「大炎會2019」東軍大将の各試合解説
ヤマネコマスク「いやー、盛り上がってきたね! もうすぐ第1試合が始まるころだけれども、遅ればせながら僕から各試合のポイントなんかをね、お話ししようと思います。よく知ってる人も見たことある人も初対面の人もいろいろいるけど、キャラクターの濃さでは西軍にはぜってぇ負けてねぇからね。じゃ、ひとつひとつお話ししていきましょう」
第1試合
ヤマネコ「第1試合ではなんとしても勝利して先制したいからね。ザ・ミックさん、エル・カラベラといった実績ある選手にいきなり出てきてもらうことになったが、数々のレスラーと戦い経験値では群を抜いているミックさん、奇想天外なファイトスタイルでリングをかき乱すカラベラはロイヤルランブルにうってつけだね。そして名前や見た目からもまったくどんな戦い方をするかわからないミルキーわかる。もし西軍の岸里が金的攻撃を仕掛けたらビックリすることだろうな! まあこっちも大ダメージだろうが。そして、要所は蒲原くんが『グランドイリュージョン(前方回転裏膝十字固め)』でシッカリ決めていくだろう。……心配することといえば、仲間割れしないでほしいところかな!」
第2試合
ヤマネコ「一見まとまりのないような3人に見えるだろうが、実はみんな25歳前後と同世代のフレッシュな面々だ。今回の試合を機に互いに協力関係を築いてほしいところだが……因縁も生みかねないのがプロレスだからなぁ。新條くんとGarciaくんに頑張ってもらって、パクロウくんはなるべく他人に迷惑かけないようにやってくれれば勝機は見えてくると思う。むしろSEIMEIさんに早々に封印してもらえれば……いやいや、パクロウくんも頑張って、うん」
第3試合
ヤマネコ「城戸くんは新がばいを中心に活躍しているから知っていたけど、大井くんとファントム・ヤマプロさんは初対面だったね。大井くんははじめましての挨拶をするまえにいきなりマスクに掴みかかってくるほど気性が荒いし、ファントムさんは会話の途中で目を離したスキに姿を消しているし……。RINKAさんも驚くんじゃないかな。案外バトルロイヤルに向いているかもしれないね」
第4試合
ヤマネコ「3人とも上昇志向の強いコたちだから、それがひとまとまりになってくれれば、勝利は固いと思うけど……誰が先発するかからモメそうな気がするなあ……連携は向こうのほうが長けているかもしれないけど、勝負は何が起きるかわからないし、勝利を祈ってるよ」
第5試合
ヤマネコ「いわゆる『説明不要ッッッ!!』ってヤツだね(笑)。エル・イベリコくんが一番マトモに見えるかもしれないけど、彼は彼で……飛ぶ豚だからね! 何が起こるかわからないカオスな試合形式だからこそ、こちらもカオスで対抗しないと。猛獣を檻から放す責任は西軍にとってもらおう。まあマジメな話をすればパン山くんとTHE コアラくんはあれはあれで堅実な戦いをするから、ジンノの関節技にも太刀打ちできると思う。間違いなく言えることは、ザンギマンが最後に残ることはありえないということだ。金網から上がることにかけて、彼の右に出る者はいないからね。から揚げだけに」
第6試合
ヤマネコ「トルネード、つまりは全員がリング内に入っての戦いになるわけだが、飛び技を得意とする青島くんとハイペリオンという二つのエンジンを縁ノ下くんがどう使いこなすかに勝機はかかってるな。しかし向こうには公家に貴族にずいぶんキャラが濃い連中が固まっているな。キャラが濃いほうが勝てるというわけでもないだろうに。……ん、僕今何か変なこと言ったかい?」
第7試合
ヤマネコ「ずいぶんと男臭いカードだなこれは。実績のある大空に浜田、ダーティーファイトを得意とするデリンジャー水野と本来なら頼もしい面々なんだが、バラ線発破デスマッチというのがやっかいだ。そこでカギを握るのがTomorrowだ。男臭い面々の中で異質の彼ではあるが……どうやら流血を怖がっているようだな。だが、そういう極限の状況でこそ火事場の馬鹿力が発揮されるもんだ。……すると思うよ。その、なんだ、ゴメン。ところで仙台の鍬畑くんと陸前高田の浅沼さんがどっちも西軍にいるってのがモヤモヤするぞ。やはり伊達藩と南部藩は並び立てないのか……!?」
第8試合
ヤマネコ「アンダギー、八反 光一という実力者を西軍は揃えてきたが、こちらからはアダルベルトとダニエル・コステロのタッグをぶつけます。コステロ氏は知っての通り『コーザ・ノストラ』のボスとして百花繚乱を中心に活躍している選手だが、アダルベルトさんもキャリアの長いルチャドールですよ。僕よりも長く戦ってきた男たちにここはお任せしたいと思います。……何やら乱入をほのめかすキナ臭いうわさも聞こえてくるが……それに対処できるだけの経験を持っていますよ」
第9試合
ヤマネコ「大事な大事なセミファイナル。大炎會を恐怖に陥れるとウワサされる西軍大将に対抗できるのは『Wさくら』しかいないでしょう。安直にきまったわけじゃあないですよ。彼女らは相思相愛タッグですからね、たぶん。三島選手は一言二言しか喋らないけど、たぶんそうです。恐怖を愛で打ち倒す、そんな試合になるかもしれないし、ならないかもしれない! 桜吹雪がリングに舞う!」
第10試合
ヤマネコ「僕のタッグパートナーとなったのはXXFのダレン・ギアだ。僕は東軍大将ではあるが、勝利のために彼の演目にて操られる猛獣にもなってみせよう。獲物を惑わし、捕らえることは僕も得意にしていることだからね。相手になる桜神さん、そして七峰くんには悪いが、この試合は我らが主役となるショウの引き立て役になってもらおう!」
ヤマネコマスク「たったひとつの大会、たった10試合ではあるが、それぞれに意味を持った大事な戦いになるだろう。僕自身も、今回の出会いをこれっきりにする気はない。東軍西軍にかかわらず、この邂逅を次に活かしたいと考えている。そう、僕はプロレスリングガンジュのトップレスラーであり、現IWTジュニアヘビー級チャンピオンであるからだ!!」