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【簡単】Pythonアプリでデータ分析!PyGWalkerで可視化を爆速実装!
Pythonでデータ分析を行う際、可視化は必須と言えるでしょう。しかし、グラフ描画のためのコードを書くのは面倒に感じる方も多いのではないでしょうか?
今回は、そんな悩みを解決してくれるPyGWalkerというライブラリを使ったアプリの実装方法をご紹介します。PyGWalkerを使うと、わずか数行のコードでインタラクティブな可視化ダッシュボードを作成できます。
PyGWalkerは、Streamlitのコンポーネントとして動作し、Pandasのデータフレームをドラッグ&ドロップで簡単に可視化できるツールです。
対象読者
Pythonの基本的な知識がある方
使用環境
Windows10
Python 3.11.4
今回の内容
仮想環境構築
PyGWalkerのインストール
アプリの実装
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1. PyGWalkerのインストール
仮想環境が有効化されたら、必要なライブラリをインストールします。
pip install pandas streamlit openpyxl pygwalker
2. アプリの実装
以下のコードをapp.pyというファイル名で保存します。
import pandas as pd
import streamlit as st
import streamlit.components.v1 as stc # streamlit 機能を拡張
import openpyxl
import pygwalker as pyg
# pip install pandas streamlit openpyxl pygwalker
st.set_page_config(page_title='PyGWalker', layout='wide')
st.title('PyGWalker')
#encoding設定
selected_encoding = st.selectbox(
'encodingを選択',
['utf-8', 'shift_jis', 'cp932'],
key='encoding')
uploaded_file = st.file_uploader('files of csv', type='csv')
if uploaded_file:
df = pd.read_csv(uploaded_file, encoding=selected_encoding)
# # PyGWalkerを使用してHTMLに変換 return_html=Trueとすることで、HTML形式の文字列
pyg_html = pyg.walk(df, return_html=True)
## 生成したHTMLをStreamlitアプリケーションに埋め込む
stc.html(pyg_html, scrolling=True, height=1000) #CSS pixels
コード解説
st.set_page_configでページタイトルとレイアウトを設定します。
st.titleでページタイトルを表示します。
st.selectboxでCSVファイルのエンコーディングを選択できるようにします。
st.file_uploaderでCSVファイルをアップロードできるようにします。
ファイルがアップロードされたら、Pandasでデータフレームとして読み込みます。
pygwalker.walkでデータフレームをHTMLに変換し、stc.htmlでStreamlitアプリケーションに埋め込みます。
アプリの実行
ターミナルで以下のコマンドを実行すると、アプリが起動します。
streamlit run app.py
ブラウザでhttp://localhost:8501にアクセスすると、PyGWalkerを使ったデータ分析アプリが表示されます。
使い方
CSVファイルをドラッグ&ドロップ、またはBrowse Filesボタンをクリックしてアップロードします。
必要に応じてエンコーディングを選択します。
アップロードされたデータが表形式で表示されます。
Visualizationタブをクリックすると、PyGWalkerの可視化ツールが表示されます。
左側のField Listから項目をドラッグ&ドロップして、グラフを作成できます。
まとめ
PyGWalkerを使うことで、わずか数行のコードでインタラクティブな可視化ダッシュボードを作成することができました。データ分析の効率化にぜひ活用してみてください。
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