Puzzle Boss Rush 解体新書 Day8 Honey Islands
こんにちは。
本記事では、Day8 ハニーアイランドの解説等を行います。
本問ですが、元々のメイン担当はホーム・saki・にょろっぴぃの3人、システム担当ウド、その他小問協力数名で制作を行いました。
解体新書本文も3人がそれぞれ書いた上で、本記事はにょろっぴぃが編集しているのですが、なるべく原文をそのまま残すため、大まかな時系列に合わせて、ホーム→saki→にょろっぴぃの順とし、最後に小問についてのコメントをする形としました。そのため、内容が一部重複するところがありますが、あらかじめご了承ください。
本文中にもありますが、システムにつきましては、ウド氏にご尽力いただきました。そちらはシステム編の記事を参照ください。
問題リンクはこちら
1 ホーム
ホームと申します。Day8 Honey Islandsにおいて案出しと問題作成を担当しました。実は原案を持って来たのも自分だったりします。最初は小問を解いて大きいハニーアイランドを解くの面白いんじゃねという本当にざっくりとしたアイディアでしたが、話し合いや色々な方の協力によってどんどん固まっていき、最終的には凄いものが出来たなあと、感嘆するばかりです。どんなことを話し合ったのかと、いくつかの作った問題について触れていこうと思います。
制作過程
話し合いの一番最初の段階では、パズルを61問出すということぐらいしか決まっておらず、自分は全部ハニアでよさそうとか全部次の一手ハニア(ハニーアイランドのバリアント、唯一確定する黒マスを探す)がよさそうとか危険な事を言っていました。しかしにょろっぴぃさんから流石にどうなんだと指摘が入り(当たり前)、じゃあ小問を全て六角盤面にしたらどうだろうという案を出したところ、反応が良く、以降の方針が定まっていくきっかけとなりました。
そしてこの時点で既に、システム屋さんのウドさんが、大問のマスをクリックすると小問が出てきて、解答すると色が塗られるという試作ページを作成して見せて下さりました。実は自分が一番気に掛けていたのはシステムで、本当に実現できるのかとか、実際にどうやって見せるのかなど、かなり不安を抱いていましたが、このページを見て全ての不安がふっとびました。この試作ページは正にイメージしていたものそのもので、一気に案が具体性を増していきました。アイディアを形に出来る人の必要性を改めて実感しました。
ジャンル選定
ここからは小問でどのパズルを出すのかという選考フェーズに入っていきます。定番のパズルで何がありますかねと聞いたところ、スリリンとTapaが直ぐに出てきました。ジャンルをばらけさせたいということと、6種類×10問+1問出したいという自分の希望により6つのジャンルは決まりましたが、そこから先がそれなりに大変でした。領域系でよいのが中々見つからなかったり、Tapaとハニアのジャンルが被ってるのではないかとかだったり、一度決まった数字系のEasy As…が難しすぎるとなったりしました。とにかく手探り状態でしたが、良かったのが、一度誰かが試作をして六角盤面との相性を見れるということでした。
そして何だかんだあって6種類(※1種類はハニアなので、この段階で選定を行ったのは5種類です)を選定し終えました。個々のパズルの発案者としては、
スリザーリンク(ループ系):にょろっぴぃ
Tapa(塗る系): ゆずっこ
Battleships(物体配置系): Apppp!!
