学生時代の一人暮らしは多少不便なくらいがよいかもという話
学生時代の一人暮らしの家賃は三万八千円でした
詳しくはここに書いていますが、都下(区内じゃない)6畳一間、三万八千円の学生下宿ってそれなりですぜ。
一軒家で二部屋だけ、私の出身大学の学生限定で貸し出していたのですが、2Fの子ども部屋をちょこっとリフォームしてミニキッチンと外からの出入り口を付けただけだと思うの。
テレビがうまく映らない部屋
たとえばテレビのアンテナがちゃんと入らないんですよ。常に画像がゆらいではっきり見えないの。
地デジ前で、室内に一応テレビの口とケーブルがあってテレビには差せたんですけど、いろいろ試してみて、室内に引き込んであるケーブルと差込口に問題があるんじゃないかなーと思って、いろいろ差しなおしてみたら直ったんですけど、ちょっと触って向きが変わると逆戻り(´;ω;`)
おかげでテレビの画質にはまったくこだわらなくなりました。
ちゃんと映るだけで最高やん。
そのうちコツがわかってきて、それなりの画質で見られるようになりました。もうね。4Kテレビとか全然いらない。人の顔色とかがちゃんと見えるだけで最高。
隣の声が丸聞こえの部屋
さらに、隣との壁がかなり薄くてですね。たとえば隣の人が帰ってきてバッグを置いたなとか、ご飯作り始めたなとか、電話で話しているなとか全部聞こえるの。
隣の人は気を遣わない感じでしたが、自分の生活音が漏れるのがはずかしくてね。それまでは一軒家で好き放題にしていたのですが、騒音を立てなくなりましたよ。
これはこれで必要なスキルだと思うの。
上で書いたテレビについては、はっきり見えないうえに、音を意識してイヤフォンで聞いていたのですが、当時のイヤフォンの性能が今一つで、さらに今のように長いケーブルのものとかあんまりなくてですね。
テレビ自体をあまり見なくなりました。
おかげで本をたくさん読むことになり、学生時代の財産になりました。
暑くて寒くて長居したくない部屋
木造住宅で、エアコンはつけられない(禁止)で、さらに石油ストーブも禁止。さらに日当たり良しという環境でしてね。
夏の朝なんて寝てられないの。カーテン閉めても暑くて目が覚めるの。
おかげで、部屋に長居しなくなりましてですね。まず目を付けたのが大学の図書館&オーディオセンターでした。
大学の図書館って結構充実しているんですよ。私の場合英文科卒だったので洋書の古典とかあるし、オーディオセンターでは洋画やアメリカのファミリードラマとか見られたりしてですね。放課後わりと入りびたっておりました。
さらに、家にいると暑いし、校舎も文化財だったためあまり快適な改築ができなかったらしく(今はましになっています)、雨漏りするわ虫は入ってくるわ暑いわ寒いわでしてね。
アルバイトにはまることになります。
不便な部屋は、自立心や向上意欲が増す源になる
大学時代の同級生だと、家賃10万くらいの衛星放送とかもついているステキマンションに住んでいる人とかいましてですね。
世間って広いですよね。
しかし、なんというかそういった「格差」みたいなものを早いうちから実感したおかげで、社会に出た後の「不公平感」とかはあまり気にしなくなった気がします。
さらに「早く働いてしっかりお金稼いでこんな部屋は早く出たい…!」とか思っていたので、社会に出てからいろいろな目に遭いながらもがんばることができました。
まあ社会に出たらちょっと良い部屋に住みたいというのは自然だと思いますが、学生時代は(自分で稼いで良い部屋に住むのはいいけど)、多少不便なくらいがちょうどよかったのかな、と今になって思っています。
まあ同じ部屋を選ぶかと言ったら選びませんけどね(笑)。