660足す公式をおぼえる
あと僅かで今日(2月11日)が終わろうとしている。
今日は暦の上では祝日であり、「建国記念日」であることは皆さん御存知のことでしょう。
建国記念日
初代天皇とされている神武天皇の即位された日(紀元前660年1月1日)を新暦に当てはめると、2月11日となるというのです。
時折、カレンダーなどに西暦より多い年が書かれているものがあると思いますが、
それは「皇紀」であり、別の名では「神武天皇即位紀元」といわれます。
前述のように紀元前660年ということになるので、
西暦に660年を足すことによって、日本が建国されてからの年がわかるということになります。
よって、今年(2021年)は2021+660=2681ですので、
皇紀2681年ということになります。
奈良の鹿
奈良公園には鹿が沢山いるのは周知の通りです。
それでは何故、奈良公園に鹿が沢山生息しているのか。
奈良公園はその一部が春日大社の境内であり、
その春日大社の祭神は武甕槌命(タケミカヅチノミコト)です。
武甕槌命は、鹿島神社(茨城県)から神鹿に乗ってやってきたと伝わるため、鹿は神の使いとして古くから手厚く保護されてきました。
それゆえ、現在も奈良の鹿は天然記念物として大切に保護されています。
神武天皇との関わり
神武天皇が大和を平定するためのいわゆる「神武東征」を行うに当たり、途中、苦戦を強いられました。その時、神武天皇を助けたのが、武甕槌命といわれています。
サッカーとカラス
八咫烏(ヤタガラス)は、日本神話において、神武天皇を大和の橿原まで案内したとされており、導きの神として信仰されています。
日本サッカー協会のロゴでもお馴染みのカラスは、3本足であり、
八咫烏です。
なぜ3本足なのかは諸説ありますが、
天・地・人
をそれぞれ表すといわれています。
なぜ日本サッカー協会のロゴに採用されたかというと、
日本のサッカー生みの親とされている
中村覚之助
に由来するようです。
中村氏は、和歌山県の那智町浜ノ宮の出身であり、熊野の浜ノ宮は、前述の神武天皇東征の伝説において、大阪から海伝いに南下して上陸した地。
そこから橿原まで道案内した八咫烏を、中村氏の出身地にもちなんでロゴマークに選んだということなのです。
日本人として
特別なる宗教や信条という理由ではなく、日本人としてのアイデンティティとして、
あるいは日本という国土に住み、日本人であるということから
この国の成り立ちを知る
という意味合いで、
西暦に660足すと日本が出来た年を表す
ということを憶えていたいと思います。
おしまい
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