ワードサーチ(ワード系): ゆずっこ
プッテリア(数字系): ホーム (敬称略)
という感じでした。丁寧に話し合っただけあって、かなりいいセットが出来たと思っています。理詰めの易問も試行錯誤の闇も入れられるいいパズルが集まりました。
小問作問
大枠が決まったので、ここからは問題を作り続ける段階に入りました。いやー…61問って思ってるより多いんですね。メンバーみんなで協力して作りましたが、それでもかなり締切ギリギリでした。
同時に細かいところを詰めていきました。アンサーキーの議論とか、何を公開して何を隠すかの議論などが行われました。例題は正方盤面にして本題は全部六角盤面というのは上手くハマって嬉しかったです。色んな人の叫び声が聞こえてきました。他にも大きいハニアの存在を隠すべきなんじゃないかという議論もありまして、かなり意見が割れましたが、今思えば公開しておいて良かったですね。荒れに荒れていたような気がします。
大枠のデザイン
そしていよいよデザインを決める段階となりました。各マスにどんなパズルが入っているかを、言語に依存しない形で短く表示する必要があります。ここで各パズルの表出や記号を用いたモチーフを提案したところ、ウドさんが可愛いデザインに仕上げて下さいました。同時に大ハニアのマスの色も黄色になり、もうとにかくワクワクが止まりませんでした。
そして大ハニアの黒マスの位置と、各ジャンルの配置を決め、残すところはチェック作業となりました(ちなみにまだ問題は揃っていない)。60問全ての盤面形式から唯一解チェックまで、とにかく全員でやり続けました。またここでも全てを取りまとめて実装して下さったウドさんに感謝します(n度目)。
問題がある程度揃ってきた段階で、にょろっぴぃさんが各問題の配置を何度も調整して決めて下さいました。どうやって上手く決めたんだろうなあという感じです。今振り返ってみましたが、とにかくやることが多すぎましたね。
この辺で自分はルール文の作成を行いました。六角盤面であることを隠したいという自分の希望により、正方盤面と六角盤面の両方で通用するルールを書く羽目になりました。でもルール文を書くのが結構好きなので楽しかったです。この案を出したとき、パズルに慣れた人は六角盤面だと確実に気づくという指摘があり、案の定ちらほら勘付かれた方がいましたが、こちらの思惑通り、何かルール文が不自然だと思ったんだよな…という方も見かけて幸せな気持ちになりました。ドッキリ大成功!
ついにDay8が近づいてきました。未だにチェック作業は終わっていません。自分はもうパズル作りはそういうものだと割り切っています。
実は大ハニアのアンサーキーは割とこの辺りで決まっていました。元々の案があまりしっくり来ておらず、みんなで良いものはないかと探し続け、sakiさんの提案によりBlokus方式に決まりました。妥協を許さないの大事。
そしてそしてインストが上がりました。いやーもう完璧という感想しか出てきませんでした。それなりに難解な目的を、ユーモアを含めつつワンポイントレッスンという形で分かりやすく解説していて、もう流石ふーなんとかさんとしか言いようがありません。
同時進行で例題ページの整備もどんどん進んでおり、最後の追い上げ感が出てきました。相変わらずウドさんの実装力が凄い。あとあんまり書いていませんが、常時アンサーキーや問題などの修正が飛び交っており、かなりバタバタしていました。一個ずつ進めてきてから最後に全部を振り返ってるのでそうなりますよね…。
最後にお遊び要素として、ボコボコにされた中央マスをリレー方式で作りました。で、最後自分が適当にマスを削って完成形にしたのですが、終わったあとのスペースで、パズル強者の方々が中央マスのルールを解析し始めてめちゃくちゃ笑っちゃいました。アンサーキー全探索もするしで、どこまでパズルが好きなんだという感じでした。
ついに出題。少しトラブルはありましたが、何とかDay8を走り切ることができました。
結果としては全体的にお褒めいただいてて、ああ、やってよかったなあと喜びを噛み締めました。フォームの感想もありがたかったです。
2 saki
