コロナ問題とアマチュア音楽シーンを考える

コロナの影響により、アマチュア音楽ライブはほぼ全て公演が不可能となっている。ライブハウスの中には、閉店してしまったところもある。また、現状の資金確保のため、クラウドファンディングに乗り出しているライブハウスも多い。

そんななか、『無観客・生配信ライブ』に乗り出しているライブハウスも多い。また、ネット生配信サービス(イチナナやSHOWROOMなど、パーソナリティーによるトークが中心のもの)や、ZOOMなどの会議用アプリを用いた、『オンライン・ファンミーティング』を行うアーティストも多い。

また、『エアライブ』という企画もある。各々の過去のライブ写真・動画をSNSにアップし、実際のライブであるかのようにふるまう、一種のごっこ遊びであるが、アーティスト同士の交流や、ファンにとっては、今まで見たことのないアーティストと出会うことができ、なかなか馬鹿にできない。

コロナ中の考え方としては、

①コロナ収束後にライブに来る客を増やすために、今のうちにプロモーションしておく
②ライブに依存せず、極力ネット上で完結するビジネスモデルを構築する 

の二通りあるかと思われる。

①今のうちにライブのプロモーション

自分のファン・ほかのアーティストのファンだけでなく、今までライブに来たことのない人に対しても、アマチュアライブの面白さをアピールする。ライブに来る層は限られており、新規にライブに来るようになる人が少ないという問題を解消できれば。

②ネット上で完結するビジネスモデルの構築

ネット上で活動する、歌い手・踊り手・ライバー(生配信者)や、コミケやM3などの同人即売会を中心に活動する同人ミュージシャンの活動を参考にしてみてはどうだろうか?

ネットメインで活動する人も、ネットオンリーではなく、実際にライブやオフ会を行う人も多い(かつては、『ネットアイドル』なるカテゴリが存在していた)通常、メディアの向こう側にいる人と実際に会えるという希少価値から、かなりの成功を博している人も多い。

ライブメインで活動しているアーティストも、ネットでの活動を模索中の人が多い。これを機に、アマチュア音楽業界の更なる発展が望めればと思う。

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