のIT起業家を紹介する事ができる。エンジニアを育成していけば、ついでに、テックジムを訪問しようとなるはずだ。

最初はついでにでもいい。
いずれ、東京からの案件をこなし、内地でも目立った仕事をしていけば、一丁目一番地。まずは訪問したくなる場所になるはずだ。


そんなことを地元の起業家と話して思ったわけである。

翌日はまたレンタカー。
沖縄民謡のラジオを聞きながら、斎場御嶽に向かう。

聖地を掃除してるおじさんから、朝早いねーと言われる。俺はそんな柄ではないのに、勤勉な旅人に見えたようだ。

出張というのは、予定を入れてないと、何にもせずにホテルでゴロゴロ。ビール。テレビ。という感じで過ごしてしまう。

俺はこう見えても忙しいんだ。
これが頼み事を断るときの寅さん。

暇は売るほどありますんで。
これが頼み事を受けるときの寅さん。

この心理は旅をすると、そうだよなと感じる。

温泉の大浴場があれば、折角だからと、夜と朝に入る。こういう作業をする理由がないとなんにもしない。

今回の旅では、レンタカーを借りることにした。どうせだったら予約は朝一番からしておこうとなる。そうすると、それに合わせて本当に早朝に起きて行動してしまうのである。

折角レンタカー借りたんだから、目一杯、観光地を巡ってやろうと、欲がでる。
詳しそうな人に連絡する。
タクシーのおじさんにも聞いてみる。
出張以外の目的を持つと途端に忙しくなる。

セイファーも加賀谷さんに教えてもらったし、この日はずっと先輩とメッセしていた。

ひめゆりの塔は今回の目的地となっていた。
というのも、佐藤さんの世界2.0を飛行機で読んでいて、後書きに、佐藤さんのひいお爺さんの話が出てきたのだ。

彼は、何十万人の日本国民の命を預かる軍人で、極東軍事裁判で処刑された。それから佐藤さんは、俺が国を作るとしたらみたいなことを考えていたというのである。

那覇空港に着いた時、ひめゆりの塔が呼んでいる気がした。というわけで、資料館をまわり、米国軍人には大いに反省していただきたいと思った。

こんなことを思ったのは、ルワンダ虐殺記念館以来のことで、敵軍の女子に手をつける兵隊というのは軍人として恥じるべきである。

ユダヤ戦争で敵軍に暴行されるのなら自決した方がいいというのと、同じものを感じた。

その後は海軍壕、そして、金城石畳、首里城を巡った。

その後、バルコラボで、早川さんと、山下さんと、鈴木さんとで会食。

鈴木さんは横浜育ちながら、こっちに移住して6年。沖縄のエンジニアを12名雇っている。
まさに一丁目一番地構想にふさわしい人物だ。

鈴木さんが、内地の人の郷土愛は日本で一番強いんですと言った。

それに対して、私はこう答えた。

東京以外、どこの土地の人も同じです。
隣接している他県、県内ですら他旧名国を憎んでます。敵の敵は味方で東京人には親切。

そして、みんなこう言います。
ここは東京と違って、空気もうまいし、料理は美味い。そして人もなつっこい。だから最高です。

私はこう答えます。
そうですね。ここは最高です。と。

そんなこんなで、3日も滞在していると、その土地が恋しくなるもので、東京の生活を思い出すと億劫になるのである。

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テックジム創業者:藤永端(みんなのグラさん)のIT業界裏話
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