見出し画像

経営者の資質~決断力より大切なものは?

経営者の資質とは?

よく言われているのは、「決断力」とか、「統率力」とか、「実行力」とか、「情報収集力」とか、「調整能力」とか、もろもろあります。

その中で、もっとも重視すべきなのは「俯瞰して見る力」ではないかと思います。

俯瞰して見る??

本来の俯瞰というのは、「上から全体を」という意味ですが、ビジネスにおいては、こんな意味で使われます。

・広い視野でものごとを見る。
・大局的な視野に立つ。
・客観的に全体像をとらえる。

自分や自分の会社が、業界の中で、社会の中で、どう見えているかを知ることは、企業としての戦略上、自分の会社のポジションを知る上で、重要な視点であることは間違いありません。

多くの場合、自然と会得

社会人としての成長の過程で自然と会得している場合が多い能力の一つです。

例えばサラリーマンの場合、
新人~若手のころは、チームの一員としての自分のことで精いっぱいですが、チーム
の中核になっていくにつれて、チーム全体のことを見るようになり、あるいは、他のチームと比較するようになり、徐々に俯瞰して見る力が備わってきます。
さらに、課長、部長、役員、社長と歩んでいくうちに、長い時間をかけ、その能力は高まっていきます。

短期間で「俯瞰して見る力」を会得する方法

基本的には経験と連動して培われていくものです。
ですから、いきなり「俯瞰して見る能力が高い人間に」というものではないと思います。

ただ、工夫をすることで、何十年もかかっていた時間を大幅に短縮することは可能です。

  1. 俯瞰するクセをつける。

  2. 経験豊富な年長者と接する時間を確保する。

この2つを実行するだけで、俯瞰して見る能力は、短期間で会得できるはずです。
俯瞰するクセについては、一見、簡単なようですが、何かに熱中しているときには忘れがち。でも、ときどき、立ち止まって周りを見たり、振り返ることは、効果があります。
また、経験豊富な年長者と接するのが難しい場合は、成功者の自叙伝等の中にヒントがあるかもしれません。

おわりに

俯瞰して見る力は、究極のリスク管理だと思います。
まず、「意識すること」から始めてみませんか?


いいなと思ったら応援しよう!