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面接対策 水・ボールペンを1万円で売る方法

本記事は、著者が就活面接に関して
「この考え大事だな」と思った内容を記事にまとめたものです。みなさんの学習の助けになれば幸いです。

本日のトピック

そもそも「この水を1万円で売ってください」問題とは

「この水を1万円で私に売ってください」

この問題は、面接などで面接官が就活生の地頭の良さや思考力を測るために出される問題です。みなさんも一度は聞いたことのある問題ではないでしょうか?

類似問題として
「このボールペンを1万円で売ってください」や
「このコーヒーを1万円で売ってください」など、到底1万円の価値がないようなものに対し、出されます。

思考力がためされる

この手の問題では、思考力が試されています(当たり前ですが笑)。

しかし、普通の思考法では到底1万円で売ることが叶いません。ではどうすればよいでしょうか?

本記事では、3つの思考法(ロジカルシンキング・ラテラルシンキング・クリティカルシンキング)を通して、「1万円問題」をクリアして行きます!

ぜひ最後までご愛読よろしくおねがいします!

まずはNGパターン

まず、はじめに誰もが陥りそうな罠について述べます。
それは「商品の中身自体の良いことを言う」ことです。具体例を読みながら学習していきましょう。

例 缶コーヒーを1万円で売ってください

「この珈琲は苦味の中に甘みもあり大変美味しいです!」
「珈琲を飲むと、喉が潤います」
「カフェインで集中力が高まります!」

皆さんが、面接官だったらなんて思いますか?私だったら、
「うん。だから?自動販売機でよくね?」
となります。

そりゃあ、コーヒー自体の良さについて述べても、自動販売機で事足りますからね。1万円を払う勝ちはありません。

んじゃどうすればよいの?

この手の問題で大事なのは、

「どこに価値を見出すか?」
「それは自動販売機やコンビニで手に入るものと差別化できているか?」

の2点です。

とまぁ、いきなり「ここ大事だよ」と言われてもよくわからないと思うので、ここからは、商品を売るための3つの思考法を例題と回答例を通して学習していきましょう!

ロジカルシンキング

ロジカルシンキングとは・・・
物事を結論と根拠に分け、その論理的なつながりを捉えながら物事を理解する思考法のこと

例 「このボールペンを1万円で売ってください」

筆者回答
「まず、〇〇(面接官)さんがどのようなペンが好きなのか?知りたいため。今持っているペンをすべて僕に貸してくれませんか?」

面接官からペンを借りる。

「では、これからこのボールペンを1万円で売りたいと思います。今、〇〇さんはペンを持っていません。ですが、面接の結果をメモする必要がありますよね?〇〇さんは、このあとも、面接の予定があり、新しくペンを取りに行く時間も惜しい。しかしペンが無いと、このあとの面接が無駄になってしまい、面接をやり直すことになりますよね?その場合、『このあと行うが無駄になる面接』+『面接を組み直す時間』+『面接をやり直す時間』がか新たにかかります。それぞれに2時間ずつ時間を取られたとして、〇〇さんの時給を2000円とすると、かかるコストは1万2000円です。しかしこの場で、1万円でペンを買うとかかる費用は、1万円で済みます。このペンを1万円で買ってくれますか?」

こんな感じで、「ペン」→「記録を取る道具」と置き換えて、プレゼンします。大事なのは、コンビニで買えるペンとの差別化点を明瞭にすることです。この場合は、「コンビニまで行く手間」>「この場で手に入る1万円のペン」としています。

この様に、物事を自分なりに噛み砕いた内容を論理的に組み立てて話すことで、説得力が増します。

ラテラルシンキング 

ラテラルシンキングとは・・・
問題を解決するために固定観念や既存の論理にとらわれず、「物事を多角的に考察する」「新しい発想を生み出す」ための思考法のこと

例 この水を一万円で売ってください

「この水は、あの芸能人がブランディングした水です!」
「実はこの会社が倒産して、もう手に入らない水なんです!」

のように、「水」のメリットではなく、「商品自体」に価値を付与します。ミネラルウォーターが売れる原理に近いです。

クリティカルシンキング

クリティカル・シンキングとは・・・
批判的思考とも呼ばれるものであり、感情や主観に流されずに物事を判断しようする思考プロセスのこと
(今回は批判的思考にフォーカスしています)

「ロジカルシンキング」「ラテラルシンキング」2つの思考法は、相手にとって「買うと1万円の利益が出る」場合について考えています。
しかしクリティカル・シンキングではその常識を疑います。

例題では、コーヒーを1万円で売る方法についてなので、今までだったら、「このコーヒーを買ったときのメリット」について思考してきました。
しかし、今回は「このコーヒーを買わなかったときのデメリット」について思考していきましょう。

とはいえ、文面上だけでは理解しづらいと思いますので、例題を通して考えていきましょう!

例 「このコーヒーを1万円で売ってください」

就「この珈琲は〇〇さんが飲んでいた珈琲ですか?」

面「はい」

就「かしこまりました。ではこの珈琲に種も仕掛けもないことを確認してほしいので、蓋を開けてもらえますか?」

面接官が蓋をあける

就「ありがとうございます。では」

就活生が、自身の頭に珈琲をかける(パフォーマンスなので、やらなくてもよい)

「今、私は〇〇さんに珈琲をかけられました。まぁ当然嘘なのですが、現状だけ見るとそう見えますよね。この珈琲は〇〇さんの珈琲で、蓋からも〇〇さんの指紋が出ますし、飲み口からは〇〇さんの唾液が検出されるでしょう。この情報を御社にリークしたらどうなるでしょうか?マスコミにリークしたらどうなるでしょうか?〇〇さんの評価は下がるだろうし、会社のイメージが悪くなってしまいます。その場合、損害は1万円以上でしょう。ですが、今私の手元にあるこのコーヒーを買ってくださったら、証拠がないので、御社に損害が出ることはなくなります。このコーヒー、1万円で買ってくださいませんか?」

こんな感じでしょうか?やっていることは、半ば脅迫じみていますが、個人的には一番効果的だと思います。(パフォーマンスもインパクトあるし)

相手のデメリットから答えを出すのは、ビジネスの根幹とは相反するような気もしますが、例の1つとして覚えておくのも悪くないでしょう。

最後に

最後まで、ご愛読ありがとうございます。高評価が多かったら、有料にしようと思っているので、もしよかったら「いいね!」
改善点など、見つけてくださった場合は、コメントしてくださると非常に助かりますm(__)m

これからもよろしくおねがいします!!



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