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朝鮮新報に記事を書きました。
延期を経て開催された在日コリアンの結婚式。朝鮮総連幹部も参加する中、ほぼ唯一の日本人として、記者として取材してきました。
在日コリアンの結婚式は映画「月はどっちに出ている」で、序盤に結構長い尺を使って描かれています。スピーチの順番で揉め(総聯が先か民団が先かというところで)、民族楽器が打ち鳴らされ騒がしい。
もう四半世紀くらい前のこの映画では、登場人物の髪型も服装もまだバブルの余韻を残していました。
それほどではなくとも、友人の結婚式は日本の、少なくとも自分の結婚式と比べると、無秩序で騒がしいものでした。悪い意味で、というわけではなくいい意味で。当事者は大変かも知れませんが、Strangerとして、参加者として見るには実に面白いものでした。
緊急事態宣言下ということもあり、ノンアルコールでした。一部の人がお酒を持ち込んでいましたが(この部分はざっくり編集された)。
京王プラザホテルで開かれた結婚式。大手ホテルで披露宴というのも最近少なく、在日コリアンの結婚式はホテル側にとっても貴重なお客さまなのだとか。
友人の門出を祝えたことを喜ぶ一方で、200名の参加者のうち日本人は1名だけという事実に驚きました。スーツ姿で、かわされることばも日本語だから別にばれることはないし、ばれたところでなんだ?と言われることもないのですが。非常に楽しい時間でした。
代々木上原に東京ジャーミィというモスクがあります。何度か足を運んだことがあります。そこに行くとまず日本人はいません。別に日本人だからなんだ?と言われることはありませんが、異国感を感じると同時に、何か厄介なことにならないといいけど、ということもちょっぴり思います。ですがそれはほとんどの場合、杞憂です。
何かやっかいなことにならないといいけど。そんな緊張感を時々感じる。日本に住んでいるのは日本人だけではないのだぞ。逆に日本人がマイノリティになることも、あるのだぞということを肌感覚で知る。ちょっと、明日から謙虚に生きようと思います。
また、そんなマイノリティの社会をひょいと暖簾をくぐるようにのぞき見する。異文化に触れるのはやっぱり楽しい。ああ、そう考えるのか。ああ、そういう風にするのか。知らなかったなぁという気持ち。それだけでなく文章にして、多くの人に読んでもらって、ささやかながらでも原稿料をいただけることが、ぼくには実に嬉しいことなのです。
■ 北のHow to その125
朝鮮新報というのは、朝鮮総聯の機関紙です。朝鮮語と日本語の記事があります。地方の図書館に行くと置いてあることも多いです。定期購読している人は…、在日コリアンや研究者の方がほとんどです。みなさまの眼に触れる機会は少ないかも知れませんが、在日社会を知るには最適な資料です。
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