上納システムの世界史と「きっかけは」シミュレーションのPythonプログラム
その昔、ノビ国はジャイ帝国に、未婚の女子を献上していたそうです。
スネ国は、お金があったので、有事には軍隊を出すかわりに金を平和を買う政策をとっていたのですが、ノビ国は「貢女」をして防衛をしていたのです。
後世、ジャイ帝国の人々は「ノビ国側から率先して貢女をしてきた」という見解に対し、ノビ国の人々は「ジャイ国から貢女を強要された」という史観になっているようです。
さて、ジャイ国では、「貢女を王族に近づけるな」という暗黙の掟がありました。王族と婚姻をして王子が生まれることへの危惧は理解していました。ですから、貢女は貴族たちに嫁ぐのが一般的でした。
ところが、ある時、とてつもない美女が献上されてきたのです。
王様は周囲の声を無視して、妃にしました。
王様の寵愛を受けた妃は権力を集めるようになりました。
やがて王様が亡くなり、妃が最高権力者になりました。
妃の息子が王になったとき、ジャイ国は滅びました。
この物語(史実)には示唆があります。
上納システムはいつしか、国を滅ぼすということです。
献上された誰かがその引き金を引きます。
import random
# 国や人物を表すクラス
class Country:
def __init__(self, name, wealth, military_power):
self.name = name
self.wealth = wealth
self.military_power = military_power
class Person:
def __init__(self, name, role):
self.name = name
self.role = role # "王", "妃", "貴族", "王族"
self.influence = 0 # 権力の指標
# プログラムの主要イベント
def simulate_tribute():
# 国の設定
nobiland = Country("ノビ国", wealth=50, military_power=30)
jaikingdom = Country("ジャイ帝国", wealth=100, military_power=70)
# 人物の設定
king = Person("ジャイ帝国の王", "王")
consort = Person("献上された美女", "妃")
consort.influence = random.randint(50, 100) # 絶世の美女の影響力
print(f"{nobiland.name}は{jaikingdom.name}に女子を献上しました。")
# 王の決断
decision = random.choice(["貴族に嫁がせる", "妃にする"])
if decision == "貴族に嫁がせる":
print(f"{king.name}は掟を守り、献女を貴族に嫁がせました。")
print(f"{jaikingdom.name}は一時的に安定を保ちますが、緊張は残ります。")
else:
print(f"{king.name}は掟を破り、献上された美女を妃にしました。")
print(f"{consort.name}は王の寵愛を受け、権力を集め始めます。")
# 妃の影響
if consort.influence > 80:
print(f"{consort.name}は最高権力者となりました。")
print(f"{consort.name}の息子が王位を継ぎます。")
# ジャイ帝国の滅亡判定
if random.randint(0, 1): # 確率で滅亡
print(f"{jaikingdom.name}は内紛と混乱の末に滅びました。")
else:
print(f"{jaikingdom.name}は新たな時代に突入しましたが、弱体化しました。")
else:
print(f"{consort.name}は一定の権力を得ますが、国を揺るがすことはありませんでした。")
# プログラムの実行
simulate_tribute()
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