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メンタルのキャパシティとストレス


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犬にはそれぞれ メンタルのキャパシティがあります。
器の大きい子もいれば小さい子もいます。
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器が大きい子でも、水(ストレス)がいっぱい注がれすぎて溢れると、イライラして喧嘩っぱやくなったり、過敏に吠えやすくなったり、毛を毟ったり様々な行動や症状となって出てきます。
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人でも、会社でイライラしたことを家族にあたってしまったり
疲れている時や頭が痛い時には、怒りっぽくなったりしますね。
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ストレスがかかったあと、平常心になる(ホルモンが平常値に戻る)まではおよそ、8日間かかると言われています。
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ですから、特に大きなストレスのかかったであろう、家の移動や手術、人を噛んでしまったり、犬同士で喧嘩をしたなどの出来事があったら、そこから目安として8日間は、なるべく更に大きなストレスにどんどん晒さないように配慮してあげること。それが、トラブルを最低限にするコツです。
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そういうことがあったあとの犬の器は、ギリギリいっぱいまでお水が注がれている状態。いつもならスルーできるほんの小さな一雫で、決壊してしまうことがあるのです。
そういう時に、焦ってむやみにトレーニングを進めようとしたり、新しい刺激(新しい人、犬、環境)に次々と晒さないことです。
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器からお水を減らすヒントは
例えば
●静かな環境でゆっくり休むこと
●匂いを嗅いだり舐めたり齧ったり(むやみに興奮を助長しないタイプの)エンリッチメントを適切に提供すること
●好きな人とゆっくり穏やかに過ごすこと
●痛みがあればそれを緩和すること
などです。
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まず、個々の今持っているキャパシティを尊重しながら、キャパシティをなるべく大きく育ててあげることが大切だと思います。
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※ストレスは、なにも悪いことだけではありません。ストレスを完全に廃することは不可能です。だーい好きなことも、厳密にはある種の”ストレス”がかります。過剰過ぎる時に問題になる、と考えてください。
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はやくはやく慣らしてあげたい
焦って色々やりすぎ、は過去の私にも言えることです。

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