酔えるお菓子
『パリピ気分』
UHA味覚糖が販売するソフトキャンディ。
なんと2%のアルコールが含まれており、
酔うことが出来るらしい。
これは車を運転する方はもちろん、幼児や妊娠中や授乳中の方、またアルコールが苦手な方も注意が必要である。
さらにはアルコールとの飲み合わせに配慮を要する薬を服用中の方の摂食も気をつけなければならない。
よいのか?こんな商品が誰でも買えるように普通に販売されて。
これはまずいぞ、きっと大変な騒ぎになるぞ!!
と勝手に1人で心配になっていると、ふと、とある指摘によって気付かされた。
『ウイスキーボンボンやリキュールチョコレートなどは、すでに販売されているではないか』
たしかに。
ロッテより発売されている以下のチョコレート4商品は全てアルコールを含んでいる。
『ストロベリーブランデー』のアルコール含有濃度は0.8%である。
さらに『コーヒーリキュール』は上述の『パリピ気分』 を超える2.6%。
『ラミー』は3.7%。
『バッカス』は3.2%
とさらに高いアルコール濃度だ。
また明治の販売する『メルティキッスくちどけラム&レーズン』も3.8%、『メルティキッス くちどけブランデー&オレンジ』は3.1%というアルコール含有量である。
たしかにこれらのチョコレート、普通にお菓子売り場で見かけますね。
これらのパッケージには『お子様や運転時はご遠慮下さい』
とも書かれている。
あくまで自己責任ということになる。
これらのチョコレートを食べてアルコールチェッカーで測定してみた検証ページも見つかりました。
深刻な結果ではないようですが、個人差もあるので看過は出来なさそう。
『パリピ気分』のホームページにも
と記されています。
例えば、普段お酒を飲まない私は、お菓子コーナーへ訪れてもリキュールチョコレートを食べようとも思わないことから、おそらく『パリピ気分』も食べることはないだろう。
だからこれまで通り『パリピ気分』が売られていることに対しては、問題はないと思って良いのかもしれない。
ただ1つ気になるのは
『パリピ気分』の商品説明に
と記されていること。
アルコールによって気持ちを上げよう。
という提案を未成年を含む老若男女に向けて行なっていることの危うさ。
これでお酒に縁遠い方々に対して、アルコールとの距離が縮まるキッカケになるのではないかという危惧。
酩酊状態で気持ちを楽しくしようという退廃的な発想。
そして気づかないまま食べる可能性のある子供への危険性。
そんなことをふと思い心配になりました。
おしまい