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「意味づけるチカラ」がもたらすHappy Life

本日、私が経験した2つのエピソード。

ケース1: 重要なる情報提供者との出逢い

週明けに仕上げなければならない資料の内容を、構成の面で、どうすれば良いか思い悩んでいると、お手洗いで偶然お逢いした方が、既に同様の経験をされている方でした。

普段滅多に会うことがないのに、なんとも逢うべくタイミングに逢ったと思えるくらいに。

対応に迷っている件について述べて、アイデアについて訊ねると、経験談を話してくれ、どこまでの対応が適しているかを自身の考えを教えて下さいました。

さらに参考になる書籍をも紹介してくれたので、早速ポチッと注文しました。

一瞬にして、大切なプロジェクトが何歩も前進したのです。



ケース2: 危機一髪! 大惨事からの回避


現在は、出勤時にお茶を入れた水筒を持参しています。

日によって変わりますが、夏も過ぎて喉の渇きもやわらいできたからか、水筒は空になることはありません。

今日も中身の残った水筒をリュックに入れて、職場を後にしました。

今日は朝方は肌寒かったので上着を羽織っていたのですが、帰りにそれを着ていると暑くなったので途中で脱ぐことにしました。

幸いコンパクトに畳める上着でしたので、畳んでリュックにしまおう、ついでにお茶を一口飲もうと、リュックのなかの水筒に手を伸ばした瞬間、水筒のキャップが開いていることに気づきました。

おそらく歩く衝撃でキャップは空いてしまったのでしょう。まだ僅かだったから助かりましたが、リュックの内側はお茶で濡れていました。
急いで拭いて、事なきを得ました。

今日に至るまでに幾度かアラートとなることが既に起きていました。

しばらく前から、職場から急いで帰ろうとしてであったのか、はたまたただの確認不足というか、水筒のロックを掛けないままリュックへとしまっていることを、帰宅して水筒を取り出したときに気づくことが数回ありました。

幸いそれまでは水量が少なかったからか、さらには割合激しい上下運動や傾きが生じず、平行移動に近いかたちで水筒が輸送されたのでしょう。

とはいっても自分自身に対して、ロックを掛けないことがクセになっているような状況に危機感は感じていました。


もしも今日、

上着を脱がなかったら。

お茶を飲もうとしなかったら。

リュックのなかの書類や書籍、iPadが濡れてしまい悲惨な週末になっていたかもしれません。


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ということを振り返って、助けられたぞ、と思っていると

以前読んだ本を思い出しました。

それは

「ミーニング・ノート(山田智恵)」

という本です。

というわけで、本日は先頃始まった「#読書の秋2020」に応募する記事にしようと急遽思いました。

ミーニング・ノート

著者は大学卒業後、父親の経営する会社へ入社するも、リーマンショックのあおりを受け会社は民事再生法申請し、一家全員無職となり、32歳にして初の就活を行う状況になったと回顧しています。

そこで著者はこれから訪れる「チャンスを逃してはいけない」と、1日に3つ、チャンスだと思うことをノートに書き続けました。

そこから人生が好転したというのです。

その好転とは、

転職先(1部上場企業)において1年で部長昇進→外資系スタートアップ企業に社外取締役として参画→自ら企業。

というキャリアの変化です。

キッカケとなったノートについて著者は、

1ミリでも心が動いたものはチャンスとみなして、そのチャンスにどんな価値や可能性があるのかを考えて一緒に書き始めた

と述べており、

ノートを書いていくうちに、私の意味づけ力が高まり、日々の出来事から価値や可能性を見つけ出せるようになっていた

さらに

ノートを見返していると、チャンスがつながっていることを発見した

と記しています。

ノートに記す例を挙げていますが、それを簡単にまとめますと


ある方と初めて会う

あとでメールする

パーティーに誘われる

パーティーで出会った人と食事に行く

本を薦められる

本を買って読んだらやる気が出た


といったように、まるでわらしべ長者のように前に起こった事象が次からへと次へと繋がっていったのだといいます。

さらに本書には、ノートの書き方、ノートの選び方などについて詳しく書かれていますので、著者の方法を参考にしたいといつ方にはとても役立つと思います。


私が思う本書でもっとも大切はこととは、

自らに訪れたチャンスを見逃さず、意味づけする、その能力を養う

これに尽きると思います。

その習慣化の一環として、著者の挙げているような1日3つの出来事を記すような行動によって、

見える化意識化行動への変化が自らへともたらされていくのだと思います。


女神をつかまえろ

よく

チャンスの女神には前髪しかない

といいますし、

セレンディピティ (serendipity)と、

「予想外の発見や素敵な偶然のこと」を言いますが、これに気づかないと折角のチャンスは無意味になってしまいます。

サイエンスでは、このふとした発見を、

すなわち、いつもと異なることを行ったり、異なる結果が得られたりしたときに、それを察知出来るか。

その能力が先々を大きく左右するのだと思います。

ノーベル賞受賞者が発見を振り返る際などでも、このセレンディピティが登場するエピソードは枚挙に暇がありません。


先に挙げた2つのエピソードのように、ふとしたことに気づいたり、そこから展開していく。

もしかすると、それはたまたまかもしれません。

しかしそのたまたまを有意味化しておくことで、それらがリンクしていることに目を向けることが可能になる。

ここでリンクしていないことや、結果がアンハッピーになったこととか、ルールアウトしている事象に目を向けるのではなくて、

上手くいっていることの結びつき、リンクに目を向けていく、

という行動ですので、一種のポジティヴシンキングなのかもしれません。

しかしおそらく無意識下も含めると1日でも相当な数の意志決定などを行っているなかで、エピソードを有意味化してリンクさせていく習慣を身につけていくと、これまでは通り過ぎていたような事象に目を向けることが出来るようになり、ミーニングな事象にセンシティブな自己へと徐々に変換されていくのだと思います。


おわりに

要は

アンテナの感度を高く

して

ツイてるねノッてるね(1986)

と感じていきつつ、

正の、かつ陽のスパイラル(好循環)に乗せていくことが大切なのだと思います。


おしまい



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pirokichi
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