くらべてみました 【麦チョコ研究経過報告 part Ⅳ】
これまでに3回、麦チョコ調査記事を御紹介しておりますが、今回は第4弾となります。
これまでの活動を振り返る
初回 (Part Ⅰ)では現在までの基準点となるムーギチョコについて御紹介しました。
続いて (Part Ⅱ)はムーギチョコの製造元による無印の麦チョコの美味しさを報告いたしました。
そして第3弾(Part Ⅲ)では、大手コンビニ3社の食べ比べを行いました。ここでは3社とも同一メーカーによる製造という驚きの事実が判明しました(ちなみに味は全て異なりました)。
そして新たな研究活動へ
まだまだ知らない麦チョコがあるだろうと、行くところ行くところで麦チョコを探す旅を続けて参りました。
そして今回、新たに6商品の麦チョコを御紹介いたします。
以下に順にお示しします。
1.麦チョコ(寺沢製菓)
軽い食感の香ばしい小麦ポップをチョコレートでコーティング
と紹介されています。
2.麦チョコ(正栄デリシイ)
メーカーの紹介は、
サクッと軽く香ばしい小麦パフをまろやかなミルクチョコで包み込みました。
3.むぎっ子(フルタ製菓)
キャッチフレーズは、
なつかしいおいしさ
4.むぎチョコいちご(早川製菓)
リラックマのパッケージです。
5.ぱふぱふ麦チョコ(コープ・ロビニア)
かるい食感の麦パフをチョコでつつみました。
テトラパックに分包されています。
6.DHA入り麦チョコレート(寺沢製菓)
なんと
DHAとカルシウム入りということです。
外観
↑左から比較のためのムーギ、無印、(1) 麦チョコ(寺沢製菓)
↑左から、(1) 麦チョコ(寺沢製菓)、(2) 麦チョコ(正栄デリシイ)、(3) むぎっ子(フルタ製菓)
↑左から、(3) むぎっ子(フルタ製菓)、(4) むぎチョコいちご(早川製菓)、(5) ぱふぱふ麦チョコ(コープ・ロビニア)
↑こちらは(6) DHA入り麦チョコレート(寺沢製菓)
外観だけではそんなに違いはわかりませんよね、早川がイチゴ味とミックスされているので、ピンク色が鮮やかであることが目立つくらいです。
カロリー
↑(1) 麦チョコ(寺沢製菓)
↑(2) 麦チョコ(正栄デリシイ)
↑(3) むぎっ子(フルタ製菓)
↑(4) むぎチョコいちご(早川製菓)
↑(6) DHA入り麦チョコレート(寺沢製菓)
(5) ぱふぱふ麦チョコ(コープ・ロビニア)のみは、大袋にカロリー表記が記載されていたハズですが、手元になく情報がありません。
それ以外の全てを100g換算しますと、
(1) 麦チョコ(寺沢製菓):528 kcal
(2) 麦チョコ(正栄デリシイ):531 kcal
(3) むぎっ子(フルタ製菓):484 kcal
(5) ぱふぱふ麦チョコ(コープ・ロビニア):481 kcal
(6) DHA入り麦チョコレート(寺沢製菓): 546 kcal
となり、(4) むぎチョコいちご(早川製菓)が相対的には低カロリーということになります。
原材料は
(1) 麦チョコ(寺沢製菓)
(2) 麦チョコ(正栄デリシイ)
(3) むぎっ子(フルタ製菓)
(4) むぎチョコいちご(早川製菓)
(6) DHA入り麦チョコレート(寺沢製菓)
と、微妙に各商品、原材料表記の順番が異なるので、当然ですがそれぞれレシピが異なるのかと思います。
味の比較に影響するかはよくわからないですが、
(6) DHA入り麦チョコレート(寺沢製菓)に卵殻カルシウムとDHA含有精製魚油としっかり書かれているところが、カルシウムとDHA配合と記載している所以ですね。
食べた感想は?
さて食べくらべてみましょう。
1.麦チョコ(寺沢製菓)
見た目はテカって光沢があります。触った感じもベタつきはありません。
パフの食感はかなりサクサクとしています。
自ら
”軽い食感の香ばしい小麦ポップ”
と謳っていただけありますね。
味は、甘すぎず、その甘さも口に残らずサッパリと消えていきます。
2.麦チョコ(正栄デリシイ)
クニャっという食感です。
甘さはマイルドです。なんだか湿っているような感じがしました。
実はこちらは、前回ご報告した3大コンビニの麦チョコを製造しているメーカーと同じなのです。
コンビニ3社の商品との比較も気になるところです。
食感だけですと、サクッと感が強かったファミマのものよりも、セブンイレブンとローソンに近いと感じました。
3.むぎっ子(フルタ製菓)
湿気ているような食感で、クニャっとした歯応えでした。
甘さもガツンと来るのではなく、ほのかに感じるような甘さです。
メープルシロップのような香りがしました。
たしかに上手くは表現できないのですが、
パッケージに書かれていたように、なんだか“なつかしい”という感覚を抱けるような気もしました。
4.むぎチョコいちご(早川製菓)
サクサクとした食感なのですが、一緒に入っているイチゴ味のイチゴ香料が通常の麦チョコにも付着していて、純粋に麦チョコの評価が出来ませんでした。
是非、早川製菓の通常の麦チョコだけの商品を食べてみたいものです。
5.ぱふぱふ麦チョコ(コープ・ロビニア)
クニャっという食感です。製造元は(2) 麦チョコ(正栄デリシイ)と同じ、つまり3大コンビニとも同じ製造ということになります。
味についても(2) 麦チョコ(正栄デリシイ)とかなり似ていました。
6.DHA入り麦チョコレート(寺沢製菓)
(1) 麦チョコ(寺沢製菓)と同じ製造元ということになりますので、基本的には味は同じように感じました。
ただし、こちらは結構ベタつきます。冷蔵庫に保管していても手にくっつく感触がありました。
これはDHA由来なのでしょうか、わかりません。
また私の味覚ではDHA風味というものは感じられませんでした。
おわりに
今回の6商品はいずれも個性があって、麦チョコワールドの広さを肌で体感することとなりました。
それぞれみなさんの好みがあると思いますし、食べ比べることで違いは明瞭になってきますが、単独で食べるとそこはいずれも麦チョコとして美味しく食べられるものであると思います。
ちなみにレーマンのムーギチョコを基準にして私の独断で比較しますと、チョコや甘さなどは異なりますし、好き好きではありますが、(1) 麦チョコ(寺沢製菓)のパフのサクサク感はクセになりそうです。
このサクサク感は、同社製品の(6) DHA入り麦チョコレート(寺沢製菓)では感じられなかったことから、(6) DHA入り麦チョコレートは単純に(1) 麦チョコへとDHAとカルシウムを配合したというわけではなく、おそらくコンセプト自体も(1) 麦チョコと異なるのだろう、と推測しました。
サクサク感を愉しみたい場合は、麦チョコ(寺沢製菓)がオススメです。
*気になるのは、家人が(3) むぎっ子(フルタ製菓)はもうちょっと食感が違ったような…と申しておりましたので、ひょっとするとロット差があるのかもしれませんね、それは他の商品についても同様の可能性があるかもしれません。その辺、再現性が得られるのか、という観点からみて、新たな気づきがあればご報告いたします。
以上、今回の研究報告でした。
さらに新たなる麦チョコを探す旅に出ようと思います。
おしまい