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お写真日記 Vol.3
#VRCおきがる写真部 という活動で撮った写真についてあれやこれやと考えていたことを書き連ねるお写真日記です.おきがる写真部は小百希さんという方が毎週日曜日の21時ぐらいから行っているお写真を撮るイベントです.今回は第45回,丁度始まって1周年の記念会でした.
第45回VRCおきがる写真部(2023/07/16)
活動場所
yo-guruto様のAfterwords islandというワールドでした.
このワールドは第1回のVRCおきがる写真部で撮影した場所でした.参加者の中には第1回から常連でいらっしゃる方もおり,中にはそのときはNewUserだったのに今はTrustedという方もいました.始まる前に時代の流れを感じつつ,自分は「ここを選ぶということは1年間写真を撮ってどれだけ成長したのか見せろということですよね?」という半分冗談,半分本気で言っていました.
おきがる写真部は名前の通りおきがるに写真を撮ればいいので小百希さんは全然そんなことを考えていないと思いますし,これを言ったときにそう仰っていました.でもタグを遡れば昔の写真が見えてしまうと比べることができてしまうので,そんなプレッシャーを感じつつ写真を撮りました.
1年前の写真
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直前にお写真の撮り方の授業を受けていたので,それを意識して撮ったのは記憶しています.今回も同様ですが,このワールドはつぼみのようなものの中にある光が特徴的なワールドで持ち運ぶことのできるオブジェクトはUseによって花に変わります.この光が非常に綺麗だったのでこの光を入れつつ「あ,綺麗なお花」って言って少し下を見ているかのようなストーリーで撮影しました.アバターが入った写真のレタッチはこのころ行っていません.
これからどのように変化したのかを見ていきます.
1枚目
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つぼみのように垂れ下がる光が綺麗なのでこれをうまく撮りたいという感情は変わりません.その中でいろんな光が見える場所を選びました.アバターは当時と同じ白髪の長袖白ワンピース.ただ,撮った状態は陰になっているところでシェーダーの関係から同じ白なのに色味が違うということになってしまっています.レタッチではこれを修正しつつ,淡い色合いとアバターの奥から光が漏れ出ている逆光のような表現を取り入れました.まばゆい光に包まれながらぼんやりと見つめているようなそんなストーリーです.
2枚目
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これはあまり考えていない写真です.Integralで撮影したら綺麗かなと思って撮影して見たらskyboxが動いていることに気付いてじゃあ天体写真的なの撮れるやんと思って撮った写真です.本当にそれだけです.レタッチに関しては綺麗そうに光ってくれそうなレタッチ済みのものをコピペしただけです.
3枚目
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最近ハマっている振り向き写真です.上の方に大きく咲く花を見つけて振り向きざまに見上げるような様子の写真です.メインはもちろん真ん中に大きく咲く光の花でアバターを左下において振り向かせることでそっちに視線誘導されないかなみたいな感じで撮りました.
このワールドは色合い的に暖色系が似合います.うまくやれば寒色系の色合いを使えるのかもしれませんが,光に包まれているようなそんな温かい雰囲気を感じるので暖色系メインでレタッチしました.ただこの写真は色が濃すぎると主張が激しくなるので彩度を少し落として淡い感じにすることでどぎつくないほんのり暖かい感じを目指しました.
4枚目
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媚びです! カメラをつぼみの中に入れてみたらおもしろい写真が撮れそうな気配がしたので珍しくアバターを大きく撮ってみました.かわいいですね.
タイトルでつけたように「籠の中にいる鳥から見た人間」というコンセプトです.なのでメインはアバターとその顔なのでそちらがくっきり見えるように調整しました.それ以外はあまりいじるところがないのでそのままです.
5枚目と6枚目
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これは2枚で一つの写真です.天使が光を授かっているような場面に始まり下界の暗闇に光を届けるというストーリーで,タイトルは『天使の恵み』です.
これは光と暗闇の対比が大きな要素を占めるのでダークレベルはかなり強くしました.一方で光っているところはしっかり光らせて明かりを強調しています.今回撮った写真で一番のお気に入りです.
ところでこの天使が光を与えているような感じの構図,たぶんどっかの宗教画に影響を受けているような気がするんですけど全く思い出せないんですよね.なんか天使がこんな感じのポーズをしている絵ご存じないですか?
7枚目
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タイトルを思いついたから撮ったというタイトルありきの写真です.アイドルというのはみな輝いているもの……(輝きを見せているもの)だと思うのですが,知名度や人気をファクターとして含めた輝きの大きさというのはどうしても大小出てくるものじゃないかと思います.それに対して嫉妬したり羨望を持ったりするのが人間らしいものじゃないでしょうか.
今回の写真はその輝きの大きさをメインに撮影しました.自分が持っている光はおそらく十分大きなもので支えてくれる人がいるからこれだけの輝きを持てている.でも,ふと横を見ると自分の何倍も大きな輝きをもつものがある.自分を輝かせてくれる人に感謝はしないといけないのですが,どうしても自分よりも大きな輝きに妬みや羨ましさを抱いてしまっているというストーリーです.
レタッチは明かりを強くすることがメインであとは綺麗になるようにと祈りながら遊んでいた感じです.ストーリーとしては良いのですが,つぼみがスカートを貫通してしまっているのが失敗だったなと思います.
没写真
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「さあ,おいで!」みたいな感じで広角で撮影しました.でもなんか微妙だなと思っちゃったので没にしました.広角難しいんですよね…….実は去年も広角でここの写真を撮影しようとしたのですがうまく撮れなくて断念しています.自分に必要な成長は広角でも撮れるようにすることかもしれません…….
終わりに
正直なところ,今一年前の写真を撮影した場合どうするかというとレタッチもするしぴょこぐらふとして出しはするけど,おそらく今月の4枚には入ってこないだろうという印象です.一方で今回の撮影では4枚の候補になりそうな写真が3枚ほどあるのでその点では一年前の自分を超えられたのではないかと思います.その三枚はここの1枚目と『天使の恵み』の2枚です.
そんなわけでかなりプレッシャーを感じつつ臨んだ第45回VRCおきがる写真部でしたが,お気に入りの写真を作ることができたので非常に有意義な活動でした.なんだかんだ参加し続けてきた写真部もこれで1年を迎えたということで,感慨深いものです.小百希さんが続けてくれる限り(あと参加させてくれる限り)参加していきたいなと思います.
pyocopel