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地方の会社は監視社会?

「先生、昨日、白菜買ってたでしょ?」

 中学生のときに、クラスで先生にこんな感じで話しかけた生徒がいました。

「先生、昨日、〇〇スーパーで白菜買ってたでしょ?」
「ええ、買っていたわよ」
「やっぱりー」

 今思うと、先生に話しかけて会話したい「きっかけ」の一つなんですけれど、今思い出すと「勤務外の行動まであれこれ言うんじゃねーよ」って感じですよね。

何買ってたっていいと思うけれど、
学校の先生とかは、買いづらいものもありそうな気がする

地方の会社に就職したら、同じ世界が待っていた

 まあこれは、この記事に書きましたけれど、わりとすごい日々が待っていたのであります。

 最初に就職した情シスは、車通勤の人が多かったせいかあまりあれこれ言う人は少なかったのですが、その次の部署にはパートさんが何人もいらしたんですよね。

「先週、何か買って道歩いてたでしょ?大変そうだったから乗せようと思ったけれどやめたわー」
「先週末、自転車で国道を走ってたでしょ?」
「先週、道路で立って人を待ってたけれど、あれ何?彼氏?」
「あなたの同期の〇〇さんが男の人と先週末ヨーカドーにいたわよ。あれ彼氏よね、きっと」

 ウゼエ…。普通に生活している行為を「見たぞ」って言われるのって、はてしなくウゼエ…。

 同期の子たちと「ナニコレあれ?」みたいな会話をしたりしましたが、まあ、後になって仲良くなってみると、地方の若い人のあれやこれやをうわさしたいんですよね。

「ママ友」とかもものすごい苦手なタイプにとっては
こういうの本当勘弁してほしい

噂されたくないなら、生活圏を分ける

 まあこれしかないと思うのですよね。

 私の場合は、20代のうちに関東に引っ越して、そのままマンションを購入して「もう帰りません!」って宣言しちゃったわけですが、これくらい距離を分けるとさすがに誰もあまり言いません。

 まあこれはちょっと遠いですが、生活圏を分けるというのは一つのポイントだと思います。

 ちなみにこれは、合う人合わない人がいるというだけの話であって、その地方のなかで「生活グループ」を作ってしまって定着する人もいます。

 お子さんができると、会社の同じくらいの年代で仲良くなって、生活情報を交流したり、一緒に遊びに行ったりとかやっている人もいますね。
 イチゴ狩りに行ったとか、潮干狩りに行ったとか、お花見に行ったとかね。

気にしない、相手にしないと言われなくなります

 まあこれですね。
 若い時は言われますが、一定の年齢を超えると言われなくなります。

 というか、正確にいうと「面と向かっては言われなくなります」

 まあそれでも「〇〇で見かけたわよ」みたいなことを言われることはまだありますが、昔ほどツンツンしていないので「あら、そうでしたか。買い物行ってたんですよ」「あそこよく行くの?」「そうですねー」くらいには受け流せるようになっています。それで終わり。

 さらに今はリモートになっちゃったんで、何も言う人はいなくなりました。用がなければ会わないしね。

これは、地方あるあるだと思います

 以前より地方に気軽に住む人が増えてきて減ってきている気がするんですけれどね。やっぱり「世間が狭い」は地方あるあるだと思いますので、首都圏→地方に就職する方は知っておかれるとよいと思います。

 週末のヨーカドー(or イオン or ホームセンター)に行くと、
 かならず誰かに会う世界ですから。

 私は抜けたけどね。

 しかしまあ、職場の人間関係って、わかいうちは「うざい」と思うけれど、ちょっと会話しておくことで助けてくれることがたくさんあるということもわかってきました。

 それでもやっかいな人間関係というのもあって、この年になってもちょっと言われたことに悶々とする日もあったりするわけですが、こういったものとの付き合い方はもっと磨いていきたいなと思っています。






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