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現場はサーバーサイドではない。デスクトップ周りで起きてるんだ。プログラミングで首の皮一枚でつながる。

リモートワークやAIアシスタントの登場により、エンジニア不足の問題は落ち着いたようである。かつては、スクール出身の「未経験エンジニア」ももてはやされたが、SES業界にいたっては3年未満のエンジニアの需要がなくなり、「経験者とセットならいいよ」という「バーター案件」化しているようだ。

とりあえず、PHPやRails、Javaを学んでおけば、食い扶持には困らないという発想が危なくなってきた。こんなサービスを作ってみたいといった前向きな発想がないと厳しいだろう。

このように、サーバーサイドのエンジニアの世界は、ある種の成熟産業になってきたが、今からブルーオーシャンになってくるのが、デスクトップまわりの効率化である。

まず、既存のエンジニアは当然やりたがらない。必要スキルが違うからキャリアの延長にならない。
オペレーションを見てコンサルしながら、コスト削減を具現化するものであるから、全く違うスキルと知見が要求される。

デスクトップまわりの効率化は、実際に運用している現場の人がプログラミングリテラシーを持った瞬間に実現される。
非エンジニアにビジネスチャンス到来だ。

ところが、そんな人はいない。これが現時点の大問題であり、ブルーオーシャンと言った所以である。

RPAのセッティングや、ノーコードツールでの開発は、一般人にはできない。プログラミングの素養が必要なのである。

ただでさえ、変数の概念がわからない人が3割いる。
関数の概念がわからないのは9割以上だろう。
これがわからないと、ノーコードツールが使えないのである。

サーバーサイドのシステム開発現場は、ほとんどがエンジニアだ。
しかし、オペレーションの現場は、ほとんどが非エンジニアだ。

当然、敵の少ない現場が活躍できる。

労働者不足問題はAIエージェントや自動化ツールが解決する。
プログラミングスキルが無いものから消されるバトルロワイヤルなのである。


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テックジム創業者:藤永端(みんなのグラさん)のIT業界裏話
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