40代情シス女子、プロジェクト炎上の火消しに走る その2
下記の記事の続きであります。順番に火消しておりますよ。
決定事項を実現させる
前回、大事な決定をいくつもして、要件削減したと書きましたが、それぞれ要件を削減した前提で「落としどころ」を決めてかなきゃいけません。
一度炎上しているプロジェクトはこれが難しかったりします。
やることを個別の要件に落とし込める人がいないんです(´;ω;`)
つまり、マネージャーが相当に現場にコミットして、
要件を真剣に減らしにかからないといけません。
しんどい(´;ω;`)
ユーザ企業側の情シスが要件をしっかり握る
そしてこれが必要です。だいたい炎上しているプロジェクトって、そもそものユーザ企業のコントロールがうまくいっていないことが多いと思うんですよね。
開発会社に丸投げにしているんだけど、
丸投げにしている要件自体が矛盾していたりする。
そんな日常。
さらに難しいのは、開発ベンダーが妙に権限持っちゃって、「いや、そうはいっても必要だと思うのでやります」なんて言われたりするケースです。
いや、あんた、誰の方を向いて仕事してんねん。
なので「ベンダーのせいだ」とか「ユーザのせいだ」なんていうのは止めて、ユーザ側がしっかりコントロールできるようにならないといけません。
あとは、トラブルの根っこをしっかりおさえることですね。
もめやすいポイントなんてだいたい決まっています。
ねばり強く向き合うしかない
結構こういった火消しで折れる人って多いんですよね。やる気をなくしたり、心身の調子を崩したりね。
私の今やっているプロジェクトみたいに、あまりにダメダメで解体したプロジェクトなんてもうねえ、魔窟_| ̄|○
大事なのはステップバイステップでいくことだと思います。
考え方を繰り返し共有する。
進捗報告もしっかり聞いて、問題点を掘り下げる。
これだけで実は、プロジェクトの雰囲気はずいぶん変わります。
当たり前のことを、当たり前にやるだけで、物事は変わってきます。
しかしまあ、改めて、要件定義って魔窟だと思います。今は本もたくさん出ていますね。これはよさげ。
私はこれを手元に置いています。かなり「濃い」ですが、骨太で個人的にはよいです。
おしまい。