壱番屋FY 25中間決算
Intro
今年の5月、CoCo壱フランチャイズ会社に弱冠22歳の諸沢莉乃さんを抜擢するなど、飲食業界では革新的な施策を壱番屋は続けてきましたが、先日中間決算の発表がありました。
そんな壱番屋の取組が今期の半ばでどのような結果となったのか見ていきましょう。
2QFY25ハイライト
6ヶ月平均株価・・・¥1,167
2QFY25
l 売上高(四半期単体) 153億円(前年同期比+10%)
l 営業利益 13.2億円(前年同期比+10.9%)
l 税引前純利益 11.6億円
l 営業CF(期間累計) 27.5億円
l 現金及び現金同等物の中間期末残高167.2億円
l ROA ・・・12.4%
l ROE・・・10.0%
l Eps・・・8.89円
売上/営利推移…堅調に推移
今期営業利益率 8.6%(前年同期比+0.8上昇)
地域別売上高成長率
前年同期に比べ減少するエリアも見られるものの、イギリスや中国での売上成長が全体売上成長に寄与し、前年同期より5.3%の成長。
海外事業営業利益分析
アメリカ、中国での利益が海外事業利益を牽引。
次に国内事業を見ていきます。
客単価は前年同期比6.2%となりました。昨年12月に配達代行価格を改定したことや、3月にテイクアウトメニューについても改定したことに加え8月にベースのカレーやトッピング等のメニュー価格を改定したことが影響しています。
(ベースカレーは43~73円の値上げ。トッピングは+5~50円の値上げ。)
また客数については、4月限定メニューの「THE チキンカレー」の販売に合わせ、俳優の山田裕貴さんを起用したCMの放映したことの他、5月には「肉塊」シリーズの第二弾を数量限定販売した事など、幅広い顧客層をターゲットにしたマーケティング施策の結果、前年同期比+2.3%となりました。
さらに店舗数は昨年より純増△1店舗となり、国内外の店舗数は1,199店舗となりました。
*以下資料 株式会社壱番屋の決算資料より抜粋
以上がCoCo壱の中間決算の内容となります。
大きな変化はありませんが、弛まないマーケンティング活動や新規メニューの開発に取り組み、国内外ともに堅実な売上成長を続けているようです。