エンジニア夏期インターンシップレポート
パズルの広報・採用担当の竹村です!
この夏、8/17~30まで10日間、23,24卒の学生さんを対象に初めてエンジニアのインターンシップを行いました。
今回は、その様子についてご紹介します!
インターンシップの開催意図
パズルでは毎年、新卒採用でプロダクション・マネージャー、デザイナー、エンジニアの3職種を募集しています。
採用活動の中で私たちは「クリエイティブ業界のエンジニア」の認知不足を感じていました。
パズルの思う「クリエイティブ業界のエンジニア」とは、領域を問わずデジタルコンテンツや広告など、ものづくりをするエンジニアを指します。
ものづくりに興味のある学生さんへクリエイティブ業界のエンジニアの認知度を上げる働きかけができたらと思い今回インターンシップを開催しました。
パズルのエンジニア紹介
インターンシップのお話をする前に、パズルのエンジニアについてもご紹介できればと思います!
エンジニアチームは立ち上げて2年目を迎え、BASSDRUMのテクニカル・ディレクターである長洞と、新卒入社したエンジニアの竹渕、晴山の3名在籍しています。
若いメンバーではありますが、日々プロジェクトに携わりながら技術向上のため勉強し急成長しています!
そんなパズルのエンジニアの仲間になってくれる方を探して、毎年新卒・中途採用を行なっています。
インターンシップ プログラム
今回のインターンシップは、型にとらわれず時代の変化に沿った自由な発想を持って、ものづくりをできるようなプログラムにしようと考えました。
学生さん自身のスキルに合わせて、10日間でアイデア出しから制作、中間発表、最終発表を通して1人一つの制作物を作ってもらう内容にしました。
決まった枠を作らないことで、0から1にする作る苦しみや、難しさを感じてもらえたらと思いました。
この後、実際のインターンシップの様子をお伝えする中でプログラムのこだわりポイントをお伝えできればと思います!
インターンシップの参加メンバー
プログラムを学んでいるMさん、セキュリティに興味のあるHさん、美大生のNさんの3名が参加してくれました!
インターンシップが始まる前から、みなさん技術に対する学習意欲が高く、技術相談をされたり、作ってみたいもののアイデアが溢れていて、会うのが楽しみな3人でした。
インターンシップ開始!
まず初日の午前中、インターンシップ開始にあたり社員同様、秘匿管理や情報セキュリティを学び、秘密保持の誓約をしました。
そのあとテクニカル・ディレクターの長洞から、今後求められるエンジニア像や、インターンシップの概要について説明します。
そして、学生さんへ各々のプログラミングスキルに対しての課題と、この10日間で達成したい目標をヒアリングしました。
さて、早速アイデア出しです!
最近気になる技術を上げてもらいながら、各々の持っているアイデアを膨らませます。
ボリュメトリックキャプチャー、モーションキャプチャー、OpenPose、XR、GAN、AWSなどなど、多岐にわたる技術や事例の話をすることで、アイデアを実現するためのつくり方も考えていきました。
アイデア発表
3人ともアイデアが見えたところで、プロデューサーとデザイナーへのアイデア発表を行いました。
パズルは制作会社でありながら、企画から制作、納品までを担うことが多いため、制作だけでなく企画に強い社員が多いです。
今回のインターンシップでエンジニアスキル向上してもらうことももちろんですが、日常から企画や制作に携わっている現場の社員がフォローすることで、実際仕事する時の考え方を教えられる内容にしました。この後も定期的に進捗報告の場を設け、制作での疑問点や、プロの視点でのアドバイスなど貰えるように、密なコミュニケーションを取れるようにしました。
このアイデア発表の場ではプロデューサーから、広告制作としての視点で
誰のために作るのか?誰にどう使って欲しいのか?それがどう役に立つのか?ということを考えることの大切さや、デザイナーからは配色やデザインについて主にコメントを貰いました。
ある程度アイデアが見えたところで、それぞれのスキルに合わせてつくり方を考えていきます。
社員とのコミュニケーションが取れるような環境づくり
今回、各自で課題を制作するインターンシップではあったのですが、就業体験ということも大切にしたいと思い、社員とのコミュニケーションをできるだけオープンにしたいと考えていました。
実際にパズルの社員が仕事をしている執務室で制作を行なってもらうことで、エンジニアだけでなく、若手からベテランまで職種問わず相談できるような環境にしました。
また、毎週月曜日の朝に行なっている"円陣"という朝礼にも参加してもらい、会社のリアルな現状や技術の勉強会の様子を知って貰えるようにしました。
中間発表
中間発表では、プロデューサー2人へ発表を行います。
ここでは最終発表に向けて、実際にプレゼンする時に大事にしていることを教わり、相手に伝わる話し方や、話す順番など具体的にアドバイスをもらいました。
最終発表会!成果物公開!
いよいよ最終日、最終発表を行いました。
作品説明と実際作ったサイトやアプリ、VR作品を体験しました。アイデア出しから10日間ほどで作品とプレゼン資料を作り上げ、堂々と発表する姿を見て、短い間でしたが成長を感じることができ感動しました。
それぞれ、初日に話していたスキル面での課題にも一生懸命取り組み、その過程も垣間見える内容の発表でした。
Mさん作品
タイトル:「マルる」
リモートワークをしている人をターゲットに、互いが行っているタスクを見える化し、嫌でも集中力、作業効率を上げるアプリ。
「共感」の心理や、利用者の連帯感、監視の目を感じることで、やる気を起こさせる。
Hさん作品
タイトル:「Passtell」
ユーザーが使っているメールアドレスやパスワードなどを入力して検索を行い、それらの認証情報がすでにどこかに漏洩したものかどうかを診断することができるサービス。
Hさん自身セキュリティーの啓蒙活動に興味があり、外部サービスのAPIを活用して制作した。
Nさん作品
タイトル:「Nirvana」
VRギャラリー。自身の経験から「諸行無常」全て形あるものはいつか壊れるということをテーマに、ギャラリー内を燃やすコンテンツ。
自身の作品をフォトグラメトリ撮影し、3D空間上に配置。ただの絵画鑑賞で終わらせず、NFTや絵画、ネット上のもの、永久に残り続け現実のように燃やすことはできないということを考えさせたいという想いが詰まっている。
学生さんの感想
今回の参加者全員が"大満足"と言ってくれており、
「エンジニアとして新しい技術の習得が出来た(Mさん)」
「制作で困っているとエンジニアの方やデザイナーの方に1対1でアドバイスを頂く機会があり、プロのエンジニアが持つUIの視点などを多く学ばせて頂きました(Hさん)」
「対面インターンならではの社風がよくわかるインターンだった(Nさん)」
など嬉しい感想をいただき、こちらも開催意義を感じることができました。
初めてのエンジニアインターンシップを終えて
初めての試みだったのでこちらも手探りで進めていましたが、10日間の制作、就業体験を通してクリエイティブ業界のエンジニアについて、知ってもらえたなと実感しています。
また、こちらも学生さんの学ぼうという姿勢や、成長を間近でみることでたくさんの気づきや学びがありました。
今後も新卒採用活動の一環としてインターンシップを開催する予定です!
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