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週刊金曜日4月8日号に記事が掲載されました
12ページ、13ページの2ページ。目次の最上段にぼくの名前が載っています。相撲の番付じゃないですが過去最高位。かつて特集ページで蓮池透さんと並んで名前が載って見開きで並んだことがありますが、それを超えました。
これを見て以来、大学のゼミの先生が先生と呼ぶようになりました。面はゆいです。
朝鮮総連内部でも話題になっています!在日コリアンの間を記事が回っています!という報告が。かつて朝鮮新報で書いた連載以来、特に某部署での評判が悪いので、ここでひっくり返るといいのだけど。
自分としてもかなり硬派な記事。相手の廉文成先生に引っ張ってもらい、編集者の直しで格好がつきました。
裏話をいくつか。お互いの緊張を解きほぐそうと、ICBM火星17号発射後に北朝鮮がトップガン風の動画を発表しましたが、そこのセットリストが以下の通り。
영원히 한길을 가리라(永遠に一つの道を行かん)
빛나는 조국(輝く祖国・準国歌)×2 (バージョン違い)
우리의 국기(われらの国旗)×2(バージョン違い)
これはこのまま計画を邁進し、祖国を輝かせ、国旗をなびかせるって意味でしょうか。と質問したところ笑われました。どうやらディープ過ぎたようです。
二次会と夕食を兼ねた会では、南の人が激怒し、北の男性が大喜びする歌として、근위부대자랑가(近衛部隊を誇る歌)はわかりますか?と言われたので、ウォークマンのセットリストに入ってますと答えてしまい相手の顔色が変わった。
この歌はどういう歌かというと、朝鮮戦争時にアメリカおよび韓国軍を痛快に打ち破った北の部隊を紹介していく歌。例えば、開戦直後にソウルを解放(あくまで北側の見解)し、共和国旗をはためかせた105戦車師団などなど。
兵役経験のある北朝鮮男子の前で歌えば、どっかんどっかんウケるの間違いなしの一曲。しかも日本人が歌う、知っているギャップで相手は、北側は無条件降伏ですよね?と詰めた(ここがぼくの一番悪いところ)のがいけない。
ここからはここにも書けないディープな話の披露大会となり、結果的に日本側が敗北、やっぱり在日の方すごいわー、かなわんわーといういつも通りの展開で終わりぼくは大満足だったのです。ところがそのレベルまで攻め込んだ日本人はいなかったらしく、かなりひかれてしまいました。
このようにインタビュアーは暴走気味でしたが、よくぞ抑えて頂けたと思います。楽しい仕事でした。
まだ本屋に並んでいます。ぜひご高覧ください。
■ 北のHow to その141
公式非公式、仕事、仕事以外に関わらず在日コリアンの方に話を聞くと、初めは「ぼくはそんなにディープな体験はないなぁ」といいつつ、とんでもない裏話を聞かせてくれます。今回の廉先生もそうでした。こういう時間が本当に面白くてなりません。
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