評価を回復するのに10年以上かかった話
先日こんな記事を書きましたが、なかなかに波乱万丈な社会人生活を送ってきました。
その中の一つは人の評価。
「君は強引すぎる」
20-30代のときによく言われたのがこれです。会社が大きな転換期にあり、新規事業を担ったり、それまで大量に出していたチェック用帳票をフローを変えてごそっとやめたり、大きなビジネスの転換にわりとトップダウンに近い形で携わったりしていたもので。
といった、当時の自分からすると「人の苦労も知らないくせに…!」といったことを言われがちでした。
トップダウンでやることって、意外に孤立しがちなんですよね。
当時の上司は基本味方になってくれていましたが、やめてしまったこと、BPRを推進していたトップが変わったことで、急に孤立しました。
チームでの仕事が立ち行かなくなる
そして、あらゆることがうまくいかなくなりました。
あらゆることを自分で引き受ける羽目になり、そこで周囲からまったくいわれのない告げ口的なことを受けたりしてね。
仕事を引き継いだ人が大事なファイルを削除して「引き継いでません」とやったり、まあいろいろと。
仕事で数字を出しても、直属の上司が「いや、これは偶然で、施策のせいじゃありません」なんていうんですもの。
うまくいくはずがありません…!
異動するときに起きたこと
そんなこんなでぼろぼろになり、情シスに異動することになったのですが、たまたま出張で首都圏に行く機会がありまして、事業所のすみで仕事をしていたら、何人もの人がふらりとやってきました。
そのなかには、ずっと前に可愛がってくれた上司の方もいらっしゃいました。
うちに帰ってから泣いた。めっちゃ泣いた。
失われた10年間
それでうまくいったらいいんですけどね。一度悪くした印象って、なかなか戻らず、情シスでも苦労することになります。
結果、メンタルを崩してチームチェンジすることになりました。
何度かチームを変えながら安定して成果を出せるようになり、信頼回復してマネージャーになるまで、10年。
長い、長い10年でした。。。
今は、ユーザ部門の方とも当時の人脈をもとに仲良く付き合っています。当時いろいろな目にあわされた人は、退職したり、閑職に移ったり、まあいろいろとありますが、もう過去の話です。
そんなこんながありましたので、強引さをもつ部下や若手社員に会うと、いろいろと言いたくなってしまいます。
自分みたいに10年キャリアを失うというのは結構しんどいものがありますし、いいことないですからね。
以前より転職もしやすくなっています。
一つの組織にしがみつく必要はありませんが、本来やりたいことがある会社にいるのなら「うまく立ち回る」ということも、学んでいきたいし、学んでほしいと思っています。
これ、販売されたときには結構話題になりましたよね。今になってみるとあたりまえのことなんですけど、自分はできてなかった。
機嫌よくしていること、いっぱいいっぱいにならないのも、大事なことですねえ。。。
そして、自分を思うように動かすことも、社会人として必要なスキルなんだと思うようになってきました。
おしまい。