注意！村田製作所、住宅用蓄電池で不良、使用停止を呼び掛け

　村田製作所は7月24日、同社が製造・販売する住宅用リチウムイオン蓄電池「All-In-One蓄電池システム」について、製品不良が確認されたと発表した。同製品を利用する顧客に向けて、速やかに使用停止するよう呼び掛けている。

　同製品は、蓄電池付きパワーコンディショナー（PCS）で、住宅に設置した太陽光発電システムに組み込むことで、発電した電力を蓄電池に充電できるもの。これまで累計1100台を販売したが、3月に販売終了（9月末出荷終了）を発表した。

　7月22日に製品内部の電子部品の不具合によりシステムの停止および機器内部の焼損トラブルが発生したことが社内で確認されたという。発煙・焼損などの異常が確認された場合は、使用停止手順に則って主電源をオフにし、周囲の安全を確認したうえで問い合わせ窓口に連絡するよう注意喚起した。また、異常がない場合も手順に則って速やかに使用停止するよう呼び掛けている。

　該当製品は、型式「MPR01S5535MR-Z1」（累計販売台数363台、販売期間2021年7月～2024年9月予定）、「MPR01S4023MR-Z1」（同581台、2019年6月～2023年12月）、「MPR01H2035MR-Z1」（同156台、2019年6月～2024年9月予定）。製品にある「muRata」ロゴ側側面の銘板ラベル下部から確認できる。

　今後の対応については追って案内する。使用停止により発生する利用者の発電・売電に関する損害については、同社が補償する予定。製品への補償については、原因を究明したうえで別途連絡するとしている。

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村田製作所、住宅用蓄電池で不良、使用停止を呼び掛け https://project.nikkeibp.co.jp/ms/atcl/19/news/00001/04356/?ST=msb&n_cid=nbptec_tectw