
日系大手で転職する若手が悪者扱いされる理由
前回の記事は私の中では、多くのいいねをいただき、共感してくださる方がいらっしゃるのかな?と思うと救われました。
転職先への入社日は4/1で、3/31付退職となるため
有休消化を考えると最終出勤は2月末になる見込みです。
だいたいそこから1ヶ月前に退職情報解禁になるのですがそれが怖い怖い。
今の時代、転職は当たり前せすし私の場合前向き理由の転職ですが、
「これだから今の若手は…」
「根性がない」などと本社の重鎮から言われることが目に見えてます。
このタイミングで辞めるの?と言われてしまいそうな要因としては、
前の記事でお伝えした通り異動の正式なタイミングではないことと、
私が現在支店でとあるプロジェクトのリーダーを務めており、それが形になるのが2025年3月〜だからなんですね。
社内発表になっていない今、色々とプロジェクト会議を取りまとめている中で、
「仕事を途中で投げ出す」と支店長に言われてしまったので(笑)
それもあーだこーだ全国の人に言われそうで怖いなぁ。
私としては立候補してリーダーになったわけではないし、そのプロジェクトのために転職を先延ばしにするのも違うと思ったんですよね。
私は自分に自信がなくて弱いです。
やりたいことがあるから転職するとはいえ、「逃げだ」とか、裏で色々と嫌味を言われると「自分の選択って正しかったのかな?」と軸ブレしてしまいそうで怖いです。
それと、退職をする時に誰にまで直接挨拶すべきですか?
そういう常識もきちんとしてないと、干されそうで怖いです。
私の場合は何て思われてももういいや、ということで前の支店での直属の上司にだけは電話でお話ししようと思いました。
繰り返しにはなりますが、退職することに後ろめたさをここまで感じるとは。
これって普通?異常?なんでここまで苦しまないといけないの?
と思っている時…..
親友の言葉で分かったのです。
上司世代や古株世代が、「退職する若者根性ない説」を説いてくる理由が。
納得したので、親友の言葉をそのまま引用しますね。
りんごちゃんの話聞いてると上の人とかって愛社精神すごいじゃん?
だから上司とかって自分の存在意義=会社になってると思うんだ
誰かが転職するって、ようは会社(自分)から離れていくってことだから、自分の存在価値とか意義とか否定されたりする気持ちになるんじゃない?
それが悔しいから、嫌味のようなことを言ったりするのかなって思った
……なるほど!
さすが我が頼れる親友。彼女は今3社目ですが、転職でここまで揉めたことはもちろんないそう。
現職でモヤモヤしていることの1つに、
お客様のためというより、ブランド維持のために働く人の多さ
がありました。
愛社精神が強いのは良いことだと思うんですが、組織の目的を履き違えているというか。主語が段々と「お客様」ではなく「ブランド」「自社のため」「上層部の評価」などになっているおじ様が非常に多いんです。
もちろん全員がそうではないのですが、そういう方からしたら、若者の退職は、自分の生き様そのものを否定されている気分になってしまうのかも。
それと、最近勉強の一環もあり読んでいる本があって。
kindle unlimitedでこちらの1冊。
こちらの本に書いてあったことがすごく刺さってですね。
本来ならば、別れ際に本人が「いい会社にいた」と感じられ、送り出す側が「この人材がいたことを誇りに思う」と心の底から思える関係性が望ましいに決まってる。
どうして現職にはこの考えがないんだろう。
これこそが、当たり前の姿だと思いませんか?
リンクアンドモチベーション様も新卒文化の会社だと思うんですけれど、
この姿勢がしっかりされているんだろうなぁ。素敵です。
あえて「辞めやすい」文化を醸成することもリクルート社などではしているようです。そうすることで企業の新陣退社が高まりますから。
今はもうないかもしれませんが、30歳での退職金制度があったりしたそうです!目から鱗だ。
(=30歳と言う節目で残るか辞めるか選択しやすいタイミングを設ける)
企業側としても、やる気のない従業員にしがみつかれても困るわけですから。
近年成長している企業は、敢えて退職金制度を設けていなかったりするわけですよね!納得。
企業が人を選ぶ時代から、相互選択の時代へ。
企業は新陣代謝を高めて、パフォーマンスを上げていくことが急務なはず。
「辞めること」を恐れて現職にとどまり、本来のパフォーマンスを発揮できずにいる従業員が増えて、企業は幸せなのか?
退職するにあたり、礼儀が伴ってれば、それはもう、認めてあげようよ。
そういう社会は実はまだ程遠いのかもしれないと、現職で感じるのでありました。