こんにちは。sakiと申します。Day8 Honey Islandsのメイン担当の1人を務めました。
ハニーアイランドは、現在私の最も好きなパズルです。私が運営に入った時点ではハニーアイランドが行われるか決まってはいなかったのですが、ホームさんの提案と運営メンバーの賛同により実現されることになりました。ハニーアイランドは非常に有名で人気なパズルですし、パズルボスラッシュに登場すると分かった時の反応も大きなものでしたね。
問題形式について
小問を解くとその問題が対応しているマスの色がわかる、という仕組みはハニアによく合っていると思います。数マス埋めると周辺がすぐに確定、ということがあまり無いからです。ただ、感想を見る限り最後数ヶ所で1~7択が生じる展開は賛否両論でした。小問が全体的に易しめだったので、Day8に相応しい難易度にするには解答盤面の自由度を上げることは仕方なかったと思います。
パズル種が6つあったことに関しては、結果としてそれで良かったと思います。ハニアを60問出す案や3600問出す案もあったのですが、単調になってしまうことと、ハニア10000問の下位互換のようになってしまうことが良くないです。また、小問が実は全て六角形盤面、というインパクトも生まれました。「小問ハニーアイランド1問も解いてないです(超絶苦手なので助かった)」「ハニーアイランドを解くのが1問(+ラスト)で済んでよかった」「ハニーアイランドは結局解けませんでした」といった感想もあったので、多くの人に楽しんでいただくという点にも十分寄与したと言えるでしょう。いずれにせよ大問のハニアは解く必要があるので、ハニアを印象付けることもできたと思います(あと、ハニア60問(実質30~40問)だとDay8にしては軽すぎたでしょう)。
多人数チームが有利になってしまうことですが、そこまで真面目に記録を競う大会ではないとはいえ、事前に小問60問という形式を公開せず推奨人数を2~8人程度にした方が良いのではということは考えました。しかし、むしろ多人数チームが有利になると分かっている方が参加する人が増え、結果としてハニアを多くの人が楽しんでもらえるのではと思い、推奨人数を最大60人にする形に至りました。
パズル種について
ジャンルはできるだけばらばらにしようということで、上記のような振り分けになりました。
これ以外に領域分割系も入れ、ハニア系のみを第一形態として分離して二段階にする(ハニアの群れ→巣の順にする)という案も出しましたが、実際に作問をしてみると、巣だけでもかなりギリギリだったことを考えると、これで良かったと思います。
3 にょろっぴぃ
こんにちは。Day3に続きまして、本問を担当しましたにょろっぴぃです。
ジャンル決めや、大まかな進行につきましては、上記の部分や、システム編の記事で概ね触れていると思いますので、私が主に担当しました、難易度調整と配置決めの話をしようと思います。
難易度調整
本問では、6ジャンルを10問ずつ出題する関係上、できるだけ6ジャンル間の難易度(単純な問題の難易度というよりは、平均所要時間)をそろえる必要がありました。
とはいっても、合計60問も小問を作る必要があったため、とりあえず最初の方は各自が適当に作問をして、問題を見ながら終盤で調整していく形で進行していきました。
慣れないHex盤面だったこともあり、全体的に作問自体が思ったよりも大変だったのですが、問題が集まっていく中で、特にワードサーチの易しさと、全体的に難問が少なめだったことが懸念されました。61マスと10×10盤面に比べるとやや小さめであることと、ワードサーチはもちろん、Tapaやプッテリアも、サイズ的に難問が作りにくいパズル種だったことが大きかったと思います。それに比べると難問も作りやすく、チェックも簡単なハニーアイランドの楽さと言ったら…
こういう時は足りない部分を自分たちで作ってしまうのが一番簡単なのですが、そうもいかなそうだったので、ここからはメンバーを総動員。
闇問と言えばあーくさんということで、プッテリアとバトルシップの闇問の作成を依頼し、面倒そうなワードサーチはゆずっこだなということで、変な文字を使う問題を依頼し…といった具合でした。「多くの人がパッと見て閉じるような問題を作ってほしい」なんて依頼をしたのは、今までで初めてだったと思います(笑)
