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現場で奮闘中!2024新入社員リポート<第2回>
パズルの2024新人特集第2弾。前回は4月からメンバーに加わった同期9人の現場での奮闘ぶりを中心にリポートしましたが、今回は昨年の就活中の話題を中心に進めていきます。他の業界や、一般企業とは一味違うユニークな採用試験や、面接時の面白いエピソードなどetc。彼らがなぜパズルを選んだのか?元新聞記者のプロデューサー櫻井が迫ってみました。(第2回/全3回)
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持ち場仕事に朝晩は自社プロジェクト
梅雨の中休みが続く、蒸し暑い日の昼下がり。すでに現場の戦力として活躍中の新人3人(2024年新卒採用者は計9人)が仕事の手を止めて、オフィスの打ち合わせスペースに集まって来ました。今回、話を聞かせてくれたのは、7月から念願のエンジニアチームの一員となった台湾出身の彭小秝(ポン・シャオリー)に、プロダクション・アシスタントとして先輩仕切りの各プロジェクトのメンバーに配属されたばかりの豊嶋恵と大東佳人の男女3人です。日中は持ち場の仕事に没頭し、朝晩は前回リポートでも紹介した会社から与えられた課題である自社プロジェクト(プライベートワーク)に励むハードな毎日。入社から3か月が過ぎてそろそろ疲れが出てくる頃ですが、厳しい暑さをものともしない、充実した笑顔で彼らはやって来ました。
会社説明会はハイブリッド方式
7月から19期目に入ったパズルは毎年、新卒者を5~10人程度採用しています。昨年までは企業の情報解禁のタイミングである大学3年生の3月に会社説明会を行い、エントリーシート受付を開始。4月の締め切り後に書類選考に入り、1次、2次、最終面接を経て7月上旬頃をメドに内定者を決定する流れでした。会社説明会は、オフィス来場とリモートによるハイブリッド方式を採用。地方からの志望者などへの配慮をしています。
パズルオリジナルのエントリーシート
採用に関してパズルでは、汎用のものでなくオリジナルのエントリーシートを提出してもらうことになっています。これは、志望者の人柄や在学中の制作物に対する想いをしっかり把握するという採用担当の狙いがあります。独自のエントリーシートの設問は毎年2つ。ちなみに昨年のお題は以下の2問でした。
①自分が影響を受けて行動を起こすきっかけとなった広告は何か
②あなたが演劇に出るとしたらどんな物語で何の役をやりたいですか?
その理由や意図をお書きください。
毎年方式が変わる採用試験
採用担当者はエントリーシートの回答で「どれくらい広告に対しての知識や、興味を持っているかが判断できる」と話しています。
多い年で300人以上のエントリーがあるパズル。この中から書類通過した50~60人が1次試験に進みます。昨年に関して、同試験の面接は採用担当者との2対1。リモートで行われました(2025年採用試験の方法は現在検討中)。続いて1次通過者による2次試験。同試験では適性検査のほか、対面での面接が行われ、面接官は現場の主力メンバーが担当。プロデューサー、ディレクター、デザイナー、エンジニア、採用担当者が改めての志望動機や人柄を深掘りしていきます。
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自身の想いを伝えられた2次面接
昨年の2次面接について、教育学部卒で就活当初は教員志望だった大東佳人は「同じ日に面接を一緒に受ける予定だった志望者が欠席したため、僕1人対面接官4人になってしまい、1人で時間いっぱい(面接官の)先輩たちと話すことができたんです。とても自由に話せる雰囲気を作ってくれて、友達にも話したしたことがない内容を親身になって聞いてくれたことが印象的で、うれしくて…。会場に入った瞬間、面接官の髪色が金、赤などカラフルでびっくりしてしまったのですが、そのギャップがなんとも言えない親近感となりました」と笑いながら振り返りました。
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24年は台湾からの留学生も2名採用
大東らは2次を通過し最後の関門へ。面接官は代表や役員らとなり、志望者とは、入社後の希望や将来の夢など、より具体的な対話が行われます。最終選考を経て、その中から内定者が決定。前出の通り、昨年は9人が入社となりました。
来日3年目。日本のテクニカル系専門学校に2年間通ってパズルを志望した台湾出身の彭小秝(ポン・シャオリー)は「独学で学んだ」という流暢な日本語で「志望者がリラックスできる雰囲気を作ってくれただけでなく、学生時代の自主制作の過程など具体的な話ができて、入社後の仕事のイメージがしやすかった」と話しています。特に彼女は、就活時にビザの関係で留学者を受け入れしていない企業に何度も遭遇したそうで、“ボーダーレス”なパズルの体制や社風にも共感を得たようです。
デザイナー、エンジニア志望者は作品提出が必須
デザイナー、エンジニア志望者にはパズルでは学生時代のポートフォリオの提出を求めています。毎年、デザイナー志望者はポスターやグラフィック、Webのデザインなどを、エンジニア志望者はWebやゲーム、便利ツールなど、それぞれ独創的な多くの作品を提出してくれます。各作品提出時にはもれなくプレゼンも課せられ、志望者らはみんなこのときばかりは緊張の面持ちで臨みます。
恩師の勧めでパズルへエントリー
大阪府内の大学でグラフィックデザインを学んでいた北九州市出身の豊嶋恵は、広告業界出身の恩師からパズルを勧められて縁もゆかりもなかった東京の会社(パズル)を志望。ナント、大学の同じグループで同じ作品に取り組んでいた友人2人も同時に受験したそうです。当然、ポートフォリオは(3人とも)似たようなものになってしまいましたが、「パズルの面接官は3つ同じようなものが出て来たので、細かい部分までチェックし、とても興味を持って聞いてくれて、普通の会社の試験とは全然違う感じでした」と思い出し笑い。採用担当者は「同じ大学の同じ学部、同じゼミ(作品グループ)の3人からエントリーシートが送られて来たのはレアケース。すごく縁を感じた」と振り返りました。
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2週間の研修後にそれぞれの現場へ
入社3か月が経過し、各現場で活躍中の彼ら。入社後のギャップをそれぞれに聞くと大東は「意外と感じていないです」とあっさり。その中で「(先輩たちの)仲の良さが伝わって来るけれど、その中にもお互いシビアに結果を求めている」と鋭い指摘をしました。豊嶋は研修期間がわずか2週間で、試行錯誤のまま同期9人で取り組んでいる自社プロジェクトについて触れ「たった2週間で実際に近い仕事に入った。“早いな”と思った」と素直な感想。一方、彭小秝(ポン・シャオリー)は孫語琳(ソン・ユーリン)の存在に触れ、「外国人は1人しかいないと思ったのに、同期に同郷の仲間がいた。他の7人もびっくりしていた」とその“ボーダーレス”ぶりは自身の想像を超えていたという。
試行錯誤を繰り返しながら日々成長中
9人ぞれぞれの想いは違うものの、共通するパズルの不思議な魅力を感じながら、日々の仕事に向き合う2024新卒採用者たち。毎日試行錯誤を繰り返し、迷い、悩みながら彼らは着実に成長を遂げています。そんな新人たちの就活時のエピソードに今回は着目しました。次回は、9人で取り組んでいる自社プロジェクト(プライベートワーク)での奮闘ぶりをリポートします。3月までは他人同士だった同期の絆が芽生えるエピソードが満載です。お楽しみに。