情シスと誠実さについて
情シスには、多分に誠実さが求められるシーンがあると思います。そういった意味では私、この仕事、向いていると思うんですけどね。。。
真面目真面目と言われて
10~20代のころは、「真面目」とか「クソ真面目」なんていわれて参りました。いろいろつらくて、人生に悩みまくってました。
人の役に立ちたいとか、そのためには何になればいいんだろう、何をすればいいんだろうとかね。
当時の愛読書がこの二冊ですから。当時の自分を思い返すと、言いたいことはいろいろとあります。真面目かよ!!(人生や自己犠牲の精神を考えられる、よい本です)。
30代後半で伸び悩むことに
何とか社会人になって、最初のうちはよかったのですが、つきつめすぎて、任されたいろいろなことに手を出しすぎて便利屋のようになり、仕事を大量に抱え込む羽目に陥ります。まさにこんな感じ。
めっちゃ数字は出すしレスポンスは早いのだけど人が育たないジレンマ。
ひと言でいうと、チームプレーができていなかったという。
これは今振り返ると、プロジェクトでやっていくには致命的な弱点でした。で、毎日仕事がつらいという状況が続きました。
仲間や顧客に誠実であることと、真面目さとの違いについて
今になって思うと、当時の「真面目さ」というのは、多分に自分勝手ではた迷惑なものだったと思います。当時の自分について分析するとこんな感じ。
・自分だけのこだわりを持っていた=自分の成果にこだわっていた
・品質について自分だけの基準を持っていた=妙な前提を持っていた
・仲間に対する信頼に欠けていた=人の好き嫌いがあった
そのうえで、いろいろありまして、本当にいろいろありまして仕事でもプライベートでもすべてを失うことになります。そのときのことはざっくりここに。
仲間を信頼するということ
再起を志していたときに、いったん原点に立ち返り、こだわりをふり捨てることにしました。
いろいろな人の意見や話を聞いたり、上司と相談しながら、今まで下に見ていた人にいくつかのタスクをお願いするように、進め方を変えたのです。
すると、自分にはない視点だったり、気づきであったり、解決策であったりが次々と出てきました。仕事の進め方について気づきがたくさんありました。そして、さらに会話を重ねるうちに、チームでの会話が増えて、問題意識が高まってトータルでの生産性まで上がってきた。
最終的に、いろいろなものを少し引いて見られるようになりました。上司から「視座が上がってきたね」と言われたのもこのころ。
最初の想いは変わらない
そんなこんなでマネージャー試験を受けることになり、面接の前に情シスの現マネージャー陣+担当役員との事前ディスカッションなるものが行われたのですが、
「あなたが仕事で大切にしていることは何ですか?」
と聞かれました。
「ちょっと青臭いかな?」と思いながらも、
「誠実さです」
と答えました。
「とてもぴょん吉さんらしい言葉ですね」
と言っていただきました。
いろいろと仕事の進め方や働き方は変わりましたが、お客様に対して、一緒に働く仲間に対して誠実でありたい。そのための手段は昔のようにこだわらないが、自分に、周囲に、誇れるものでありたい。
今はそのように思っています。
最後に、当時読んだ本たちをあげておきます。