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2019年ベストアルバム+α - pwm

『月刊ラティーナ 2020年1月号』に2019年のベストアルバムを寄稿しました。誌面では10枚のアルバムを掲載していますが、こちら(note)ではその中からの厳選6曲、さらに惜しくも選外となったアルバムやシングル等の4曲を加えて、合計10曲をご紹介します。

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1. Vira Talisa / Matahari
インドネシアの女性SSWのデビューアルバム。彼女自身が日本のLampの大ファンということもあり、Lamp「さち子」にインスパイアされた楽曲になっています。アルバム全体が文句なしの素晴らしさでした。

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2. Helena Noguerra / Je Mens feat. Vincent Dedienne
フランスの女性シンガーHelena Noguerraのアルバム『Nue』は、1960年代の映画音楽やフレンチポップの影響を感じさせる。特にこの曲「Je Mens」は、冒頭のスキャットからソフトロック的アプローチが楽しいです。

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3. Sandra Bautista / Fidel al teu estil
スペインのコケティッシュな女性シンガーSandra Bautistaのアルバムより。アルバム自体はヴァラエティに富んでいますが、これは溌剌としたホーンセクションが印象的なソウルフルな一曲です。

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4. Raveena / Mama
アメリカで活動するインド系の女性SSWのRaveena。この曲「Mama」は、ミニー・リパートン「Loving You」を彷彿とさせるピースフルな名曲。彼女の母親のことを歌った曲らしいです。

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5. Leonardo Marques / The Girl From Bainema
今年はブラジルのLeonardo Marquesが作り出す音楽の虜となりました。このヴィンテージな質感のサウンドは、Roman Andren『Juanita』に通じるものがある。彼が制作に関わった何枚かのアルバムも愛聴しました。

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6. Ricardo Valverde / Xango
ブラジルのヴィブラフォン奏者の3作目。クールで小気味良いなサウンドで、カル・ジェイダーの音楽を彷彿とさせます。何気なく繰り返し聴いた一枚です。

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7. maye / tu
マイアミの新人女性シンガーmaye。まだ数枚のシングルしか出していないようですが、どれもセンス良くまとめられていました。この曲は、ボサノヴァのリズムを使った甘美なR&Bで、今年のサマーアンセムでしたね。

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8. MALIQ & D’Essentials / Senja Teduh Pelita
インドネシアのソウル系バンドのシングル曲です。彼ら得意の洗練されたソウルフィーリングと甘美なメロディ、特にサビの高揚感はたまらないです。Rah Band「Clouds Across the Moon」を思い出しました。

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9. Laville / Thirty One
英国の若きソウルシンガーLavilleのデビュー作は、Acid Jazzレーベルからリリースされている。ソフトな歌声が印象的なメロウグルーヴですごく心地よいサウンド。1970年代のリロイ・ハトソンを思わせる。

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10. Urakami Souki / 芸術と治療
ラティーナの誌面にも書きましたが、日本でまだアルバムを発表していない何人(何組)かの新人アーティストに注目している。浦上想起さんはそんな中のひとりですが、今後の活動に期待ですね。

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以上、2019年ベストアルバム+αでした。詳しくはぜひ雑誌『月刊ラティーナ』のほうをご覧ください。2020年もたくさんの音楽に出会えるといいな。(2019年12月)


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