最終盤になって、スリザーリンクの闇問をホームさんとsakiさんが作ってくれたのですが、今度は検証が大変だったので、スリザーリンクといえば広瀬さん…といった具合でした。ますたぁさんは見落としていた別解をいくつか見つけてくれたり、Appppさんは終盤に通しでチェックしてくれたり、運営3人+ウドさん以外にも、多くの皆さんの協力があって、本問は何とか完成しました。良かった良かった。
配置決めについて
(本項目は、内容に関する具体的なネタバレを含むため、まだ解いていない方は飛ばすことを推奨します)
問題が大部分揃ったところで、全体の配置を決めることになりました。
上記のジャンル選定や難易度調整ともつながるのですが、本問は何といっても、全ての問題を解く必要がない点で、特殊なパズルです。どこから解くか、どのジャンルから解くかも自由で、解き手によってもこの順番は全く異なるため、通常の問題のように、解き手の想定ルートを考えながら配置を決めることは難しいです。
一方で、本問では問題間の難易度が大きく、解き手は苦手ジャンルや難問を飛ばして解くことが想定されます。どのジャンルを解くように導線を作るかは難しい(逆に言えば、どのジャンルから解いても解けることが望ましく、なるべく6ジャンルの差が出ないように小問を調整していました)一方、難易度ではいくらかは導線を作ることが出来そうです。
ここまでを踏まえて、メンバー間での議論も踏まえつつ、全体の配置を決める際には、次の点を意識して素案を作りました。
・6ジャンルの配置に対称性を持たせる
・全体の制約を弱くする+中央から解く人がある程度いることが想定されるために、中央部に1つブロックを作る。中央は易しめにする
・解けなくても全体に支障がないように、超難問を配置する
・外周における黒マスなど、情報として強い部分には超難問ではない難問を多めに配置する
また、この中で、決まりにくくするために、7マスのブロックを2つ(左上と下)作り、7択が出来やすいようにしました。初期版での黒マスと、問題の難易度の配置は、下記のとおりです。
アルファベットはジャンルの頭文字、数字はスプレッドシートで管理していた小問の番号です。黒マス及び各ジャンルの配置はこのまま変更はなく、問題の入れ替えや差し替えで調整を行っていきました。
問題の色は
赤 解けない人もある程度出る超難問
黄 やや難問
緑 易しい問題
青 配置が特殊など、特定の位置に置きたい問題
となっています。特に赤をどこに置くかが重要で、実際にはここから修正が行われ、スリザーリンクの超難問が2問追加されたり(4番、50番)、とにかく解き手のやる気をそぐようなワードサーチ(27番)が追加されたりしました。7択の中には赤問を1問ずつ配置、かつ赤問の中では易しめで、頑張ればどうにかなるTapaを配置することにしました(12番と53番。2問ともTapaなのはたまたまです)。
あとはこれをたたき台にしつつ、テスターやいろんな方の意見を踏まえて、微調整を行っていきました。大体10問ぐらい、上記の配置からは変わっていると思います。
本番における超難問(解けなくてもいい問題)
3番、4番、5番、8番、19番、50番、51番
本番における難問(難しいが、解くと大きな手掛かりになる問題)
12番、18番、24番、26番、27番、28番、53番、56番
およそこんな感じだろうと思います。3~5番は大部分の人が捨てたと思いますが、1番からとりあえず解こうとした人を、ここで中央に誘導できていれば成功です。
解いた方の反応を見る限りは、思った以上にハニーアイランドを敬遠した人が多く、ワードサーチを解いた方が多かった印象です。実際、ワードサーチのうち、面倒そうな問題(26番、27番、56番)を解くと重要な手掛かりになるので、「ワードサーチをとりあえず全部解く」は作戦としては非常に有効です。
本問は全てが大掛かりな問題で、作問にも相応の時間がかかっているのですが、解き手の反応は良かったようでうれしかったです。システムの問題があるので実装は難しそうですが、もしPBR4を作ることになった場合には、本問のような問題を1問は作ってみたいですね。
