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ナトリウム【基礎】

1. ナトリウムとは?

ナトリウムは、体内の水分バランスや血圧調整、神経機能の維持に関わる必須ミネラルです。食塩(塩化ナトリウム)として広く知られ、体の正常な機能を支えるために重要な役割を果たしています。

2. ナトリウムの効果

ナトリウムは、体内の水分や電解質バランスを維持し、血圧の調整に役立ちます。また、神経伝達や筋肉の収縮にも関与しており、心臓や脳を含む重要な器官の正常な機能をサポートします。

3. ナトリウム摂取後の体内の作用

ナトリウムは、血液や体液の中で水分を保持し、細胞内外の電解質バランスを調整します。これにより、体が適切な水分量を維持し、神経シグナルの伝達や筋肉の正常な収縮を助けます。また、血圧の調整にも関与しています。

4. ナトリウムの過剰症と欠乏症

ナトリウムの過剰摂取は高血圧や心臓病、腎臓病を引き起こすリスクがあります。逆に、欠乏症は低ナトリウム血症を引き起こし、頭痛、吐き気、疲労感、ひどい場合は意識障害や痙攣が発生することもあります。

5. ナトリウムの1日の必要摂取量

日本人の1日あたりのナトリウム(食塩相当量)の推奨摂取量は、成人男性で7.5g、女性で6.5gです。過剰摂取を避け、塩分を控える食事が推奨されます。

6. ナトリウムが多く含まれる食材

ナトリウムは、食塩そのものに多く含まれており、醤油、味噌、漬物、加工食品、スナック菓子、インスタント食品などにも高含量で含まれます。これらの食品はナトリウム過多の原因となることが多いです。

7. ナトリウムと同時に摂取してはいけないもの

特に摂取を避けるべき栄養素はありませんが、カリウムがナトリウムの作用を抑え、血圧を下げる効果があるため、ナトリウムの過剰摂取時にはカリウムを多く含む食品(野菜や果物)を摂ることが推奨されます。

8. ナトリウム継続摂取の影響

適切なナトリウム摂取は、体の水分バランスや血圧を正常に保ちますが、過剰摂取は高血圧や心臓病のリスクを高めます。バランスの取れた食事を心がけ、塩分の摂りすぎには注意が必要です。

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Ryo院長【24万人以上を救った治療家が贈る健康知識】
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