権力闘争

この前書いた「ウ・ロ戦争」、続きを書こうと思ったらタイムリーな2冊の本に出合ったので、現在はその2冊を読書中です。今年中には書きます。

話は変わって・・・

岸田文雄内閣総理大臣は今日(12月27日)内閣改造を行い、政治資金の問題で野党から集中砲火を浴びていた秋葉賢也復興相と、「過去」の差別発言が問題視され、先日「発言を取り消すとの文書を読んだ」杉田水脈総務省政務官更迭すると報じられています。岸田内閣で更迭された閣僚は秋葉氏で3人目。杉田氏を含めて最終的にこの人選で行こうと決断した人は岸田氏本人です。岸田氏は責任を取らないのでしょうか?

そういえば、岸田内閣が増税の方針を打ち出してから、高市早苗経済安全保障担当大臣や自民党の羽生田光一政務調査会長が相次いで反対と捉えられてもおかしくない声を挙げています。高市氏は清話会を脱退して現在は無所属らしいんですが安倍晋三氏と近かったとか。そして羽生田氏は安倍派の次期会長候補らしいです。つまり安倍派は増税に反対していると読むことができます。安倍氏の死後、自民党が単独で衆議院の過半数の議員が所属しているというのに岸田氏が国会を通さずに安倍氏の国葬儀を決定した理由についてボクは、①党内で弱小派閥(5位ぐらい)なため意見を主張できないから②「安倍氏の国葬儀を決めたのは私だ」ということを強調したかったから=「安倍派への貸しを作るため」に単独で決める必要があったからーだと思っています。旧統一教会の問題が発生して9月に内閣を改造しますが、そこで山際大志郎氏や杉田水脈氏など各派閥から出された推薦名簿通りの人選で組閣したことも、この2つの理由で説明がつくでしょう。それなのに、遂に今回の安倍派/親派の岸田氏からの離反です。恐らく二階派もこの動きに同調して岸田氏は来年早々、遅くても広島サミットまでで退陣となるでしょう。
この件に関してボクが思うのは、自民党内で権力のたらい廻しするだけでいいのか?ということです。「一刻も早く衆議院議員選挙を行って欲しい」と切実に願っています。

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