4 小問
これまでは全体の話をしてきましたが、ここからは小問についてのコメントです。ホーム・saki両氏の担当については、原文を残しつつ、必要に応じて私にょろっぴぃがコメントを入れる形にしてみました。
本問のクリアに比べて、全問制覇となるとDay8相当の難易度で非常に難しいですが、余力のある方はぜひチャレンジしてみて下さい。
・問題2,37,45(s)
同じマスに障害物が置かれていました。気がついた方はどの程度いらっしゃったのでしょうか。
(に)上記の配置案で、37と45を青字にして隣接させたのは、この趣向によるものです。
・問題4(s)
スリザーリンクの難問枠です。作り方は簡単、適当に3と4が多そうなループを書いて、調整しながら対称になるよう3と4をたくさん表出させ、最後に唯一解確認。これだけです。
最初は最上段と最下段の4が難易度を上げるためなかったのですが、1時間全探索をしても1/20も進まず悲しくなったので追加しました。その結果、12/6の午後6時〜10時半の約4時間半で全探索することができました。多くの人がsnakeと戦っているとき、私もslither linkという蛇のようなものと戦っていました。
(に)ということで、50番と共に最終盤で登場した、スリザーリンクの超難問です。ほとんどの問題を解いているのですが、この2問は解けなかったので「配置修正とかは引き受けるので、どなたか(唯一解)チェックをお願いします!」という流れになりました(笑)
(チェックした広瀬あつみのコメント)記事にある難問スリザーリンクは自分も解きチェックをしました。チェックし始めの方では、1時間おきくらいに「2~3箇所くらいに×印が付けられました!」みたいな報告をした記憶があります(!)。
・問題5(に)
ほとんどの人が見た瞬間に一瞬で閉じるように、外周だけに配置したハニーアイランドです。
・問題8、問題51(あーく)
(に)「見た瞬間、多くの人が投げそうな難問をお願いします」と言ってあーく氏にお願いした2問です。問題51は難しいですが、きちんとした理詰めがあります。どちらも難問ですが、問題4・問題5よりは何とかなるかと思います。それにしても、お願いしたら、見た目も難易度も完璧な問題を短時間で作ってきてくれました。闇のパズル作家も適材適所です。
・問題10,問39(s)
盤面の左上から順に文字を割り当てるという趣向があるのですが、かなり気が付きにくいです。
問39は奇跡だと思います。やはりハニアはパズルボスラッシュ に登場することが運命付けられていたのでしょう。
(に)この人は何を言っているんでしょうか。
・問題11、28(ゆずっこ)
(に)面倒くさそうなワードサーチを依頼した2問です。とはいっても、61マスしかないので、何とかなります。
・問題12(に)
おそらくTapa最難関で、このブロックの黒マス問に選びました。理詰めはよくわかりませんが、唯一解調整にかなり苦労しました(確か、最初は別解を出してしまったと思います)
・問題17(に)
易問なので、思いっきりふざけました。朮(オケラ)やハングルはともかく、ボボボーボが見えるのは気のせいです。
・問題18(ホ)
高難度理詰め枠です。せっかく六角盤面だから色んなことをやってみようと思い色々詰め込みました。ざっくり解説してみます。まず↙この方向に見て、左から2-3列に菱形のマスのカタマリが3つあり、それぞれに黒マスが2つしか入らないことを使うと、中央の列に黒マスが7個入ることが分かります。そして少し考察を行うと、中央の列の両端が黒マスであり、端から3または4マス目に少なくとも1つ黒マスが入ると分かります。ここで視点を変え、→この方向に見ると、2と1の先に合わせて3マスの黒マスが予約されていることが分かります。よってそれ以外のマスが白マスだと分かります。これまでに得られた情報を用いると色々なところが決まっていきます。そしてある地点で、中央の列に長さ4の艦を置くと長さ2の艦が4つできることに気づくかと思います。こうなると長さ4の艦が置ける場所は数択しかありません。菱形に2つずつ黒マスを入れることに気を付けながら試すと答えに辿り着けます。
