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『商品が売れない時の分析と対策』



商品が売れない時は「数」を確認すること


商品がなかなか売れないなと感じた時は数字を見て分析するクセをつけましょう。

どの数字かというと

「閲覧数」・・・自分の商品が見られた数
「いいね数」・・・いいなと思って保留している数
「検索数」・・・出品した商品の詳細画面が、直近1ヶ月に他のお客さまに閲覧された回数

特に「閲覧数」と「いいね数」の数字を見て、他の自分の売れている商品と比べてどうなっているか?を確認すると解決すべき問題が明らかになります。

「検索数」に限っては少ない場合、そもそものニーズ(必要としている人)が少ない可能性があるので、最初は赤字覚悟で販売するか、返品が可能であれば返品をすることをおすすめします。
経験値が上がってくると、「検索数が少なくても売れる商品」ということがわかってくるので、その場合は適正価格でゆっくり販売するといいでしょう。

これからお伝えするパターンは3つ。
このパターンさえ押さえておけば問題ないかと。

  1. 閲覧数が少ない場合

  2. 閲覧数は多いけど、いいねが少ない場合

  3. 閲覧数が多く、いいねも多い場合

3つのパターンごとに問題点と解決策をまとめましたので、困ったときは確認してください。

①閲覧数が少ない場合

【原因】は5つ

  1. 売れる商品(ニーズのある商品)のリサーチを間違えている

  2. 価格のリサーチを間違えている

  3. 1枚目の写真に問題がある

  4. 検索ワードがタイトルや説明文にない

  5. 出品時間や100円値下げの時間がよくない

⑴売れる商品リサーチを間違えている

売れる商品のリサーチ方法を間違えている危険性が高いです。

需要のない商品を選んでいる場合、そもそも誰も必要としていない。
=検索されていないということが考えられます。

【対策】

  • ☑️商品リサーチのやり方をもう一度見直すか、稼いでいる人に教わる

⑵価格のリサーチを間違えている

商品を検索してみると分かりますが
フリマアプリでお客様が最初に得られる情報は、写真と値段ですよね。

つまり商品に対して、値段が相場よりも大幅に高く設定されていると
そもそも商品ページを開いてもらえません。

【チェックポイント】

  • ☑️その商品の相場はいくらか?
    ※状態によって相場は上下しますので、商品の状態に合った相場を見つけることが大事
    例:角スレ、金具の状態、型崩れなど

【対策】

  • ☑️相場リサーチを見直す

⑶1枚目の写真に問題がある

フリマアプリでお客様が最初に得られる情報は、写真と値段だと言いました。

どんなに人気商品で安く出品していたとしても、ライバル商品に埋もれてしまう写真は見てもらうことができません。

中古品の場合
写真の1枚目で「状態が悪いのかな?」と思われてしまっている可能性もあリます。

〈よくある写真の悪い例〉

  • ピントが合っていなくてボケている

  • 全体的に暗くて不鮮明

  • 装飾にこだわり過ぎていて、肝心な商品が目立っていない

【チェックポイント】

  • ☑️ ピントが合っていなくてボケていないか?

  • ☑️全体的に暗くて不鮮明じゃないか?(=どよ〜んとしていないか?)

  • ☑️ 装飾にこだわり過ぎていないか?

  • ☑️肝心な商品は目立っているか?

【対策】

  • ☑️評価がたくさんある、同ジャンルのアカウントを探して写真の撮り方を徹底的に真似する

⑷検索ワードがタイトルや説明文にない

お客様は欲しい商品の名前や特徴から検索をかけます。
商品名を知らない場合は、お客様の考えるお財布の特徴で検索します。
例:ルイヴィトン、モノグラム、がま口、メンズ、長財布など

その検索にヒットさせる(検索画面に出てくる)工夫が必要になります。
メルカリの場合、「タイトル」か「説明文」にワードがあると検索にヒットするようになる仕様です。
=入ってなければ表示されず。自分の商品を見つけてもらえません。

【チェックポイント】

  • ☑️タイトルや説明文に「検索ワード」があるか?

