太陽光パネルリサイクルのニュース振り返り～2024年第1四半期～

2024年3月31日 13:03

サーキュラーエコノミー（資源循環経済）が注目が集まる中、太陽光パネルのリサイクルに関して動静脈連携の動きやリユースへの取組みに関心が集まっています。

今回の記事では、2024年1月から3月までの主な取組み事例やニュースを紹介していきます。

1月

環境省（経済産業省）が、「再生可能エネルギー発電設備の廃棄・リサイクルのあり方に関する検討会」の「中間取りまとめ」を公表。

経済産業省が、「再生可能エネルギー長期電源化・地域共生ワーキンググループ（第12回）」を開催、改正再エネ特措法を施行へ。

徳島県が、「徳島県太陽光発電設備の導入実態等調査業務」を実施。

街クリーン(株)が、沖縄県初のリサイクル施設を年内スタートへ。

コーユーレンティア(株)が、リユースパネルによる自社太陽光発電設備を稼働。

大坪GSI(株)が、廃棄太陽光パネルの受入れを開始。

福岡県が、リユース太陽光パネルによる発電実証を開始。

鈴木電設(株)が、太陽光パネルのリサイクル事業開始へ。

アースサポート(株)が、太陽光パネルリサイクルの許可取得、竣工。

新見ソーラー(株)が、韓国リセットカンパニーと協業へ。

環境省が、再資源化事業の高度化に向け法制化へ。

総務省が、太陽光発電設備等の導入に関する調査を実施、結果に基づき経産省へ勧告。

京都府八幡市が、リユース太陽光パネルの設置実証事業を実施。

北九州市で、サーキュラーエコノミーの推進プロジェクトが始動。

(株)サンヴィレッジが、リクシアと使用済太陽光パネルのリユース・リサイクルで提携。

AGC(株)が、太陽光パネルカバーガラスのリサイクル実証試験に成功。

(株)モノクロームが、屋根一体型太陽光パネルのリサイクルで浜田と連携。

住友商事(株)、三井住友F&L(株)、SMFLみらいパートナーズ(株)、(株)アビヅ、(株)SMARTの5社が、太陽光パネルのリユース・リサイクル事業で実証実験開始。

再資源化事業の高度化への取組みや再エネ特措法の改正など、太陽光発電設備を含む資源循環や適正廃棄の実現に向けて、法制化が一歩ずつ進捗しています。

また自治体や企業間の連携による太陽光パネルのリユースへの取組みが増えており、廃棄パネルの再利用として関心が高まっています。

リサイクル施設が全国で普及が広がるのに合わせて、リユースや再利用、循環経済の広がりが今後も期待されます。

その他、太陽光パネルのリサイクルに関するさまざまな情報やニュースについては、こちらからご覧いただけます。

参考資料