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横浜市と東急パワーサプライが協力!卒FIT家庭向け蓄電池普及プロジェクト


こんにちは、皆さん!今回は、横浜市が進める新しいエネルギープロジェクトについてお話しします。再生可能エネルギーの普及を目指して、横浜市と東急パワーサプライが協力し、特に「卒FIT」家庭に向けた蓄電池の普及を推進する取り組みが始まります。この記事では、その詳細やメリットについて詳しく説明します。

「卒FIT」とは?

まず、「卒FIT」という言葉について説明します。これは、国の固定価格買い取り制度(FIT)の適用期間が終了した家庭用太陽光発電設備を指します。FIT制度では、太陽光で発電した電力を一定期間、一定の価格で電力会社が買い取る仕組みがありますが、その期間が終了すると「卒FIT」となり、売電価格が低下するため、家庭にとっての経済的なメリットが少なくなってしまいます。

新しい取り組み「ハマでんちプラン」

この状況を改善するため、横浜市は東急パワーサプライと協力し、「ハマでんちプラン」という新しいサービスを提供します。このプランでは、卒FIT家庭に向けて初期費用ゼロで蓄電池を導入できるよう支援します。

プランの詳細

「ハマでんちプラン」では、月額18,000円のリース料で蓄電池を利用できるようになります。この蓄電池は、家庭で発電した太陽光エネルギーを蓄え、夜間や早朝など太陽光が利用できない時間帯に使うことができます。また、停電時には防災用の電力源としても役立ちます。

東急パワーサプライの役割

東急パワーサプライは、このプランで重要な役割を果たしています。具体的には、次のような役割を担っています。

  • 蓄電池の提供・運用
    東急パワーサプライが家庭に蓄電池を設置し、運用をサポートします。

  • 電力の売買
    余剰電力が発生した場合、1キロワット時あたり13円で東急パワーサプライが買い取ります。これにより、家庭は余った電力を無駄にすることなく収益化できます。

  • エネルギー供給の管理
    東急パワーサプライは、東北地方から再生可能エネルギーを購入し、不足分の電力として家庭に供給します。これにより、100%再生可能エネルギーの使用が実現可能です。

横浜市の役割

横浜市は、このプロジェクトの推進において重要な役割を果たしています。

  • 政策支援と普及促進
    横浜市は、蓄電池の導入を支援するための助成制度を検討しており、市民がこの新しいエネルギーシステムを利用しやすくするための環境を整えています。また、市内の卒FIT世帯に対して、このプランのメリットを伝え、導入を促進する役割も担っています。

  • 脱炭素社会の推進
    横浜市は、このプロジェクトを通じて、地域で生産された再生可能エネルギーを地域内で消費する「地産地消」を推進し、脱炭素社会の実現を目指しています。

卒FIT家庭にとってのメリット

「ハマでんちプラン」によって、卒FIT家庭はどのようなメリットを得られるのでしょうか?

  1. 電気代の節約
    蓄電池を導入することで、太陽光発電の電力を無駄なく使用でき、電力の購入量を減らすことができます。これにより、月々の電気料金を約3,000円程度削減することが期待されています。

  2. エネルギーの自給自足
    蓄電池を使えば、昼間に発電した電力を夜間に利用できるため、エネルギーの自給自足が可能になります。また、不足分は東北地方から供給される再生可能エネルギーで補われるため、100%再生可能エネルギーの利用が実現します。

  3. 停電時の安心感
    災害時や停電時には、蓄電池が家庭内の非常用電源として機能します。これにより、災害時でも最低限の電力が確保できるため、安心して生活することができます。

  4. 余剰電力の収益化
    余った電力は、東急パワーサプライに1キロワット時あたり13円で売ることができ、家庭の収入源としても活用できます。

おわりに

横浜市と東急パワーサプライが共同で進める「ハマでんちプラン」は、卒FIT家庭にとって非常に有益なプロジェクトです。経済的なメリットだけでなく、環境保護にも貢献できるこのプランは、今後ますます注目されることでしょう。横浜市民の皆さんは、この機会をぜひ活用して、再生可能エネルギーの利用を進めてみてはいかがでしょうか?

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横浜市「卒FIT」世帯の蓄電池普及に力 東急系など連携 - 日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC318BO0R30C24A5000000/

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