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画期的なマンション向け脱炭素・防災サービス!レジルと三菱地所コミュニティの提携

近年、自然災害の増加や気候変動に伴う課題が浮き彫りになる中で、住環境におけるレジリエンス(防災能力)の向上や脱炭素社会への移行が求められています。特に都市部のマンションでは、災害対策の強化と同時に、持続可能なエネルギーの導入が大きなテーマとなっています。

今回は、レジル株式会社と三菱地所コミュニティ株式会社が提携して提供する「マンション防災サービス」と「そなえLiNK」を中心に、マンションにおける新しい防災・脱炭素化の取り組みについて詳しく解説します。

1、レジルのマンション防災サービスとは

初期導入費用0円で実現する太陽光発電と蓄電池の設置

レジルが提供する「マンション防災サービス」は、マンションに太陽光発電システムと蓄電池を導入することで、災害時のエネルギー供給を確保するものです。さらに、再生可能エネルギーを活用することにより、日常生活においても脱炭素化を推進する仕組みです。

特徴的なポイントは以下の通りです。

  1. 初期投資なしでの設備導入:マンションの住民に追加の費用負担をかけずに、太陽光発電システムと蓄電池を設置します。

  2. 災害時の電力供給:停電が発生した場合でも、蓄電池に蓄えられた電力を使ってエレベーターや給水ポンプなどの生活に必要な設備を動かせます。

  3. 再生可能エネルギーの利用:日中は太陽光パネルによって発電されたクリーンな電力が蓄電され、平常時のマンション全体の電力としても使用されるため、CO2排出削減に貢献します。

これにより、災害発生時にも住民は在宅避難が可能となり、避難所不足や感染症リスクといった問題を回避することが期待されています。

2、三菱地所コミュニティの「そなえLiNK」

「そなえLiNK」は、マンションにおける防災活動を支援するソフト面でのサービスです。主に以下のようなサポートを行い、住民が互いに助け合いながら災害を乗り越えるための基盤を作ります。

  1. 防災ワークショップ:住民同士の協力を促進し、災害時における自助や共助の重要性を理解し、実践する場を提供します。

  2. 防災訓練やマニュアル作成:マンションの特性に合わせた防災訓練を実施し、さらに各設備を活用した防災マニュアルを作成・整備します。

  3. 専門家による講座:防災の専門家による講座やセミナーを通じて、マンションに特化した防災対策の知識を提供します。

これらの活動により、マンションの防災対策が物理的な設備だけでなく、住民同士の協力体制の強化という面でも万全を期すことができます。

3、新しいマンションサービスの強み

レジルの「マンション防災サービス」と三菱地所コミュニティの「そなえLiNK」は、それぞれが持つ強みを融合させた新しいサービスです。

ハードとソフトの連携による包括的な防災対策

「マンション防災サービス」は、主に設備面での防災対策を担当し、蓄電池や太陽光発電システムを導入して災害時の電力供給を確保します。一方で、「そなえLiNK」は、住民が協力して防災活動に取り組むためのソフト面の支援を提供します。このハードとソフトの両面からのアプローチにより、災害に強いマンションの実現が可能となります。

脱炭素化と防災の両立

本サービスのもう一つの大きな特徴は、環境保全と防災の二つの課題を同時に解決できる点です。再生可能エネルギーの導入により、マンション全体の電力が脱炭素化され、平常時にもクリーンなエネルギーを利用することができます。さらに、災害時にはそのクリーンエネルギーを活用してマンションの生活基盤を維持することが可能です。

このように、マンションの居住者は自らの生活を脱炭素化しつつ、災害時にも安心して暮らすことができる環境を手に入れることができます。

4、業務提携の背景と意義

レジルと三菱地所コミュニティが今回の業務提携に至った背景には、日本における災害リスクの高まりと、脱炭素社会の実現に向けた意識の高まりがあります。

自然災害のリスク増大

日本では首都直下地震や南海トラフ地震といった大規模な災害の発生が懸念されています。マンションに住む人々にとっては、個々の家庭での防災対策だけでなく、建物全体としての対策も必要です。しかし、これまで設備導入のコストや運用に関する負担が大きな障壁となり、防災対策が進まないケースが少なくありませんでした。

脱炭素社会への貢献

また、気候変動による環境問題への関心が高まる中、企業や個人が積極的に脱炭素社会の実現に向けた取り組みを進める必要があります。レジルと三菱地所コミュニティは、こうした課題に対応するため、マンション単位での防災・脱炭素化を推進することを目指して今回の提携を行いました。

5、今後の展望

今回のサービスは、まずは三菱地所コミュニティが管理するマンションにおいて展開されますが、将来的にはより広範なマンションへの導入が予定されています。最終的には、このベストプラクティスを広げることで、より多くのマンションが防災・脱炭素化に取り組むことが期待されています。

また、レジルは「脱炭素を難問にしない」というミッションを掲げ、クライアントや住民が無意識のうちに脱炭素に貢献できる環境を提供することを目指しています。今後、さらなる技術革新や提携の拡大により、脱炭素社会の実現が加速することが期待されます。

結論

レジルと三菱地所コミュニティの業務提携により誕生した新サービスは、マンションの防災対策と脱炭素化を同時に実現するものであり、今後の持続可能な社会の実現に向けて重要な役割を果たすことが期待されます。技術革新と住民の協力を通じて、安心で環境にやさしい未来のマンションが広がることを願っています。


レジルと三菱地所コミュニティが業務提携、共同開発の新サービスでマンションのレジリエンス向上と脱炭素化を推進 〜災害に強く、環境にやさしいマンションを通じてサステナブルな社会の実現に寄与〜 https://rezil.co.jp/news_release/1890/

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