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川底をくぐる自転車歩行者道[大阪市西区安治川-此花区西九条]
土佐堀川と堂島川が合流し、そこから大阪港方面へ向かう「安治川」。
この川に川底をくぐって向こう岸へ渡るトンネルが存在します。
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場所は阪神なんば線の橋梁の真横。この辺りは中之島の西端から、海の直前の国道43号線まで橋が存在しません。安治川は船も通る川であることから低い橋は架けることが出来ないってことじゃないかなと思います。
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入口は南北ともに立派な建物が建っており、階段とエレベーターがあります。
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エレベーターは広く、自転車が余裕で入る幅があります。このエレベーターでなんと14m降下し、安治川の川底のさらに下をくぐっていくことになります。
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エレベーターが開くと自転車2台がすれ違うのがやっとなくらいの通路が伸びていきます。
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少し息苦しいような、ちょっと怖いなとも思いつつ、やはり非日常感がありテンションが上がってしまいます。
100mに満たない通路を歩くとまた南側にも同じようにエレベーターがあり、外に出られます。
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安治川隧道は昭和19年(1944年)に完成しました。当時は自動車も通ることができましたが、1977年に閉鎖され、現在は歩行者と自転車のみの通行になっています。
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今も地元の方たちの道として使われていますが、その施設が第二次世界大戦中のものだとは驚きです。知らずに何度も利用していましたが調べてみると面白いものですね。
通行は無料。歩行者は24時間、エレベーターは午前6時から24時までのようです。お近くに行く用事があった際にはあくまで地元の方の邪魔にならないようにではありますが、訪れてみてはいかがでしょうか?