DRAMAticalMurderに令和に脳みそをクラッシュされたヲタクはPSVitaを持っていない

PS2なら家にあるんですけどね。DVDプレイヤーとして未だ現役です。そんな話は置いておいて、先日、DRAMAticalMurderの2.5次元舞台を見に行きました。そこから怒涛の如く脳が壊され、一週間。私の最愛なる紅雀ルート(以下√)の配信が、これを書いている2023年の5月13日に配信終了となることから、筆を取りました。
叫ばせて。
ドマステさいこ〜〜〜〜〜!!!!!

●私がドマステに行くまで

まず、私が何故この「脳内クラッシュ演劇『DRAMAtical Murder』フラッシュバック」(通称ドマステ)という2.5次元舞台に行くこととなったのかを説明します。

ありがとう、フォロワー

はい、Twitterの投票で決めました。
元々ドマステをやっていたステラボール(「ステラボール 人権」というサジェストを見るくらい端だと見辛い箱)が好きではなかった。それに、仮面ライダーギーツのイベント(通称:飛天)や友人の結婚式など、ゴールデンウィーク中に品川に行く用事が多かった。故に、ドンブラザーズで知った富永勇也が出ている、それに最近見ていない2.5次元舞台(めちゃくちゃ2.5次元舞台見たい!と欲が高まっていた)、という行きたい理由はあれど、実際に観劇するかはとても悩んでいた。あと普通に金がなかった。そんな状況の中、あとひと押し欲しいなと思い、Twitterの投票で背中を押してもらったというわけだ。

●視聴後の率直な感想

終演後、回らない頭の中紅雀の個ブロを買った人

紅雀√がいちばん好き?!?!?!?!
キス、長くね?!?!!?!2回も?!?!?
取り乱しました。
紅雀√ということは知ってはいましたが、その√というものがどういうものかもろくに理解していなかったという状態で観劇していました。が、もう、有難くて、脚本は私でした(???)と思うほど、感無量、その一言に尽きる。一幕の時点で瀬良垣蒼葉の髪に感覚のあること、紅雀が幼なじみで流れの髪結いであることを知った私は、当たり前のように「これ、紅雀に蒼葉の髪切って欲しいな……」としみじみと思っていまた。そして二幕。
切った!!!!!!!!!!!!!!最後の最後に!!!!!!!!!優勝!!!!!!!
と、舞台を「観劇している」状態でなければ思わず叫んでしまいそうなほど、話しの流れが良かった。良かったというか、初見(というか原作も知らない人間)にも分かりやすく、良い意味で裏切られたり、良い意味で思っていた通りであったりとその塩梅が心地よい脚本であったというのが率直な感想だ。

富永勇也を知っている人間なので、彼が演じるウイルスが二幕で活躍するウイルス・トリップ√(以下ウイトリ√)も見たのですが、それが更に私の紅雀√への愛情を加速させることとなる。

紅雀、蒼葉に優しすぎるんだよね。
蒼葉、紅雀の近くにいると、笑顔なんだよね。

いや、贔屓目ではなく。本当に。ウイトリ√がバッドエンドであるということもあるが、バッドエンドに向かう前の一幕の共通パートの部分であっても、二幕の「お前だけは絶対に守る」という紅雀の言葉の通り、「蒼葉を守る」というロールを紅雀は全うしている。土屋直武の蒼葉/暴露(スクラップ)の演じ分けがスゴすぎる、とか、ウイトリ√エロいけどエグすぎる、とか、様々言いたいことはある。しかし今回は、この「蒼葉を守る」を一貫した紅雀と、守られる蒼葉について、書き連ねていこうと思う。

●「紅雀は俺のヒーローだ」

二幕に蒼葉が紅雀に対して言う私の一番好きなセリフである。
蒼葉は竜峰と出会ったビルや竜峰の家、プラチナジェイルにあるオーバルタワー(ラスボスのアジトくらいの解釈で良い)に行き散々な目にあう。蒼葉も碧島の治安の関係で喧嘩慣れはしているものの、やはりタッパもあり、剣も振るえるような紅雀の方がフィジカル的には強い。そのため、紅雀が蒼葉を守るということは劇中よく見られることがらであった。
また、幼い頃にも髪の長い蒼葉を守る描写があったり、蒼葉のもうひとつの人格、暴露の暴走の際も紅雀は蒼葉を抱きしめ、暴露の人格に蒼葉が乗っ取られないようにしたりと、一貫して「蒼葉を守る」という行動をしている。このような様々なことがらが「紅雀は俺のヒーローだ」と蒼葉に言わしめているのである。

過去に因縁のある竜峰が蒼葉に危害を加えた際や、竜峰と対峙したとき、暴走した紅雀を蒼葉は暴露の力を使って制止している。
また、劇中、その因縁を蒼葉に紅雀が話すという場面がある。もし、あの場で蒼葉に過去を話すことも無く、彼があのまま竜峰との過去を抱え続けていたらどうなっていたのだろうか。刺青の力により、怒りに飲み込まれてしまうということも考えられる。つまり、紅雀の過去を知りたいという蒼葉の思い、行動が紅雀を救っているのである。そして「お前には迷惑をかけたくねえ」と自分だけで全てを解決しようとする伊達男、紅雀に対し「俺はお前のことを迷惑だと思ってねえ」と蒼葉は叫ぶ。強くて、顔も良くて、優しくかっこいい紅雀のままであれば、紅雀は蒼葉の家のベランダで煙草を吸う以外、満足な息抜きを行うことは出来なかったであろう。蒼葉という存在が、ベランダで吸う煙草と同じように、彼をありのままで生きられるようにしているのである。これは一種の救いと言えるのではなかろうか。蒼葉もまた、紅雀のヒーローなのである。
守られるだけでなく、お互いを守り合う。一人でも生きられる人間がお互いに手を取ることによって、より強く生きられるのである。
ようやくありのままの姿で、愛すべき、恋すべき二人がプラチナジェイルという大きな障害を乗り越えて結ばれるのである。そう考えるとお互いに初心ではないはずなのに、繊細に優しく、割れ物にでも触るかのような手つきで蒼葉に触れる紅雀、ドギマギと俯いてみたり、覚束無い紅雀に笑う蒼葉の描写がより一層味わい深いものとなるのだろう。なにせ、初恋であるのだから。

だらだらと長く言いたいことを書いてきたが、最後に言いたいのはこの一言。

「DRAMAticalMurder、web版、あるっぽい?!?!?!?!?」

以上。


【追記】
はい

ヲタクのパソコン


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