手が荒れくるう今年の冬…でも「主婦湿疹」はやめませんか
冬になると乾燥して、手のかさつきが気になりますね。
手をよく洗うから…
手が荒れると、衣服などに指先のかさついた場所が引っかかります。
今年の冬はとにかく至るところで消毒といってアルコールに触れること多いです。もちろん必要不可欠かつ最重要なことなのですが、アルコールは水分も油分も手指から持ち去ってしまうのです。
よって今年はとくにカサつきや肌のトラブルに悩まされる方が多いのではないかと考えています。
そんななか手の保湿のためには、ハンドクリームなどを用いたケアが欠かせないかと思います。
おそらく今シーズンは例年より需要の高まりからハンドクリーム業界は盛況なのではないでしょうか。
さらに手荒れの症状のひどい方は、薬局や医師の処方した軟膏を塗ることもあるでしょう。
今年の冬だから…
家事において、冬は空気の乾燥に加えて寒いのでお湯を使います。それで他の季節に比べて肌へのダメージは大きくなっています。
さらにこれまでに加えて今年の肌にダメージとなっているのは、アルコール消毒です。
「主婦湿疹」はやめませんか?
手荒れがひどいなかには「主婦湿疹」という湿疹があります。主婦湿疹は正しくは刺激性接触皮膚炎という疾患ですが、なかなか治りにくかったり、眠れないほど痒くなったりと手強いようです。
しかしこの「主婦湿疹」という名称、なんとかならないでしょうか。
経緯として、水に触れる家事を女性が携わっていたがゆえに罹患する割合が多いから。
というのはわかるのですが、定着しているからといった理由からメディアが積極的に使用し続けることに強い違和感を感じます。
下記のFNNの報道では、
いつか「主婦湿疹」というネーミングが誰にとっても「家事湿疹」「水仕事湿疹」に変わるように。
と記していますが、
それは男女の別なく家事、水仕事をするような社会になればという趣旨です。
もちろんそうなることが理想であり、それを望むわけですが、そうなるためにもバイアスが掛かってしまうような「主婦湿疹」という名称を変えることが必要だと考えます。
おわりに
以前、女性を前面に打ち出した商品開発に違和感を感じる記事を紹介しましたが、この「主婦湿疹」については疾患名なので、商品イメージなどという商業的レベルとはわけが違います。
罹患された方が名称にも不快感を持てば、さらに別な面でも苦しみが生じてしまうと思います。
おしまい
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