いやー重いですね。割と海外のバトルシップっぽい感じになっているような気がします。
・問題19(に)
問題4と50に埋もれがちですが、かなり難しいと思います。一応右側あたりから理詰めでチマチマ解けるのですが、最初から最後までずっと重いので、問題27と28を頑張って解いて、この問題は捨てましょう。
・問題24(s)
これも気が付きにくいです。解答が上下対称......というだけでなく、5を黒マスにするとハニーアイランドになるのでした。
(に)この人は何を言っているんでしょうか(再)
意外にもプッテリアの中では難問で、中央ブロックを簡単に確定させないための問題として立ちはだかります。
・問題26(ホ)
六つの隅に3マスの部屋があるプッテリアです。何となく構造を入れてみようかなと思ったらそれだけで大部分が決まってネタ問みたいになりました。全体手筋に慣れてない人は意外と気づきにくかったのかも。理詰めの布教ですね。ちなみに後半の調整にはかなり手こずりました。見つかった時は嬉しかったですね。
・問題27(に)
終盤で追加した、面倒臭そうなワードサーチです。問題28でも2~3分で解けてしまうよなあ…と思っていたところに問題56が出てきたので、この方向でより面倒臭そうな問題を作りました。
それにしても、「なるべく人が解きたくないような問題」としてパズルを作ることは珍しく、作りながら何とも言えない気持ちになりました(笑)ナイトメア・ビフォー・クリスマスを思い出しました。
・問題31(中央マス)
(s)ビンゴの中央のようなボーナスのマスであり、中身は当日の開始1時間前位にhomeさんが適当に作成した盤面なのですが、それがインストラクションレスインストラクションレスではないかと考えた人が現れてしまったことは申し訳なかったです。
・問題40(に)
中央付近には、ハニーアイランド配置の問題(問題22)だったり、そのものがテーマになっている問題(問題32)が多く配置されています。
この問題がなぜここに配置されているかですが、解き終わった盤面の形に注目してみて下さい。中央付近の問題にしてはやや難しめですが、とりあえず22が3択なので色々試してみましょう。
・問題50(ホ)
中央に3のカタマリがあるスリリンです。スリリンの闇が足りないということだったので、難易度を上げることだけを考えて作りました(結局闇が2問出来ることになるのですが)。正方盤面で難しい問題には2が固めて使われるので、じゃあ六角盤面なら3だという安易な発想でした。作り方もごり押しで、中央を全探索して潰すという分かりやすい方法でした。シンプルな見た目かつ凶悪な盤面が出来て満足です。まあ、もう一問には敵わないのですが…。
・問題53(ホ)
Tapaの高難度枠です。1と2と?を用いた、あちらを取るとこちらがつながらずみたいなややこしい分断があります。このルールでこの盤面はかなり狭い印象があったため、難易度を上げるのに苦労した記憶があります。
・問題56(s)
ろーまです。単語リストがpenpa-edit内にあると、このような遊びをすることができて楽しいですね。唯一解確認をした上で運営内の問題置き場に出したのですが、複数解を指摘され修正、ということが3度程ありました。
・問題57(ホ)
全部屋がマス数4以上のプッテリアです。実は試作時の構造がかなり気に入っていたので流用しています。その問題はこちら この3方向の絡み合いを見てこのパズルが一気に好きになりました。予約を駆使してサクサク進めていくの気持ちいいですねえ。波及の連鎖も非常にいいです。
・問題58(ホ)
22が2個入ったTapaです。海外の方のブログで見つけた22の展開がものすごく好みだったので入れてみました。白マスの分断回避など、結構コアな事もやってます。実は複数解処理に物凄い時間がかかっていて、この盤面を見つけたときめちゃくちゃ嬉しかったのを覚えています。解答盤面が面白いのも良し。
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