  • ☑️漏れている「検索ワード」はないか?

【対策】

  • ☑️自分と同じ商品のタイトルや説明文の中から、お客様が検索しそうな「ワード」を自分の商品ページに加える

⑸出品時間や100円値下げの時間がよくない

メルカリの表示アルゴリズムは

  • 出品された時間が新しいもの

  • 100円以上の値下げ更新をしたもの

この2つから上位表示されるようになっています。

つまり、多くのユーザーが集まりやすい時間帯を狙って出品や値下げをすると
お客様に見てもらえる可能性が上がります。

逆にユーザーの少ない時間帯は商品が上位に来ても、あまり意味がありません。
ユーザーが集まる時間帯になったら、他の人が値下げや出品(再出品)をするため
検索の順位が下がってしまうからです。

【チェックポイント】

  • ☑️出品や値下げの時間帯「商品を買うお客様がメルカリを開く時間帯なのか」

  • ☑️その商品を購入するお客様がメルカリを見るタイミングかを考える
    例:レディース 主婦層に需要のあるもの→家事を終えて一息つくタイミング
      メンズ 社会人→出勤時や帰宅時、電車などで移動しているタイミング

【対策】

  • ☑️お客様が商品を見るタイミングを想像して、時間をずらして出品や値下げをしてみる

②閲覧数は多いけど、いいねが少ない場合

1枚目の写真や相場に関しては問題がないと言えます。

お客様は「良さそうかな?」と思って商品を見たけど、詳細を見たらなんか違ったなと感じたり、購入検討までに至らなかったから、いいねをつけなかった

ということになります。

なぜそうなったのか?
【原因】は3つ

  1. 2枚目以降の写真に問題がある

  2. 商品状態に問題がある

  3. 説明文に問題がある

⑴2枚目以降の写真に問題がある

写真の1枚目で「綺麗!」と感じても、2枚目以降が汚い、写真の撮り方が適当だと「あまりよくないのかも?」と不信感に繋がってしまいます。
例:ピントが合っていない、暗くてよく見えない、急に床で撮影されたなど

お客様が気になっている部分の情報が足りない場合も同じです。
例:内側のポケットの状態、角のスレ、型崩れなど

【チェックポイント】

  • ☑️2枚目以降の写真も1枚目のクオリティで写真が撮れているか?

  • ☑️商品を雑に扱っているように見えないか?

  • ☑️お客様が気になっている情報が写真で確認できているか?

【対策】

  • ☑️2枚目以降の写真はお客様が欲しい情報を載せてあげる

  • ☑️評価数が多く、同じジャンルを扱っているアカウントの写真の撮り方を研究する

  • ☑️撮影環境を整える(撮影BOX、手袋、光など)

⑵商品状態に問題がある

外見は綺麗だけど、内側が汚い、ダメージがあるとお客様は見るのをやめてしまいます。
ダメージがあっちゃダメなのか?というとそういうわけではなく、もっと具体的にいうと
お客様の「許容範囲」を超えた場合です。

恋愛で考えると分かりやすいですが、
ストライクゾーン(恋愛対象の許容範囲)を外れた相手に恋愛感情を持たないことに似ています。

【チェックポイント】

  • ☑️商品のダメージ具合はどのくらいか把握

  • ☑️同じようなダメージの商品が売れているか?

  • ☑️その相場は?

