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『猛攻』という言葉を体感するとき

普段は全くゲームをしません。

よってゲームの情報にもかなり疎いです。

ゲーム所有履歴はハードはファミコン、ディスクシステムからブランクへてWiiで止まってますし、携帯ゲーム機はかろうじてDSを所有していてドラクエやパズルゲームにハマっていた時期が数ヶ月あったところが最新という有様。

そんな状況ですが時折、スマホゲームをやることがあります。まぁ、それでもほぼパズルゲーム限定です。

とはいえ基本的にはやらないのですが、雑念を取り払いたい時、頭を空っぽにしたいという時に10数分程度やることがあります。場所の多くは電車の中やトイレの中などで。

そのゲームは『Toon Blast』というものです。かなりメジャーなゲームなのでプレイされた方も多いと思います。

このゲーム、さまざまな色の異なるブロックが登場し、ブロックは同色であれば2つ以上隣り合うと消える。
物理的障害が無ければブロックは下へと落下する。
ただし操作(ムーブ)を行う数は予め決められており、そのムーブ数以内で目標として掲げられているブロック以外の物体を全て消滅及び落下させたらクリアです。

このように至ってシンプルなルールです。

あるレベルのパズルをクリアすれば、次のレベルのパズルが始まるのですが、何度トライしてもなかなかクリア出来ないレベルに直面するときがあります。

実はブロックが消滅すると、新たなブロックが上方より降り注ぎ予め規定された空間が満たされるのですが、このブロックの色の組み合わせはその時々で異なり、これで消滅されるステップに差が生じるので、実際はこれは運によるわけです。

したがって、こちらの手(戦略)に寄るところが大きいのはもちろんなのですが、上手くゲームが進展するのには時として『運』や『タイミング』というものが必要になると感じます。

そしてその『運』や『タイミング』、そして戦略が合わさると、これまで全くムーブ数が足らず、進展のみられなかった状況によりクリア出来なかったレベルが、驚くくらいに広範囲でブロックや目標物が消滅し、あらよあらよとクリア出来るという現象が生じることがあります。

この体験、わかりますかね。

他のゲームや仕事、スポーツなどでも通ずることだと思いますが、私はこの『Toon Blast』を行なっていて、上記のような立て続けに事態が進展する様を目撃するたびに、

これぞ『猛攻』というのだ。

このときにこそ『猛攻』という言葉を使うのだ、と思うのです。

『猛攻』という言葉でググってみますと、上位から目立つのは野球、主としてプロ野球のニュースが並びます。

思えば確かに『猛攻』は勢いづいた打線を表現するのに使われる単語であると認識されています。

しかし我々が日常生活を送るうえでは、使用するのにピッタリなシチュエーションはあまりないのではないでしょうか。

少なくとも私にはありません、この『Toon Blast』で生じる『猛攻』以外は。

といったわけで言葉の意味がふと腑に落ちる体験についてのエピソードでした。

おしまい

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