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ジェイボードとスケートボード

私は定年退職後、近くのコミュニティセンターで会議室の貸し出し受付等、運営のお手伝いのバイトをしています。

ここの玄関前はちょっとした広場になっていますが、来館者が多いのでボール遊びやスケートボードは禁止しています。花壇にその旨の注意書きも立ててあります。

だけど、子供たちは気にもせずボール遊びやスケボーを始めたりします。そんな時は子供たちに「ほらほらここに書いてあるでしよ。ここはボール遊びやスケートボードは禁止だよ」と直接注意します。

ところが、この前こんなことがありました。スケートボードで遊んでいたので、「ここはスケボー禁止だよ」と注意したら「スケボーじゃないもん。ジェイボードだもん。」と言われました。

「ジェイボードだってスケボーみたいなもんでしょ」と言っても「スケボーとは違う。」と言うことを聞きません。

ただ「ジェイボードだろうが、スケボーだろうが、もしおじいちゃんやおばあちゃんにぶつかって怪我をしたらどうするの?」と諭すと大抵はわかってくれます。

そんなことがあった次の日に、また別の子がスケボーで遊んでいたので注意すると、また「スケボーじゃないもん。ジェイボードだもん。」と同じやりとりが。

確かに調べてみるとスケボーとジェイボードは四輪と二輪の違いや形も違うので、まあその言い分も一理あると言えばあります。

そう思って立て看板を書き換えました。
ボール遊び・ジェイボード(スケートボード等)禁止と。

さすがにそれからはジェイボード問答はなくなりましたが、そもそも遊び場のない子供たちもかわいそうと言えばかわいそうです。他の自治体で公園に練習場を作っているところもあるようですが、この辺には滑れる場所がありません。

まあ、市やそれこそ製造メーカーが対策を考えるべきだと思いますが、現実は厳しいでしょう。

そんなわけで、これからも子ども懇々と説教をする爺さんを続けていくしかありませんね。


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平石秀紀
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