【対策】

  • ☑️リペアができるようなら、リペアする

  • ☑️リペアしない(もしくはできない)場合はマイナスポイントも含めた上での値付けをする

⑶説明文に問題がある

お客様が気にするであろう情報が抜けていたり、商品と関係のないこと情報ばかりだったりすると、購入しようという気が起こりません。

お客様は写真と説明文でしか、商品のことを知ることができないのでプラスで伝えたいことや伝えなければならないことを記載しましょう。

説明文は、うまく書くことで爆発的に売れるようになるわけではありません。
「マイナスになる要素を防ぐ」というイメージで作るといいです。

【チェックポイント】

  • ☑️お客様が気にするであろう最低限の情報は記載されているか?
    例:商品名や特徴(検索ワード)+寸法、購入元、写真で伝わらない商品の状態など

【対策】

  • ☑️評価が多く、同じジャンルを扱っているアカウントの説明文を分析する

  • ☑️表記の形を見たり、言い回しを見て、何を伝えているものかを考える

  • ☑️どのような言い回しをしているかを自分なりにアレンジする

③閲覧数が多く、いいねも多い場合

いいね多い=購入を検討している人が多いということ

時間の問題で売れるということもあり得えます。
が、購入に踏み切れない理由が必ずどこかにあるわけです。

その理由を解決してあげれば、さらに購入される可能性はグッと上がります。

購入を踏みとどまるのはなぜなのか?
【原因】は2つ

  1. ライバル商品に比べ、負けている点がある

  2. 購入したいとは思っているが、機会を伺っている

⑴ライバル商品に比べ、負けている点がある

お客様は基本的に「同じ商品ならより綺麗で、安い方がいい」と考えます。
というのも、限られた予算の中で「お得」を感じたいし、「損」をしたくないから。

お客様はめちゃくちゃリサーチして比較・検討していて、
他のアカウントの出品している商品(ライバル)と比べられているということです。

ライバルに負けている要素を解決してしまえば、購入される可能性はグッと上がるというわけです。

【チェックポイント】

  • ☑️ライバル商品と比べて、負けているなと感じるところがないか?

  • ☑️具体的にどこが足りていないか?

  • ☑️それは解決できることか?
    例:値段、状態、写真、説明文など

【対策】

  • ☑️比較対象になりそうな、「販売中の商品」をリサーチし直す
    ※自分の商品と値段が近い、状態が近い、デザインが近いもの

  • ☑️一番、コスパのいいポジションを取る

⑵購入したいとは思っているが、機会を伺っている

買うと決めているけど、最後の一歩が踏み出せないことがあります。

特に値段の高い商品の場合は多いです。
値段が高い商品の場合はじっくり販売する方がいいと思います。
というのも、「給料を貯めて買おう」とか「ボーナスで買おう」とか長期的に考えている方が多いからです。

他には値段が高くなくても「値段が近い」「状態が近い」とどっちがいいかなと迷う方もいます。
こちらは購入の意思はほぼ固まっているので、こちらからきっかけを作り、背中を押してあげることで購入に踏み切ります。

ここまでのできる限りの対策をして、最後の手段として値下げやセールでキッカケを作ってあげましょう。

【対策】

  • ☑️セールやフォロー割の通知をする
    例:期間限定セール・・・土日限り、この値段で購入できるのは今回が最後、など
      「フォロー割で◯%オフします」

まとめ

いかがだったでしょうか?
お客様が何に引っ掛かっているかがわかり、解消するためには何をしたらいいかがわかったと思います。
これを繰り返していくと、自分の中で基準値が上がっていき、商品が売れやすくするスキルになっていきます。

最後にお伝えしたいのは
「稼げる商品を探すよりも、稼げるスキルを身につけた方が効率がいい」
ということです。

稼げる商品はもちろんあります。
しかし、その分競争率も激しく高騰しやすいため、
仕入れが難しかったり、なかなか市場に出てこないなど
扱いづらいという特徴があります。

それよりも、常に需要がある商品を仕入れて
売るスキルをつけて、その商品をガンガン売っていった方が資金が増える
→仕入れる数を増やせる
→売れる数が増える
→資金が増える

・・・といったように結果稼げるようになる方が、資金も増えるし、経験も増えていきます。

資金が増えれば仕入れる商品の数が増えるので、売るチャンスが増えますし、経験が増えれば仕入れる商品や販売額もわかってくるので、さらに売れるようになっていきます。

なかなか売れないなと思ったら、このカンペを見返して、
改善して、一歩ずつ進んでいただけたら嬉しいです。

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