最強のコンビが誕生か? 自然電力とゼロボードの業務提携で脱炭素経営をワンストップ支援
企業が脱炭素経営を進める中で、再生可能エネルギーと温室効果ガス(GHG)排出量の削減は避けて通れない課題となっています。この度、その重要な取り組みをサポートする最強のコンビが誕生しました。福岡市に拠点を置く自然電力株式会社と、東京都港区の株式会社ゼロボードが業務提携を結び、企業のScope 2(※1)の削減に向けた新たなソリューションを提供することになったのです。これにより、GHG排出量の算定から環境証書の調達までを一括でサポートし、効率的に企業の脱炭素化を推進する体制が整いました。
自然電力株式会社とは?
まずは、今回の提携の一方である自然電力株式会社について紹介しましょう。自然電力は、2011年に設立され、福岡市に本社を構える再生可能エネルギー事業のリーダー企業です。太陽光や風力を中心とした再生可能エネルギーの発電所を開発・運営し、地域社会と環境に貢献しています。また、発電事業に加え、脱炭素支援やアセットマネジメント、エネルギーテック事業など幅広いサービスを展開しています。
自然電力の強みは、単に再エネ電力を供給するだけでなく、その電力の環境価値を「非化石証書」という形で企業に提供できる点です。これにより、企業は実際に再エネを使用しているとみなされ、GHG排出量削減に貢献することが可能になります。特に、非化石証書を活用することで、企業は直接的に設備投資を行わなくても、間接的に再生可能エネルギーを利用した形でCO2排出量を削減できるのです。
株式会社ゼロボードとは?
次に、もう一方のパートナー企業である株式会社ゼロボードについて説明します。ゼロボードは2021年に設立され、GHG排出量の算定や可視化を支援するソリューション「Zeroboard」を開発・提供している企業です。東京都港区に本社を置き、サステナビリティ経営を推進する企業の頼れるパートナーとして、急速に注目を集めています。
ゼロボードが提供する「Zeroboard」は、企業がサプライチェーン全体にわたる排出量を可視化し、算定するクラウド型のプラットフォームです。これにより、企業は自社の排出量を正確に把握し、適切な削減方法を検討できるようになります。また、ユーザー企業に対しては、排出量削減のためのコンサルティングや、パートナー企業と連携して最適なソリューションを提供しています。
提携の目的と背景
このたび、自然電力とゼロボードが業務提携を結んだ背景には、企業のScope 2削減のニーズが急増していることがあります。Scope 2とは、他社から供給された電気や熱を使用することによる間接的なGHG排出を指します。企業がCO2排出量を削減するためには、自社のエネルギー利用に関するデータを把握し、再エネ電力を活用することが重要です。
今回の提携によって、両社はGHG排出量の算定から削減に至るまでの一連のプロセスをワンストップで提供できる体制を整えました。具体的には、ゼロボードの「Zeroboard」を活用して企業のGHG排出量を正確に把握し、その上で、自然電力が提供する非化石証書を活用してScope 2削減を実現するという流れです。
ワンストップソリューションのメリット
この提携による最大のメリットは、脱炭素化に向けたプロセスを効率的に進められる点です。GHG排出量の算定から環境証書の調達、さらにコーポレートPPA(再生可能エネルギーの長期購入契約)まで、複数の手続きや調整を一括して行うことが可能になりました。
企業にとっては、再エネ設備への投資が難しい場合でも、非化石証書を購入することで間接的に再生可能エネルギーを利用できるため、CO2排出量を削減したとみなされます。このソリューションは、特に大規模な投資を行うことが難しい中小企業や、多国籍企業にとって非常に有効です。また、自然電力は日本国内だけでなく、グローバルにも環境証書を調達できる体制を整えており、海外展開する企業にも柔軟に対応可能です。
自然電力が「Zeroboard」を導入
さらに、自然電力自身も自社のGHG排出量算定のために「Zeroboard」を導入しました。これにより、自然電力は自社の脱炭素経営を進めると同時に、ゼロボードとの協力によって顧客企業の脱炭素化も一層強化することができます。両社が協力して取り組むことで、日本国内の企業全体のカーボンニュートラル実現に向けて大きな一歩を踏み出したと言えるでしょう。
今後の展望と期待
今回の提携により、自然電力とゼロボードは、単なるエネルギー供給や排出量算定にとどまらず、企業が持続可能な経営を実現するための総合的なサポートを提供する強力なパートナーとなりました。今後、脱炭素化に向けた動きがさらに加速する中で、両社の提供するワンストップソリューションは、多くの企業にとって非常に価値のあるものとなるでしょう。
また、この提携を通じて、日本企業のみならず、世界中の企業がScope 2削減に取り組み、カーボンニュートラルを達成するための道筋が広がります。特に、グローバルに事業を展開する企業にとって、自然電力の提供する各国の環境証書は大きな助けとなることでしょう。
最強のコンビが持つ可能性
自然電力とゼロボードの提携は、再生可能エネルギーを活用した脱炭素経営の新たな時代を切り開くものです。それぞれの強みを活かし、企業にとって効率的かつ持続可能なソリューションを提供するこのコンビは、まさに最強のパートナーと言えるでしょう。今後、両社がどのような成果を挙げ、日本企業のカーボンニュートラル実現にどのように貢献していくのか、大いに期待が寄せられています。
(※1)Scope 2 他社から供給された電気、熱、蒸気の使用に伴う間接的な排出。
自然電力と脱炭素経営支援における業務提携契約を締結 Scope 2の削減に向け、GHG排出量算定から各種環境証書調達までをワンストップで支援
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000160.000087068.html @PRTIMES_JPより
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