アマチュアライブを観ることを、日本の文化に!
私、現在、自分の音楽活動だけではなく、『アマチュア音楽を聴くことを、日本の文化にする』という趣旨で活動しております。
そのためには、私個人の活動には限界があります。
なので、この一文をお読みいただき、皆で共有することを考えております。
まずは、アマチュアミュージシャンとしての心構えです。
そもそも、音楽をはじめとする、エンターテイメントの存在意義とは何でしょうか?
とあるプロ野球の監督は選手時代に、『日々の生活に、ほんのちょっぴり潤いをもたらすもの』と言いました。
また、とある漫画の主人公のセリフに、『社会を味付けする調味料になりたい』というものがありました。
ともに、エンターテイメントの本質をつかむ、非常に重要な定義となります。
しかしながら、メジャーはともかく、アマチュア音楽を聴くことが日本の文化になっているとは、正直言い難いです。
アマチュア音楽とは、メジャーよりも身近なエンターテイメントとして、また、時として、メジャーにはない刺激をもたらすものとなります。
なので私は、アマチュア音楽をもっといろいろな人に聴いていただきたい、ライブハウスに来ていただきたいと、日々考えているわけです。
このことは、すべてのアマチュア音楽にかかわる人に考えていただきたいことです。
理想としては、常にライブハウスを満員にすることです。
しかしながら、現状は、少ないパイの奪い合い、すなわち、ライブによく来る同じ人が、いろんなライブをぐるぐる回っているにすぎません。
だから、パイを増やす、すなわち、新規顧客を増やさなければなりません。
(もっとも、ステージには立ちたいが客を呼ぶことは考えていない、という縁者もいると思います。そういった方のために、『オープンマイク』と呼ばれる、定額参加費制のイベントもあります)
みんなまずは、お友達を呼びましょう。
もちろん中には、『友達を呼ぶのではなく、ファンを作りたいんだ』という方も多いかと思われます。以前の私もそうでした。
しかしながら、お友達の背後には、まだ私たちの知らない人脈があります。お友達がその人たちに感想を述べた時、その人たちがファンになってくれる可能性があります。つまり、インフルエンサーになってくれる人がいるかもしれないわけです。
もっとも、ミュージシャンの中には、お友達が少ない人も多いし、付き合いのある人は音楽関係者のみで、自分の活動でいっぱいいっぱい(本当は、ほかの人のライブも観て勉強すべきなんですけどね)学校や職場の人には活動のことは言いづらい、という方も多いかと思われます。そこで、音楽関係者や学校職場の人以外の、サードプレイスに参加することを強くお勧めします。私の場合、鉄道オタクコミュニティやアウトドアサークル、社会活動系勉強会に参加し、その中で、かなりのお客様に来ていただくことができました。
(それでもなお、友達からではなく、最初からファンを作りたいという方が多いかと思われます。その方法は、のちのちお伝えいたします。)
だがしかし、やっと来てくれたお客様が、リピーターになるとは限りません。それは、目当ての演者以外は興味が持てず、目当ての人だけ見るにはチケット代が高すぎるからです。(ライブ慣れしているお客様であっても、目当ての人しか興味のない人は多いです。ただ、そういった人たちは、目当ての人だけ観るために金は惜しみません)人は誰でも、未知のものには手を出しづらいというのがあります。
それを避けるために、イベント全体として、お客様を楽しまる、という意識が必要になります。イベントとしての雰囲気を作るのです。そのために、すべての演者が、観客全体を楽しませる、という意識が必要になります(自分が読んだお客様にしか意識が向いてないという問題は、どこの界隈でも問題になっています)
アマチュアライブは楽しいし、いいオリジナル曲は多いです。
それをいかに伝えるかが重要になります。
(続く)